装甲騎兵ボトムズ 1/8 フィアナ その3 [ボトムズ]
ボトムズのフィアナのキットの続きです。
前回までで、製作停止に至る悩みの元であった、頭部と太もものパーツ接合部のズレをポリパテで整形することでお悩み解決できています。
結果、”まぁ良いか”、と思える程度にはズレが修正できました。
パーツ数も少ないことから、このまま表面を仕上げれば塗装に移れる状態です!
しかし・・・
あまりにシンプルなキットですので、このまま塗装ではちょっと物足りない感じがします。
せめてものディティールアップ(?)として、とてもキレイに造形されているキットのシワ表現やフィアナのボディラインをより強調!
という趣旨で、ほんの少しだけ加工することにしました。
今回の工作のソースは、第1話冒頭の素体(=フィアナ)とキリコの出会いのシーンで描かれた、裸体の素体(変な表現)です。
分かる方には分かって頂ける、あのシーンのイメージを少しでも反映させたいと思いました。
具体的には写真の赤囲み部分が胸部ですが、ややシンプルかと。
キレイな造形ですが、起伏もなく可も不可もなし。
写真には胸部の頂点になる箇所に鉛筆であたりをつけたところであり、整形前の状態です。
赤囲みのように、胸の頂点には当然乳首があるであろう箇所を意識して、チェック。
先の写真の鉛筆で付けた印を目安に、ピンバイスで穴を開けました。
今回は、やや大きめの2mmの径で穴を浅く(5mmくらい?)入れました。
次に、乳首を作る、というとなんだかアレですが・・・
あくまでフィアナのボディースーツ(?)の下にある胸を強調して、模型としての見どころをつけてみよう、という意味ですよ?
まず2mm径のプラ棒を差し込み、ガイアノーツの瞬着カラーパテの肌色で固定。
プラ棒の向きも重要です!
やや上向きで固定。
なんだか痛そう・・・
適当な長さでプラ棒を切断。
このプラ棒の長さが長すぎると下品というかアンバランスになるし、短すぎると意味が無い・・・
慎重に少しずつ調整してカットしました。
プラ棒の周辺を再び、瞬着カラーパテでコーティング。
胸のライン、服のシワとの整合性を見ながら盛りつけます。
盛り過ぎると、せっかく埋めたプラ棒が意味を成しませんし、少ないと乳首が目立ち過ぎです。
ついでに、胸全体のラインも微調整できるように盛りつけています。
その後ナイフ、ヤスリで整形しました。
肌色の瞬着カラーパテなので、馴染みすぎですね。
プラ棒がやや目立ってしまいますが、少し胸の形にメリハリが付いたのではないかと思います。
服の下なので、突起の形が見える、というのもおかしいのではないかと思い、これくらいの表現がギリギリかな?というところまでプラ棒を削り込んでいます。
今回の工作は他のキットにも応用できそうですので、また色々と試してみようと思います。
ちょっとキットの作製から脱線しましたが、勉強になりました。
装甲騎兵ボトムズ 1/8 フィアナ その2 [ボトムズ]
前回の記事から、またひどく間が空いてしまいましたが、装甲騎兵ボトムズのヒロインにあたる、PS(パーフェクトソルジャー)であるフィアナのキットです。
忘れていた訳ではありません。
前回の仮組から、進まなかった理由は、頭部、脚部のパーツの合いの悪さをどう進めるか?で色々と考え過ぎてしまい、手が止まっていたからです。
具体的には次の2つの写真の丸囲み部分のずれがひどく、悩み中でした。
パーツを煮る、という選択肢もありますが、家のコンロがオール電化のため、レジンキャストを煮るための鍋がオール電化非対応の古いもので使えないという・・・
1年に1回使うかどうか?のレジンを煮るために鍋を買うのもちょっと、躊躇されますので、今回は煮る、は無しで。
頭頂部。前後2パーツの髪の毛の噛み合わせが悪いです。
右足の太ももにあるモールドで分割されていますが、ここもずれによる断層が・・・
以上の2点をどう処理するか?で色々考えましたが、今回はシンプルにポリパテで整形してしまうことにしました。
前後パーツを頭部に装着。
位置決めをするために後ろ髪を仮固定し、主に前髪側をポリパテで整形しました。
後ろ髪部分には、ポリパテを付けたく無かった(後で分割したかった)ので、メンソレータムを塗ろうと思ったところ、なぜか無い!
仕方が無いので、リップクリームで同じような成分のものがあったので、デザインナイフでリップクリームを少し切削して、塗り込みました。
ま、離型剤になれば何でも良いのでしょうけどね。
次に、太もも部分も同様にポリパテを盛ります。
ここは胴体側の内側を#120の神ヤスリで荒らして、ポリパテの食いつきを良くしてから、適当に盛り付けました。
まずは適当ですが、適量よりも多めに盛ります。
後で削れば良いですし、少ない方が盛り直しになりますので。
ポリパテを持った側に、右足のパーツをグッと差し込み、ポリパテの乾燥まで工具で高さを調整してずれないようにそっと放置・・・
もちろん、右足の下部分のパーツにもリップクリームで離型処理をしています。
30分ほど経ってから、グッとパーツを引っ張ればこの通り。
ポリパテでずれ部分が埋まったはずですので、今度はこれを整形してキレイにしていきたいと思います。
重戦機エルガイム ガウ・ハ・レッシィ その2 [エルガイム]
台風19号がようやく過ぎてくれたようですが、今回も様々な影響ごありました。被害に会われた方にお見舞い申し上げます。
さて、今回からレッシィのキットの工作に入ります。
下準備は前回までである程度進めていました。
とにかくデカイこのキットは、表面処理、ゲート跡処理などの工程の一つ一つが1/8などのキットの数倍の手間が掛かってしまいます。
大きさが分かりやすいように、またしても標準的なキットサイズのGMⅢとの比較です。
GMⅢは13cmくらいです。脚だけで、GMⅢの倍近いサイズ感。
ちなみに、下半身をこの状態に組み上げるまでに、行っている工程は・・・
・パーツの脱脂(洗浄)
・バリ取り
・ゲートカットと処理
・表面処理(大雑把に)
・軸打ちで3mm真鍮線を通して接合
といった基本工作を行っており、ここまでで脚だけでも3時間くらいは掛かっているんじゃないでしょうか。
デカイです。
上半身のコアパーツ。
体の内部は首周りと両脇パーツに分割され、上着をかぶせるように組みあげます。
非常に位置決めが難しく、なんとか調整して真鍮線を通しています。
腰回りの下半身と脚、上半身を組み上げたものをGMⅢ、塗料瓶で大きさ比較。
デカイとしか言う言葉がありません。
上半身も含めて、各種パーツ一覧。
セイバー(画面右下の棒パーツ)や手首はまだバリ取りなどが終わっていません。
ちょっと力尽きた状態で、経過写真を撮りましたので・・・
顔と髪の毛はこれで全て。
見ての通り、髪の毛だけでこのパーツ数と大きさです。
前回記事で後ろ髪の再現が凄いことになっている、と書いていますがこのようなパーツ構成です。
組みあげ方もちょっと独特な感じでしたので、今後軸打ちを丁寧に行って進めたいと思います。
時間の掛かりそうなキットですので、気長に進めていこうと思います。
ホビーラウンド22(2019年10月6日) [イベント]
10月6日(日)は、ボークス主催のホビーラウンド22(ホビラン)が開催されました。
場所は東京の浅草にある、東京都立産業貿易センター台東館でした。
電車で移動し、浅草の外国の観光客にもまれながら、10時開始の会場に11時ごろ入りました。
ホビランというイベントがあることはこれまで知りませんでした。
今までは、関西在住でしたので、行くことが出来ないから調べようともしませんでした。
しかしながら、今はたまたま関東在住となってしまいましたので、行くしか!
※各写真は大きめにしていますので、クリックでそこそこ大きな写真を見て頂けます。
入場して割とすぐに目立つ場所に展示されているのは、やはりコレ。
GTM(ゴティックメード)カイゼリン。
圧倒的な存在感と価格です!
念のため事前予約はこのホビラン当日10/6まででしたが、以降は税別80,000円!
発売は年末ごろでしょうか?という未だに未定なあたり流石です!
一応これはガレージキットでもプラモデルでも無い、というジャンルになっているそうで、半完成品組み立てキット、という新規ジャンルを開拓です。
とにかくデカくて、圧倒的な密度と価格です。
先日の全日本模型ホビーショーで展示されていた、完成品の10万超のνガンダムと良い勝負でしょうね。
本当に最近は、40~50代を狙った商品が多くて困ります。
ボークスと言えば、FSSのガレキですね。
1/100 ENGAGE SR1です。
1/100 SPEED MIRAGE Wolke Schätze Stage3。
長物が非常にカッコイイです。
エルガイムMk2でも作っちゃおうか、という気になります。私だけですか。
1/100 L.E.D MIRAGE B4。
ちなみに45,000円です。
こちらも両肩のバインダーが圧倒時ボリューム、1/100 マシン・メース・アウゲ。
カッコイイですが、こんなキットは買っても完成させる自信はありません・・・
1/100 ファントム ナイアス・ブリュンヒルデ騎。
1/100 AUGE ARSCULS。
こちらもカッコイイですね。
ブロッカーズとエヴァのコラボだそうですが、この色合いをしてしまえば、とりあえずエヴァに見えると言う凄いデザインです。
バンダイもエヴァンゲリオンの新作キットという話もありましたし、エヴァンゲリオンがまたもや盛り上がりつつあるのでしょうか。
ここからディーラー編として、主にガレージキットをご紹介です。
1/4のセイバー胸像。
今回のホビランはこれを買いたいな、と思っていましたが、やはり開場から1時間経過しての入場ではこういった商品は完売ですね。
同じディーラーの艦コレからアイオワの1/5。
手に持ったサーフボードの大きさもありますが、とにかくボリューミーです。
硫黄泉のFGOのプラダマンテですが、とにかく存在感がありました。
購入してしまいそうでしたが・・・今回は断念。
別に買ってしまったものがあったので
APFSDSのキット群です。
このディーラーさん、ツボを付いたキャラ選択で、完全にはまってしまいました
こんな機会でも無いとキットを入手することはなかろうと、キットを2点購入!
・”なんでここに先生が!?”の児島加奈先生の1/7のキットで、5,000円。
・”この素晴らしい世界に祝福を”のダクネスの1/5のキットで、6,000円。
この2点のみとしました。自分を制御できたかどうかは分かりませんが・・・
作製の参考に後ろ姿も撮影させていただきました。
横から、なども撮りましたが、また別の機会に。
しかし、ダクネスと先生の後ろにそびえたつ、ガルパンの2人の大きさは・・・
ダクネスが1/5で、30cmくらいはあると思いますので、その巨大さが分かると思います。
非常に迷いましたが、購入を断念したものの、是非ご紹介を。
夢祭工房さんからSummer Pocketsの3人です。
鳴瀬しろは。
空門蒼。
久島 鴎。
といずれも髪の毛の表現などが凝っており、飾るときにかなり気を使いそうですが、素晴らしい造形です。
Key作品ということで、いずれ手を出してみたいところですが、今回はぐっと我慢でやり過ごせました!
ディーラーからメーカーブースに移動し、ボトムズから、1/24のブラッドサッカー。
WAVEさんはプラモデルでも精力的にボトムズを続けてくれている素晴らしいメーカーですが、レジンキットでブラッドサッカーとは、この後の展開がまだある、ということでしょうか。
最後にボークスさんのブースに戻り、FIOREの新作アイリスです。
実は今回はこのアイリスの先行販売をお目当てに行ったのですが、やはりこちらも開園1時間後では完売しており、買えませんでした
通常販売は、10/26とのことですので、待てばいいのですが。
ブロッカーズを組み合わせるなど、既存シリーズや製品との連携を保ちつつ、新規製品も展開されています。
コーナーも広く、展示数も多かったことから、かなり力を入れておられことが分かります。
実はFIOREシリーズはこれまで手を出していなかったのですが、今回のアイリスはちょっと気になっていますので、また買ってしまいそうです。
なんとかしなければ、在庫の山が増える一方です。
マズイ。。。。
ということで、ホビランでした!
おそらく次回は半年後の4月くらいにまた開催されると思いますが、今度はちゃんと朝一から入場できたらいいな・・・と思いつつ。
以上です。
タグ:ホビラン
重戦機エルガイム ガウ・ハ・レッシィ その1 [エルガイム]
2019年8月にあったC3AFA。
その会場で購入してきたキットを作っていこうと思います。
今回は、だっふんだぁ様のガウ・ハ・レッシィに着手しますが、
幸い現地で写真を撮らせていただくことができましたので、そちらの紹介となります。
C3AFA会場で撮影してきた、ディーラー様の完成見本写真ですが、とにかくカッコイイ!
以前のC3AFA紹介記事でも少し掲載したかもしれませんが、なかなかお目にかかれないであろう後ろ姿も撮影させていただいてきましたので、作製する際の参考になれば、と思います。
このレッシィはスケール表記は無しですが、とにかく大きい。
1/5~1/4くらいでしょうか??
後日、大きさ比較写真も掲載します。
13人衆の一人であり、エルガイムの2人目のヒロインとも言える、ガウ・ハ・レッシィは根強い人気があるものの、立体物は少ない気がします。
C3AFAでは1/20キットを出されているディーラー様もいらっしゃいましたが、このキットの大きさはそれだけで、納得感につながる大きさです。
特にこのキットは、レッシィの後期型と言われる服装となっており、ツボを抑えたものになっています!
袖口から見える脇~下着へのラインは、ちょっとした見せ場ですね。
キットでは巧みに分割されているので、大きさと重さを巧みにコントロールしているつくりでした。
パーツ構成は次の記事でまとめたいと思います。
珍しいカットではないかと思いますが、後ろ姿です。
キットを購入した後に、ディーラー様にお願いして展示品の向きを変えていただきました。
やっぱりこれだけ大きいと、作製用に各種角度、特に後ろがどうなっているのかが気になりますしね。
髪の毛の表現が凄いです・・・・なんて手間をかけたキットなんでしょうか・・・
これだけでも十分見どころだと思いますが、展示ではほとんど見ることができなかったのではないかと思います。
左からの脇~下着への気の配りかた。
ステキです。
下着は上も下も薄いグリーンであることは視認して参りましたが、流石に下を写真に撮るポーズはいささかアレなので記憶に留めるのみとしました。
この衣装は右の腰のライトサーベルや、胸元のペンダントなどまで作り込まれています。
本体は大きいのに、小物が多いので、情報量も増えて見どころ満載です。
キットのパッケージはこちらです。
会場価格12,000円。
オークションなどではもっとプレミアを付けているのを見かけますが・・・・とにかくこのボリュームでこの価格です。
安いと見るか、高いと感じるか。
人それぞれですが、買う価値は十二分にアリでした。
写真では撮っていませんでしたが、この後、箱からパーツを全て出し、WAVEのM・ウォッシュで脱脂を行った後、中性洗剤に付けてよく洗浄しました。
手流しのようですので、バリも多めですし、ゲートも割り箸以上の太さのものが多数あり、それらの処理だけで4~5時間は掛かったと思います。
次回はこういった処理をほぼ一通り終えた後ですが、パーツの一覧の予定です。