【完成】ボークス 1/8 ワルキューレ その8 [ワルキューレ]
ボークスの竜人氏のワルキューレが完成です!
20年以上寝かせて熟成させた甲斐があり(?)素晴らしい造形のキットでした。
今回写真多めでアップさせて頂きます。
これまで作った中でも、特にお気に入りになりました
台座を上から写してみようと、角度を変えてみました。
スカートのなびく様子が自然で造形が素晴らしいことが感じられる角度だと思います。
最後に少しアップです。
ワルキューレの戦闘的な印象とは全く別の、穏やかな雰囲気あふれるワルキューレだと思います。
あまりコメントを挟むことなく、ぐるっと写真でご紹介させて頂きました。
以上、竜人氏のワルキューレでした!
ボークス 1/8 ワルキューレ その7 [ワルキューレ]
ワルキューレの塗装もいよいよ最後です。
今回は残されたアイペイントを行いました。
鎧の緑や金色部分が全てリタッチまで終わった後、完全に乾燥させてからクリアコーティングを念入りに行いました。
これはアイペインのためだけではなく、鎧で使ったエナメル塗料の弱い塗膜を保護することと、鎧は最終的にツヤ有りで仕上げようと思ったためです。
テカテカのワルキューレの上半身に眉毛、まつ毛と目の輪郭をエナメルで筆塗りしました。
ブロンドの髪に対比させるため、黒ではなくハルレッドを使っています。
ハルレッドは単体で見ると鈍い赤ですけど、このように塗ると自然な感じで、パッと見た感じ黒にも見えます。
黒だとどぎつくなりかねないので、ハルレッドくらいがちょうど良いかな、と思いました。
ここまでで一旦セーブします。
順番としては一工程写真を撮り損ねましたが、白目の上部分(全体の1/3くらい)に明るいグレーで影を塗り込んでいます。
アニメとかでよくある表現ですね。
影部分の乾燥後にクリアコーティングし、その上から黒目の輪郭を筆塗りしたところです。
黒目、といっても黒は使わずエナメルのブルーを使用して描きました。
やはりここでもどぎつくなることを避けるため黒は使いませんでした。
またまたここでセーブ。
さて、いよいよ色を入れます。
青い瞳のワルキューレですので、クリアブルーをちょんちょんと載せて様子を見ながら色を足す感じで、塗ると言うより乗せる、という感じで色付けを行いました。
目の舌部分は明るくなるように、瞼そばは濃くなるように、全てクリアブルーの量だけで調整しています。
これで青い瞳のワルキューレの目はほぼ完成。
ここでまたセーブ。
写真は撮れていませんでしたが、このあと、黒目の中心に黒で瞳孔を入れてセーブ。
ハイライトを白で入れてセーブ。
このあたりで唇をエナメルのクリア+クリアーレッド+クリアーイエローでほんのり塗装。
ここまで塗装した状態はツヤツヤなので、鎧だけを簡単にマスキングしてから、肌をつや消しにするために全体をプレミアムトップコートでつや消しに。
最後にガイアノーツのUVジェルクリアで瞳をいつものツヤツヤに仕上げて、唇ももう一度クリアでツヤを戻しています。
いつもならパステルで頬紅を差すのですけど、ワルキューレなので今回はあえて行いませんでした。
ちなみにここまでで何度か引き合いに出していました、参考資料としてホビージャパン1992年3月号とゲーメスと別冊のギャルズアイランドNo.1をご紹介。
どちらも奇跡的になぜか持っていました。
昔からそういう趣味だった、ってことですね。
ホビージャパンの作例のページです、
ちゃんとしたワルキューレの塗装写真はこれしかなかったので、何かあればこの写真を参考にしていました。
ギャルズアイランドは読者が選ぶゲーム登場のギャルをゲームGAL30としてまとめている中で、ワルキューレは栄えある1位でした。
ちなみに2位はフェリオスのアルテミスで納得です。
アルテミスのキットもあるので、いずれ完成させなければ・・・
アルテミスのキットもあるので、いずれ完成させなければ・・・
ギャルズアイランドはこのNo.1からNo.3まで3冊あり、今は亡きゲーメストの別冊として発刊されていました。
さて、いよいよ次回で完成です!
ボークス 1/8 ワルキューレ その6 [ワルキューレ]
竜人氏のワルキューレの塗装の続きです。
主な塗装箇所としては、鎧以外はほぼ済みました。
いよいよ鎧部部の塗装です。
ワルキューレの特徴でもある、緑に金色のエングレービングの入った鎧を頑張ってマスキングと筆塗りを使い分けて塗っていきます!
肌や髪の毛はマスキングしていましたので、どの緑で塗るのか?です。
色々試してイメージに近いものを探しましたが、最終的にシンプルに、Mr.カラーNo.6のグリーンを影色として、明るい部分をNo.64のルマングリーンにしました。
これは、筆で細部を塗るときにエナメルのタミヤカラーを使うつもりでしたが、その時にタミヤカラーのグリーンとパークグリーンを使うとしたら・・・と考えた、というリタッチを想定したチョイスでもあります。
写真は、おもむろに緑を塗った状態です。
ルマングリーンで明るい箇所を塗るだけで、なんだか良い感じに
次に、緑をマスキングして金色部分を塗ります。
金色は鎧以外にもサンダルの前面の丸い模様なども有ったため、脚パーツもマスクしています。
この大きなスカートを何回マスクしたことか・・・
鎧の緑箇所のマスクは主にハセガワのマスキングリキッドですが、剥がしやすいようにところどころにマスキングテープの細切りを適用に貼っています。
直線っぽい箇所は、クレープ紙マスキングテープも併用です。
金色はあまり何も考えずべた塗りしました。
本当は黒を下地に塗ればより発色もよくなるのかもしれませんが、塗膜が厚くなることを避けたくてそのままGXカラーのブルーゴールドをエアブラシ塗装しました。
もともと隠ぺい力は高いので、下地が緑などでもあまり気にならないと思います。
剥がした結果がこちらです。
この後、リタッチを筆で行います。
リタッチは先に書いたように、主に緑をエナメルで塗ることが多く、場所によってはスミイレのように流し込んで金色のエングレービングの中に緑のスジを入れるようなイメージで色を乗せていきました。
結構この緑のリタッチは手間が掛かりましたが、主な着色がこれで完了しました。
ようやくひと山越えてホッとしたところです・・・
一気にワルキューレらしさがでました。
さて、小物も塗っていきたいと思います。
ヘルメットにつく羽です。
一旦、最初にスカートの白を塗る際に一緒に真っ白に下状態です。
このままだとちょっと単調なので、少しフィルタリングしてみようと思います。
クレオスのフィルタ・リキッドのシェードブルーをべたべたと筆塗りし、専用薄め液を付けた綿棒とティッシュで拭って、ほんのり青色を残した状態にしました。
編の凹凸もほんの少し強調された感じですが、わずかなので写真では分かりにくいかも。。。
ということで、ヘルメットはこれで完成です。
羽だけ先につや消しクリアでコーティングし、全体はツヤ有りの光沢コーティングとしました。
ここまでの塗装で顔以外は完成です。
下半身はもう組める状態だったので、プレミアムトップコートでツヤ消しにして組んでみました!
台座まで含め、良い感じになってきたと自己満足。
スカートの陰影もクリアパープルで付けてありますが、ほどほどな感じになってくれたと思います。
残すはリタッチとアイペイントです。
ボークス 1/8 ワルキューレ その5 [ワルキューレ]
竜人氏のワルキューレの塗装の続きです。
今回はワルキューレの衣装の特徴でもある、赤いライン部分を塗り分けていきます。
凹凸があり、激しく波打つ真っ白のスカートに赤いラインが入る、という塗り分けにはもっとも気を使うケースの一つです。
はみ出すと激しく目立ちます
今回の塗り分けにもハセガワのクレープ紙のマスキングテープが大活躍、というかこれが無いと私にはこんな曲面はマスキングできません・・・・
このクレープ紙のマスキングテープはとても助かります!
スカート以外の赤い部分として、三つ編みを結んだリボン、脇の下あたりの赤いラインも同時にマスクします。
全て曲線だらけなので、やはりクレープ紙のマスキングテープで対応しました。
赤は割とシンプルにモンザレッドを使用。
イラストだと淡い感じなので、白を加えても良かったのですけど、モンザレッドの色味がしっくりきたのでそのまま塗りました。
剥がした結果がこちら。
リタッチも必要ですが、マスキングは概ね成功で良かった・・・
スカート部は一気に完成に近づいたように見えますが、もう少しマスキングに付き合ってもらう必要があります。
腰のベルト、ヘルメットを塗ります。
どんな茶色にするかで悩みましたが、ヘルメットの色も一緒に、と思いレッドブラウンとしました。
革製品のような落ち着いた色味でお気に入り
茶色を十分に乾燥させて・・・いよいよ目立つ金色部分を塗ります!
ベルトの先端、腰の丸い止め具、ヘルメットの装飾が金色になります。
今回、鎧部分の金色とは分けてまずこちらを塗りました。
使った色は、GXカラーのブルーゴールド。
ちょっと落ち着いた色味でギラギラ感の少ない金色ですねー
手持ちの各種金色を全て試し塗りした結果、ブルーゴールドに落ち着きました。
本当はエナメルカラーのリーフゴールドの色味がラッカーでも欲しいのですが・・・
ほぼ最後に近づいた感もありますが、鎧を塗る準備です。
肌色や髪の毛、ベルトなど全てマスクし、鎧に付いた色村をGXカラーのクールホワイトで均質化。
鎧は緑と金色のモールドが入り組んでいるので、色々手法を考えましたが・・・・
さて、どうマスクしようかな?
といったところで一旦ここまでとします。
ボークス 1/8 ワルキューレ その4 [ワルキューレ]
七夕の日ですが、そういった季節感を完全に無視し、竜人氏のワルキューレの続きです。
白色部分(主にスカート)→肌色塗装、までが終わっています。
ここからは各パーツによって、髪の毛や鎧、足元の包帯のような箇所の塗装に進みます。
写真はまず肌色を全てマスキングした状態です。
顔は起伏が多いので今回は、ハセガワのマスキングリキッドで完全にコーティングしました。
剥がしやすいのでこういった箇所に便利です。
足のブーツのようになっている包帯(?)も所々肌が見えるので、細かなマスキングが要求されます。
・・・思った以上に大変です
ワルキューレの髪の毛はブロンドではありますが、ゲームやイラストイメージでは淡いカスタードイエローのイメージです。
そこで、基本色はみるきぃぱすてるからカスタードイエロー、影はフレームアームズガールカラーのブロンドシャドウを使用。
最終的にはハイライトにはクリアーホワイトも使っています。
まずはブロンドシャドウで影を入れます。
影を活かしつつ、全体にカスタードイエローを塗装。
私のイメージに近い色味になってくれました
最終的にハイライトにクリアーホワイトを乗せ、全体を整えました。
ここで一度マスキングを剥がしてみたところです。
なんとかマスク漏れもほとんど無く、何となくワルキューレのイメージが見えてきたかな?
という写真になっていると思います。
こういうの見てモチベーションを上げないと、この先のマスキング地獄をしのげないので・・・
足もサンダルや包帯のような部分の塗装を行って、マスク漏れを筆でリタッチした状態まで頑張った図です。
サンダル底部分と正面部分は暗い茶色なので、ウッドブラウン+艦底色。
他の明るい茶色は主にウッドブラウンとサンドイエローで作りました。
他の明るい茶色は主にウッドブラウンとサンドイエローで作りました。
スカートの中の脚もキレイに塗り分けることができたので、まずまず成功したと思います。
今回については一旦ここまでとします。
ドンドン塗っていきます!
ボークス 1/8 ワルキューレ その3 [ワルキューレ]
2020年も7月になりました。
7月1日からディズニーリゾートも再始動し、なんだか正常な日常が戻りつつあるのかな、と思いつつもまだまだ安心しきれない状況ですよね。
今後のワンフェスもどうなることやら・・・
さて、前回記事からまたしても間が空きましたが、竜人氏のワルキューレの続きです。
ここまでで基本工作と白塗装~スカートなどのグラデーション塗装までが終わっているので、ここからは各色の塗装がメインとなります。
でもここで一旦手を止めて、”ワルキューレが足蹴にしている”と竜人氏がホビージャパン92年3月号の記事で書かれている台座であるカムーズの顔をした浮遊石をサクッと仕上げてしまおうと思います。
写真はカムーズの浮遊石ベースを塗装するために、不要になった缶スプレーに両面テープで固定し持ち手にした状態です。こういった持ち手の無いものは缶スプレーのフタなどが便利です
ゲーム「ワルキューレの伝説」において、この浮遊石をワルキューレが飛び移りながら移動するのですが、ゲーム中でも石であることから、それらしい塗装をしたいと思います。
まずはサーフェイサーのマホガニーでサフ吹きと塗装を一気にしてしまいました。
これだけでもそれなりに良い感じです。
でも石っぽさというかホビージャパンの作例記事の見た感じはもっと岩っぽいので、ここからエナメル塗料のサンドイエローやニュートラルグレーなど5色くらいを筆でべたべたと塗りたくりつつ、ドライブラシを掛けて納得のいくまでぺたぺたします・・・・
こういうマスキングしなくても良い塗装って楽しいです!
で、その結果はこんな感じです。
古代の石板、な感じもしてきたかと思いますが、こんなもんでしょうか。
つや消しクリアでコーティングして台座は完成です!
さて、ワルキューレ本体に戻ります。
白く塗装したスカートは丁寧にマスキングし、肌色を塗るために脚を残してマスクします。
今回、大量の曲線を何度もマスキングすることになるので、マスキングテープだけでは難しいと思い、ハセガワのクレープ紙でできた0.2mmのマスキングテープを導入しました。
やや高価ですが、その使いやすさは絶大です!
長めに切って、脚のラインに沿って曲線にも馴染んで貼り込むことができました。
今までなんで使わなかったんだろう・・・なアイテムです。
貼ったあとは同じくハセガワのマスキングゾルで境界線をふさいでマスキングを完全にします。
ハセガワのマスキングゾルは粘度が高めです。
剥がした際もキレイに取れるので、入り組んだ箇所はこれが使いやすかったです。
その後、周囲をタミヤのマスキングテープで囲って・・・と、あとはひたすらマスキング。
スカートが大きいので大量のマスキングテープが必要ですが、途中で切らして買いに行く羽目に
ということで頑張ったマスキングのあとは肌色塗装です。
今回もラスキウスで塗装しました。
ホワイトピーチでベース塗装の後は、ペールオレンジで影塗装を行いました。
ここで一旦、記事を区切ります。
本日はここまでです。
ボークス 1/8 ワルキューレ その2 [ワルキューレ]
引きこもり生活が始まったところで、唐突にかなり昔の記事で放置になっていた、ボークスの竜人氏原型のワルキューレを進めました。
自分でも、記事にしたのがいつか記憶が無かったので検索。
2017/4/12とほぼ3年前でした・・・
このキットは出来が良いのですが、最大の悩みどころとしてスカートの分割があまりにも大胆なので、塗装順番をどうしようと悩み出したらそのまま放置になっていました。
よくあるやつですね
ですが、先月(緊急事態宣言の無い時です)実家の荷物整理をする中で、このワルキューレの製作記事が載っているホビージャパンを発見。
記事を読んでいて、このキットの存在を思い出した、という訳でした。
ちなみに、ホビージャパンの1992年の3月号でした。(仮面ライダーが表紙の号です)
昔のホビージャパンとか昔のアルバムとか、そういうの見つけると読みふけりますよね・・・
間が空きすぎて、途中写真を撮り損ねていましたが、現在はここからスタート。
写真は極めて面白みの無いもので申し訳ないですが・・・
スカートの前後を接着し、瞬間カラーパテで埋めてみました。
ここに至るまでに、各所の彫り直し、表面を神ヤスリの600番までで一皮むくなどの下地処理をひたすら行っていましたが、ようやく接着作業と塗装の少し前まで辿りつきました。
スカートは接着するしかないのですが、このキットの脚がこのスカートの内側にモールドされているので、スカートを付けると片足の塗装が極端に難しくなるのです。
そのため、スカートの中に入ってしまう脚を先に塗ってからマスキングしてスカートを接着>整形か?
それとも、スカートを接着してから脚は頑張ってマスキングなどで気合いで塗り分けるか?
の二択を決められずにいました。
いつまでたっても進まないので、後者で進めていくことで今回の記事となってます。
人間割り切りと諦めも必要、ということを学びました。
スカートは風になびく形状を丁寧に拾っているので結構複雑な形です。
神ヤスリの120番で豪快に削りつつ、何度かカラーパテとポリパテで整形しながらなんとか段差を消しました。
スカートは後でひび割れするのを避けたいので、真鍮線2本を軸に接合面全体に高強度の瞬着をベタ塗りし、ガッチリ固定しました。
10年後くらいにひび割れしなければ良いのですが・・・
全体をタミヤのホワイトサフで真っ白に。
その後、更にクールホワイトで真っ白にしてワルキューレの清潔な美しさのベースになれば、と思います。
ホビージャパンの作例で原型氏の竜人氏が、白部分は白の上からパープルでシャドーを入れている、とありましたので、現在の発売されているマテリアルとして、クリアーパープルをシャドー吹きしています。
この2枚の写真でパッと見ると分かりにくいのですが、スカートの膝周りの影はパープルによる塗装の効果です。
自分の中では上手く塗装できたかな?と思っています。
さて、これで他の箇所の塗装もできるようになりました。
順次塗装を進めていきたいと思います!
ボークス 1/8 ワルキューレ その1 [ワルキューレ]
以前にまとめて洗浄していたガレキの一つ、ボークスの1/8ワルキューレ(竜人)を少し仮組します。
ボークスのワルキューレキットは、1/8ではこの竜人氏原型版の他にもう一つMARIO ROOM氏原型のものがありどちらも¥4,800でした。あとは1/12の中尾桂正氏原型版もありますが、あまり見た事がありません。
このキットは、20年ほど前に、ボークスの店員さんがお勧めです、といわれてあまり中身を見ずに買った覚えがあります。
その時は竜人氏原型とは気づいていませんでしたが、あとで見てみるとキットの完成度はボークスの3つのワルキューレの中では一番ではないかと思っています。
左腕とヘルメットの飾り羽、スカート後部をつけていませんが、概ねこの写真のようになります。
竜人氏なだけに、造形はとても繊細だと思います。
表面処理はおおむねできたので、すり合わせとディティール掘りなおしを行っていきます。
早く完成を見たくもありますが、丁寧に仕上げようと思います。
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