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トップをねらえ! 1/5 タカヤノリコ その3 [トップをねらえ]

トップをねらえ!の ガレージキット タカヤノリコ の続きです。

まだまだ処理が続きます。


前回は胴体、両腕、脚の接続箇所の変更を行って仕上げと塗装をしやすくするための加工でした。

今回はあまりこの写真だけを見ても分かりにくいかもしれませんが、顔の彫り込みを行っています。

IMG_3031.JPEG

その1 の顔パーツの写真を見ると分かるのですが、かなりあいまいになった境界線をFUNTECのフィギュアエングレーバーを使ってコリコリと彫り込みを行っています。

かなり地道な作業ですが、ボーメ氏のこの時代のキットは、顔と髪の毛が一体化しているものが多く、境界線をはっきりさせないと塗装で躓くと思いますので・・・



IMG_3030.JPEG

ちょっと工作が長くなってきているので、ここで一度全貌を再確認。

腕の工作は方向性が見えてきたので、表面処理をパーツ単位で行ってからひじ部分を接着予定。

両足も加工は済んだので、こちらも表面処理と足首周りの彫り込みを行った後に太もも部部で接着予定。

画面下の2本ある部品は鉢巻です。

ノリコの後頭部に接着しなければならないので、どうやって軸打ちをするのか?を少し考える必要がありそうです。

厚みが無いので、強度を考慮しつつ固定したいのですが・・・

同時に平面的なので、説明書には熱してたなびかせるようにしてください、とありますのでそこも要検討です。


シンプルなキットに見えてやることがまだまだあることが分かりました[あせあせ(飛び散る汗)]


IMG_3064.JPEG

お尻周りにも微細気泡が多いので、埋め立てを行っていますが、まだまだ気泡が消えてくれそうにありません・・・



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トップをねらえ! 1/5 タカヤノリコ その2 [トップをねらえ]

トップをねらえ!の 1/5 タカヤノリコ (原型=ボーメ氏)という巨大なキットの続きです。

ガレージキットとしては黎明期に近い時代のキットのため、この時代によくあるトンデモナイ箇所で分割されていたり、表面がぼこぼこだったりするのは当たり前の難物なので、じっくりと丁寧に仕上げていきたいものです。

こんなキットを人生で二度作ると言う事は無いでしょうから・・・


さて、昨年7月の仮組み以来、手を止めていた訳ではありません。

あまりに大きなパーツと大胆な分割に手を焼きつつも、モチベーションが上がればヤスリ掛けとすり合わせを繰り返していました。


そんな感じですので、ひたすら表面処理を行っています[あせあせ(飛び散る汗)]

IMG_3002.JPEG

写真はちょっと気持ち悪くすらあるかもしれませんが、頭部、胴体、左足表面に出ている気泡をポリパテで埋めている状態です。

微細気泡を含めて大量にある気泡。

ネットで効率的な埋め方を調べると、クレヨンをすりこむという技もあるようですが、なんとなく劣化などが怖くて試せていません。

そのため、今回は素直に気泡をピンバイス2mmくらいで抉ってからポリパテで埋める。。。を繰り返しています。


IMG_3003.JPEG

大量の気泡はある程度まとめてデザインナイフで抉って繋げ、まとめてポリパテを充填して埋め立てます。

状況によっては、瞬着カラーパテも併用していますがこちらはやや硬めで削りにくいので、切削性の良いポリパテが好みです。

ただ、削った時の削りカス(粉)が明らかに身体に悪そうで、それだけが苦手なんですけどね・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

胴体のポリパテをあらかた除去(ヤスリ掛け)出来た状態ですが、まだまだですね。。。


ここでちょっと悩んだのが両腕の取り付けです。

見ての通り脇下あたりは胴体に比較的密着しており、隙間のヤスリ掛けが非常に難しいです。

さらに、腕も肘のあたりで脈絡なく分断されており、こちらも整形→塗装→接合→整形→塗装・・という厳しい構成になってます。

うる星のしのぶのキットの左腕のような構成ですが、こちらはもう一段階作りにくい分割になっているのが悩ましいです[あせあせ(飛び散る汗)]



色々考えましたが、パイロットスーツ?の袖が良い感じで直線の境界線を持っていましたのでここで分割することに決めました。

IMG_3004.JPEG

ハイパーカットソー(0.1mmの厚みのもの)を用いて丁寧に袖の直線部分で切り離します。

すると腕パーツはこのようにな構成に。

これによって、

・肘で分断されていますのでここを予め接着して整形が容易になる

・二の腕の内側で処理がしにくかった脇腹周辺の整形が容易になる

という改善ができました!


IMG_3005.JPEG

ちなみに横から見ると、脇下~脇腹の表面はこのようにボコボコで段差もきついです・・・

腕が無くなったことで、この辺りの処理が本当にしやすくなったと思います。

こういった古いキットは工夫して作りやすく改造してあげた方が、結果的にキレイに楽に仕上げられる箇所もありますね。

こういった工作をしていると、まるで初期のガンプラをフル改修で作っているような感覚です[わーい(嬉しい顔)]


IMG_3016.JPEG

まだ腕の表面処理中のため接着はしていませんがアルミ線を通して形にしてみました。

こうやってモチベーションを維持しつつ、次の工程を考えることも重要だと思います。


IMG_3017.JPEG

次に右足です。

1パーツですが、ソックスと脹脛部分で分断しようと思います。

そのための接合位置を間違えない様に、予め油性ペンであたりを描いた状態です。


IMG_3018.JPEG

なぜ右足のソックスで分断するのか?ですが、

このキットは写真のように両足が密着こそしないものの、非常にくっついています。

太ももの真中で豪快に分断されているため塗装前に接着をしなければならず、太ももを接着してしまうとソックス周辺の塗装が非常に難しくなる、という、これまでやっかいな構成になっていたためです。


IMG_3019.JPEG

こちらもハイパーカットソーで丁寧に分断。

ハイパーカットソーはこういうときに非常にキレイな断面で切断でき、刃の厚みもほぼ無視できるため助かります。


IMG_3020.JPEG

もともと描いていた油性ペンのあたりを用いて中心点をうち、アルミ線を通して軸打ちしてみましたが全く問題なく再生できたと思います。


工作は着々と進んでいますが、表面処理をしていると気泡や表面が波打っているところが気になりだし、いつまでたってもヤスリ掛けが終わりません[あせあせ(飛び散る汗)]




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トップをねらえ! 1/5 タカヤノリコ その1 [トップをねらえ]

最近になって、アオシマから1/1000ガンバスターが発売されたと思ったら、バンダイまでもが食玩としてガンバスターを発売する、という状況です。

いずれも、劇場版でエヴァンゲリオンが完結となった庵野氏監督のOVA作品「トップをねらえ!」の主人公機ですが、OVA自体は1988年~1989年なので・・・かれこれ33年前・・・

当時はOVAを見る機会というと、自分でVHSビデオやLDを買う、またはレンタルビデオ店でレンタルする、しかありませんでしたが、(おそらく)最近になってAmazonPrimeで見ることができるようになっています。

このAmazonPrime版をたまたま見つけて、久しぶりに見たことで、しまいこんでいたタカヤノリコのガレージキットを作ってみようか、という気になりました!


こちらは、原型師ボーメさんの有名なキットですが、とにかくデカイ。

まずは仮組みした状態です。

IMG_0432.jpeg

いかにも、タカヤノリコ、といったポーズで顔もボーメ氏の造形とデザインが良い感じにマッチしてると思います。

キットには長い鉢巻も付属しますが、まだこちらは組み付けていません。

見ての通り、片足立ちの非常に不安定なポーズなので、このままでは飾ることができませんね・・・


早めに台座を用意して、展示方法を考えておく必要があります。


IMG_0429.jpeg

ちなみに非常に大きいのですが、ピンとこないと思うので、EGガンダム(1/144)との比較。

EGガンダム3体分ほどの全長くらい?だと思います。

1/5とありますが、実際には1/4か1/4.5くらいのサイズではないでしょうか。。。デカイ。。。


IMG_0433.jpeg

後ろから。

シンプルな構造ですが、魅力的な造形で、ぜひ完成させてあげたいのですが、この大きさと分割ラインのために制作難易度はかなり高そうです。


IMG_0421.jpeg

パーツ構成はこちら。

全8パーツとシンプルですが、腕、足が非常に悩ましい箇所で分割されています。

腕も足も、接合箇所は肌のど真ん中でバッサリと切られているあたりが、80年代のガレージキットですね。

最近のキットはほとんどの場合、服と肌の境界線などに分割線をもってきているため、いわゆる合わせ目消しが最低限になるように工夫されていますが、80年代の頃のキットはまだそういった工夫が無いものの方が多かった時代です。


IMG_0424.jpeg

胴体の上部アップです。

肩のあたりに気泡が多く見えますが、ほぼ全身に気泡が入っています。

気泡を一度繰り広げて、ポリパテで埋める、といった処理で対処していこうと思います。

瞬着パテでも良いのですが、このキットの場合、気泡が結構多くて大きいので、ポリパテの方が早そうです。


IMG_0425.jpeg

顔のアップ。

髪の毛と顔が一体成型なので、塗り分けで処理しなければなりません。

問題はその塗り分けラインにあたる境界線が、結構あいまいだったりがたがただったりしますので、そういった表面処理が必要そうです・・・

モノが大きいだけに、かなりの時間が掛かりそう。


先に書いた分割ラインの処理の問題も含めて、どうやって接着して合わせ目消しを行うか?

最後の組み上げ手順をどうするのか?

といった検討を頭の中で十分にしていく必要があります。

完成は少し先になるかもしれませんが、少しずつ手を付けていきたいと思います。












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