【完成】1/7 病院阪黒猫 きみとぼくの壊れた世界 その6 [西尾維新]
西尾維新さんの小説である、世界シリーズ”きみとぼくの壊れた世界”から、病院坂黒猫の1/7キットが完成しました
早かったような、思ったより時間が掛かったような・・・
何箇所か最後の最後に反省も出てしまいましたが
ともかく、一旦はこれで良しとし、完成記事としてアップします。
正面です。
両脚に真鍮線でベースと接続していますので、かなり安定しています。
視線はやや左前方ですので、視線にあわせて上半身のアップ。
胸の名前は手間が掛かりましたが、キチンと書いて良い味が出ていると思います。
左腕がやや後ろ向きになってしまっていますが、実際には真横あたりにくるのが正解のようです。
ここは固定していないので飾るときには直しますが、写真が失敗しています
これはこれで良いので、そのままにしました
視線に合わせた全身。
グルりと一周を写します。
ストッキングと運動靴の塗り分けが思いのほかシビアでした。
色の落差が大きいので、もう少しスジ彫りを深く掘りなおせば良かったと反省。
写真だとあまり分からないですが(分からないように写していますが)髪の毛が前後で挟みこむタイプで、その接合部分が左手の位置と干渉し、隙間が目立ってしまいました。
ここも事前のすり合わせが不十分だった影響で、反省です。
また、最後に無理やり瞬間接着剤を流しこんだところ、少しはみ出て、拭き取った箇所が白化して泣きそうでした
真後ろです。
ブルマと脚の接合は合いが良いキットだったこともあり、隙間なくキレイにできました
ここって案外気になるポイントですので、ぴったりくっつくと嬉しくなります。
斜め後ろ。
真横から。
やや後ろに反っているポーズですが、正面からの堂々としてポージングが黒猫さんらしいです。
この角度はわざわざ見る角度ではありませんね
一応、写真として一周を写しました。
決めポーズ的にややあおりで。
ただ、左袖部分に髪の毛が干渉した際に、色が少しこすれて付いてしまっています・・・
下手に直すと悪化しそうで放置。
ここも失敗で、反省しています
もう少しあおってみると・・・脚が長いです!
胸が強調されて黒猫さんのアイデンティティが表現されているかと思います。
ややあおり気味のアップです。
唇はエナメルの白+クリアーレッド+オレンジで、肌色に近いピンクを作ってほんのり乗せてみましたが、ややくどいような適切なような・・・
高校生でお化粧もしていないようなキャラなので、いっそ塗らなかった方が良かったのかも
と、ここも反省の一つです。
過去作製したキットでは、ブログ記事の一番最初のサクラ大戦の真宮寺サクラも口紅が濃すぎた、と後で反省しています。
女の子キャラの唇の塗装は加減と色味が難しいです。
最後に上から。
黒猫さんくらいのキャラだと、こういった角度からの顔の方が可愛らしいのかもしれませんね。
以上、イベント限定キットだったので、完成事例も少ないと思いましたので、完成できて良かったです。
こういったキットがまだまだあるので、頑張って作って完成品をアップできればと思います。
プラモデルは完成見本がパッケージにもあるので、完成状態が残っていますが、イベントキットなどはインターネット上でも簡単には完成写真が無いものが多いように思います。
そういったキットの完成体を見たいので、手持ちのガレージキットは優先的に作っていっています。
さて、次は何が完成に辿りつけるでしょうか???
仕掛キットの山を順番に崩しつつ、積みプラの山も崩していきたいです。
1/7 病院阪黒猫 きみとぼくの壊れた世界 その5 [西尾維新]
出張などで模型をいじる時間が持てていませんでした。
ようやく週末になったので黒猫さんの続きを進めます。
前回までは、体操服のゼッケン部分で名前を書く白地の布部分をマスキングしたところで、終わっていましたので、塗装を行いました。
体側服の白とは違い、布を貼ってある、ということだと思いますので、白は白でも色味を変化させています。
体操服部分は、水色下地のホワイト100%でしたが、この布地は、紫が良い感じで下地になっているので、グランプリホワイトで塗装です。
グランプリホワイトは、ホワイトと比較し気持ちグレー味のある白です。
で、塗装した後、若干のリタッチをして・・・問題の「病院阪」の名前を書きました。
まずは面相筆で習字をするように書いてみましたが、なんだか違う・・・
ということで、一度は書きましたがエナメルシンナーで全て消してリトライ。
その結果がコチラ。
小説の表紙、挿絵(”たんてい編”の冒頭のP122のイラスト)を参考にしてみました。
黒猫さんが自分で書いた文字、なのかどうなのか。
そういったイメージで”書く”のではなく”描く”という方向で名前入れをしてみました。
トライ&エラーでこの文字3文字書くだけで1時間半ほど掛かってます
さて、胴体は一応の決着が付いたものの最後に肝心要のアイペイントが残っています。
まず、顔のベースはこれ。
ベースホワイト→白目をマスクして残して肌色→マスキングを取った
という状態です。
まず自分として作業しやすい右目のまつ毛な輪郭を描きました。
右利きなので、右目の方が描きやすい気がします。
イラストやネット上の他の方が仕上げられた画像を参考にやや太めに輪郭を描いています。
右目を基準に左目と瞼のシワをエナメルのフラットブラックで。
目らしくなりつつあります。
後でも良かったのですが、眉毛もこのタイミングで描きました。
エナメルのブルー+フラットブラックを7:3くらいで混色したものを使っています。
色が髪の毛に近くなるようにしています。
さて、ここが重要なポイントで目線を決めます。
黒目の輪郭をエナメルブラックで描きます。
大きな目ですね。
小説の表紙イラストを参考に・・・クリアーレッドのみで重ね方で若干濃淡を付けています。
クリアーレッドを筆塗りですので、ムラもありますが、こんなところでしょう。
ちなみに、ここまでのアイペイントのそれぞれの写真の撮影時点で缶スプレーのラッカー系光沢クリアーをサッと吹いてセーブ(保護)しています。
次の瞳孔を描くところをここ数日検討していました。
実はこの黒猫さんの黒目の中の瞳孔が普通のキャラとは違い、なぜか十字です。
今まで気にしていませんでしたが、イラストをよ~~~く観察すると、十字です。
筆で塗るにはシャープさや正確さを出すことが難しいと判断し、今回はデカールを使用します。
といっても、十字の瞳孔に入るサイズ(だいたい2.5mm径が必要なサイズ)がありません。
仕方ないので、保有デカールの余りなどを漁ったところ、以前に作製したハセガワバルキリーのデカールの余りに使えそうなものを発見!
黒の数字の1と7です。
直線部分が3mmほどあったので、デザインナイフでそれぞれ2.5mmほどの”1”になるように加工。
この小さなデカールをクロスさせて貼り、十字にしようと思います。
結果がコレです
左目が若干曲がってしまいましたが、このサイズだとほとんど分からないので、良しとしました
ま、模型作りは諦めたところが完成という格言もありますし。
小さい上に古いデカールなので、ピンセット、爪楊枝でそ~~っと瞳において、写真に写っているマークセッターを面相筆で極少量を付けてデカールを定着させています。
十分乾燥の後、再度ラッカーの光沢スプレーで保護してから、最後に白い反射を描き込んで完成できると思います。
アイペインが終われば、スミ入れを一部行って、唇や爪といった細部の塗装で完成です。
もう一息です!
1/7 病院阪黒猫 きみとぼくの壊れた世界 その4 [西尾維新]
この週末は家の用事で模型作りができていませんでした。
そのため、ブログの更新も止まっていましたが、多少は手を動かしています。
そんな中で優先的に行っていたのは、病院坂黒猫さんの塗装です。
前回までで6割くらいのおおまかな塗装はできていますが、靴下、上履き、上着の塗装が残務でした。
まずは、靴下、上履き、を塗っています。
合わせて、上着の塗装のためにゼッケンのしたに着ている白いシャツの塗装も行うので、袖を腕パーツの肌色部分をマスキングして塗りました。
色レシピとしては、
白のシャツ=水色で影を塗ってから、白で全体塗装
靴下=ジャーマングレー
上履き=ジャーマングレーの影を残しつつ白
ただ、靴底も塗り分けようと思っているので、まだ未完です。
靴下を塗ってから、靴下のグレーをマスキングして上履きを塗っています。
その時に、マスキングは十分行ったつもりが一部漏れがあって、グレー部分に白が・・・
幸い面積は小さいので、ヤスリで削ってグレーを塗り直しを後で行う必要が出てきました。
マスキングはやり過ぎくらいで丁度良いのかもしれません。
次に、上着の白を塗った状態をマスキングします。
全体的に白になっています。
ここへゼッケン(紫)を塗る準備として、影を塗っていきました。
影=パープル+黒で、7:3くらいで黒に近い紫を影を意識して吹いています。
当然バストトップや服のシワの盛り上がり部分などは白を残すようにしています。
次に紫です。
写真だと割と見えないのですが・・・一応濃淡を意識して塗っています。
紫=パープル をそのまま使用。
小説表紙はもう少し赤紫ですが、普通にゼッケンだと割と普通の紫乃方が既製品っぽいので、あえてそのままの紫を塗っています。
十分に紫が乾いてから(一晩放置)、胸の名札部分をガルグレーあたりの明るい白に近い色で塗る予定です。
本日は時間が無いので、マスキングまで。
次は、名札を白っぽい色で塗って、「病院坂」と入れれば完成。
ですが、「病院坂」の文字をどうするのか悩み中です。。。
習字のごとく筆で書く?
それとも、自作デカールを作製?
習字かなぁ・・といったところで、本日終了です。
1/7 病院阪黒猫 きみとぼくの壊れた世界 その3 [西尾維新]
西尾維新さんの小説「きみとぼくの壊れた世界」より、病院坂黒猫の1/7の続きです。
色々なキットに手を出していますが、乾燥待ちや接着待ち、などの待ち時間を長めにとって、その間に他のキットを待ち時間発生まで作業する、の繰り返しです。
常に並行して5~6個のキットを触っている感じですね。
病院坂黒猫さんはとても素姓の良いキットでしたので、前回までですでに下地処理までが済んでいました。
そのため、今回は塗装から、という事になります。
塗装の前にある程度マスキングなどを行いますが、今日は全体を塗装しきることが難しいので、一部までとしました。
肌色、髪の毛、ブルマ、の基本塗装までです。
これらの色が完全乾燥した後に、肌色をマスキングして靴下(黒)を塗ります。
靴下が完全に乾燥した後に、靴下をマスキングして運動靴、体操服。
体操服が乾燥したら、体操服の上のタンクトップ(?)部分の塗装をして完了、の予定です。
まずは肌色を塗るために、白目を残すのでサーフェイサーの白をマスキング。
白目部分は小さいのマスキングゾルを塗っています。
中央の黄色部分はマスキングテープの細切れを少しだけ貼り込んでいます。
マスキングゾルの節約と塗る手間の削減、マスキングゾルを剥がす時に引っ掻いて白目部分を傷つけるとまずいので剥がしやすいようにテープ部分にピンセットを差し込めるようにしています。
写真を取り損ねましたが、肌色パーツの影色にいつものようにオレンジを塗ってから、肌色をふわっと塗っていき、自然な感じを目指します。
肌色は、以前に美雲さん用に作り置きしていた、白っぽい肌色です。
黒猫さんは基本的にインドアというか、保健室で待機していますしね。
ということで、ざっと塗った結果の乾燥待ち状態です。
ブルマは、以前にFRBのフミナのエンディングVer.作製時に作っていた、濃い青色で、ミッドナイトブルー+色の素のシアン。
髪の毛はこの濃い青色を全体に塗って、影色に下後に、インディブルーをハイライトに塗っています。
そのままだとインディブルーが浮いて見えたので、濃い青とインディブルーを50%ずつ混ぜたくらいの色を急遽作って、全体をふわっとコートするようにして色の調子を整えました。
その後、マスキングを行うこととマスク漏れでリカバリーしやすいように、マスキングする境界部分を中心に、光沢クリアースプレーでコーティングしています。
今回、これらの塗装をレイファンと並行して作業しましたので、レイファンも別途記事にしたいと思います。
黒猫さんは近日で完成できそうです
1/7 病院阪黒猫 きみとぼくの壊れた世界 その2 [西尾維新]
西尾維新さんの「きみとぼくの壊れた世界」より、病院坂黒猫の1/7です。
前回に続いての進捗日記となります。
前回、この”世界シリーズ”についての作品紹介をしていましたが、キットの紹介をすっかり忘れていました
WFのイベント品である、とは書きましたが、ディーラーさんはCARREYさんです。
商品付属のパーツリストに記載あるURLはNOT FOUNDでしたが、別サイトを運営されていました。
今もイベントなどで作品公開されているようですが、この病院坂黒猫のキットの記事は今のサイトには無いようです
さて、サフ吹きした黒猫さんです。
サフ吹き前に、表面処理を一通り済ませています。
その1 の時点では、キットに軸打ちをして、バリ取りなども粗くしか行っていませんでしたが、今回は指先や服と身体の境界線などの彫り込み、彫り直しを含めて、ほぼ全身のディティールを彫り直ししています。
気泡はありましたがごく僅か。
とても素姓の良いキットでしたので、気泡埋めも楽ちんでした。
ちなみに、今回から気泡埋めにはガイアノーツの瞬間クリアパテRという瞬着パテのようなものを使ってみました。
この瞬間クリアパテRは硬化剤と併用が必須だそうですので、同じくガイアノーツの硬化スプレーを購入しました。
以前はWAVEの小さい硬化スプレーを使っていましたが、臭いが好きになれなかったことと(個人的に受け付けない臭いでした・・・)量が少なく、コストパフォーマンスが悪かったので、大きなサイズを探したところ、ガイアノーツの硬化スプレーが安くて大量です
この2つの組み合わせは非常に便利です。
今まで色々と試していますが、ガレージキットの気泡埋めにはとても使いやすいです。
これから色々と使い道を考えていこうと思いますが、便利であることは間違いありません。
ちなみに、気泡埋めとしては、頭頂部の髪の毛パーツに何箇所か気泡が目立ちましたので、抉って削ったレジンキャストのかけらを瞬着で付け、隙間をこの瞬間クリアパテRで埋めています。
サーフェイサーを吹いたところ、ほとんど分からなくなってくれています
今回、ホワイトサーフェイサーは肌パーツ用、グレーサーフェイサーは服と髪、と使い分けました。
私はサフレス塗装は経年劣化がありそうで怖いので、肌色も普通に塗りますが、やはりグレーサーフェイサーが下地だと青みがかってなんだか影が暗い印象になるため、肌部分は白のサーフェイサーを使います。
ついでに、こうしてみるとなんとなく色分けされて、完成イメージも湧きますしね。
髪の毛の先端は結構もやっとしていたので、削り込んでメリハリを付けてみました。
その他、ゼッケンと体操服の間もゴッドハンドのスピンブレードと童友社のキサゲカッターで彫り込んで、空間を開けるようにしてみました。(写真では見えませんが・・・)
ちなみに・・・今同時並行しているグリモアレッドベレーとの2ショット。
大きさ比較ですが、黒猫さんが大きいのが分かります。
グリモアレッドベレーの2倍近くありますが、1/7ですしデカイです。
いつも完成品の写真は載せますが、サイズが分からないと思いましたので、比較してみました。
ちなみに前回完成のバレッタは、このグリモアレッドベレーよりも一回りほど小さいなサイズでした。
病院坂黒猫はなんだか完成品を早くみてみたくなり、急ピッチで製作を進めていますので、完成が早いかも
頑張っていこうと思います。
1/7 病院阪黒猫 きみとぼくの壊れた世界 その1 [西尾維新]
本年2018年夏に各都市で「西尾維新大辞典」が開催されています。
化物語などの物語シリーズがアニメ化、映画化されてヒットしている、西尾維新さんの小説は好きでだいたい読んでいますが、その中の一つ”世界シリーズ”があります。
高校生の主人公櫃内様刻(ひつうち さまとき)が通う高校で起こった殺人事件解明に乗り出す、保健室通いのチビ巨乳キャラ病院阪黒猫。
様刻と黒猫が事件を追う・・・というお話です。
保健室から推理して、現場にも出向く・・・という、イメージはアガサ・クリスティーのミス・マーブルのようなキャラですね。
今回はその世界シリーズ「きもとぼくの壊れた世界」から、探偵役の病院阪黒猫(びょういんざか くろねこ)の1/7のキットで、WF2007冬のイベントキットです。
このタイミングで組み立てる予定はありませんでしたが、冒頭の西尾維新大辞典イベントが開催されているので、この機会に手を付けることにしました。(あまり関連性はないですが・・・)
アップです。
キットのパーツ単位の精度は非常に高く、真鍮線で軸打ちをしただけ状態ですが、すんなりと組みあがりました。
バリや接合面の仕上げも丁寧だったので、ちょっとした整形と軸打ちだけは1~2時間程度でできました。
全体像。
病院阪黒猫という独特の名前は西尾維新さんの登場人物特有で、普通には読めない読み仮名も多いのですが、まだ読める名前です。
でも、実在しそうに無い名前なのは相変わらず。
キットは「きみとぼくの壊れた世界」の小説表紙の黒猫さんの服装をキット化されており、ブルマ姿です。
黒猫さんのキャラとしては、小説表紙と挿絵程度しかキャラの絵はなく、アニメ化などの映像化もありませんので、ある意味この立体物は凄い存在です。
ちなみに、小説表紙はこちらです。
今回のキットはこの表紙の絵がゴールとして進めることになります。
後ろ姿。
髪の毛が案外ボリューミーです。
素立ちではありますが、女の子らしいちょっと内また気味のポージングで原型氏さんのセンスが冴えています。
横から見ると、思った以上にポーズが凝っていることが分かります。
軸打ちも仮で行ってみましたが、案外良い場所に真鍮線を通せたので、ほぼこのまま進めても問題無さそうです。
ちなみにこの病院阪黒猫の立体ものは、検索する限りこのキットくらいしか見当たりません。
このキットの完成品は、イベントの写真やディーラーさんのページなどに多少ありますので、それらを参考に進めたいと思います。
と言いながら、夏季休暇に入った社会人としては帰省などなどであまり模型を作ったり、ブログ更新が行えそうにありませんので、少し間隔が開くかもしれません。