【完成】DOA レイファン(黒ボンテージチャイナ) その8 [DOA]
神さんのレイファン・黒ボンテージチャイナのキットがようやく完成しました
記事にしたのは今年の2月ですが、2017年から手は動かしていたので、なんだかんだでほぼ1年掛ってます
でも、無事完成できて良かった
それでは、まずはアピールカットです。
すっきりした感じで仕上がってくれたと思います
顔もなかなか可愛くまとまってくれたのではないかと思っています。
目線は右に流してみましたが、ポーズと相まって、良いアクセントになってくれたのではないでしょうか。
(元々のキット完成見本が無いので、どういう目線のあるべき状態が分かりませんでしたが)
また、服の細部で使っているワイヤーの表現ですが、色々と試行錯誤し様々な部材を見つくろってみましたが、最終的には胸~首にかけてある黒いヒモや、脇腹の編み目はシャープに再現できたと思います。
黒く塗っているのではなく、黒い線を立体的に張っています。
それでは全身像でぐるりと。
ややあおり気味で、ちょっとだけ表情が異なって見えるカットです。
数あるレイファンの立体物の中でも、必要以上に胸が強調されたキットだと思います。
マスキングがやりにくくて苦労しました
脇腹の編み目も苦労しただけあって、良い感じ
ここまで背景をグレーで撮影しています。
色々試行錯誤中ですが、キットの色味などが一番自然に見える背景がこのグレーな気がします。
黒ボンテージというコスチュームもあって、少しイメージカットとして撮影してみました。
ハイコントラストでスポットライト強め。
ボンテージのツヤツヤ感と肌のしっとりしたつや消し、ストッキングはちなみに半ツヤ消しにして、それぞれの質感を再現してみました。
ストッキングの陰影は強調気味にしましたが、完成状態を見ると、予定通りの仕上がりで嬉しいです!
クリアブラウンやクリアブラックの塗り重ねを色々試したの甲斐がありました。
コントラストだけ普通に近い写真です。
背景と相まって、ちょっと妖美な感じ。
この大理石背景で少し違った表情のレイファンです。
この目線もお気に入りです
微妙に角度を少し変えると、目線の印象からまた違った表情に。
脇腹などの編み目、金属の輪っかが良いアクセントになっているかと思います。
金の輪っかは最初の頃の記事での通り、丸カンを使用していますが、接着は塗装済みの表面を荒らさない様に、ハイグレード模型用セメダインを点付けしています。
このセメダインだとはみ出しても、水を付けた面相筆で吹けばキレイに落とせますので、こういった仕上げに便利でした。
ちなみに、各所のヒモ類もこのセメダインで接着しています。
あと、ヒモ類は接着する際に斜めに切り口をカットし、接着面を広く取る様にしています。
厚みの調整もできるので、お勧め工作です。
少し上から。
強調された胸が良く見えます
肌色が当初はもっと陰影強めだったのですが、ここまで大きな胸だと普通に陰影ができているのでツヤ消しによるグラデーションが消えたことも相殺されて助かりました。
最後に一番お気に入りの構図でノーマルのカット。
色々と試しながら、部材を探しながら、ということで時間が掛かってしまいましたが、満足いく完成となりました。
もちろん、肌色の処理や塗り分けのミスなど反省要素は多いですが、イベント物のガレージキットで手間が掛かってもキチンと仕上げられたことによる満足度は非常に大きいです
最後に、今回の仕上げで使用した部材を改めて紹介です。
・胸~首と脇腹の編み目
タミヤのパイピングケーブル外径0.5mm使用(0.8mmなどではやや太すぎに思えます)
このケーブルは芯に金属線が入っているので、指などでしなりを付けやすく、身体のラインいフィットさせつつ接着することができ便利でした。
・首の金色の輪
丸カンの内径0.5mm×直径2mm(かなり極小の丸カン)
楽天で見つけましたが、手芸店などでもあるかも。なかなか見つからず、これを探すのに苦労しました
・腰の金色の輪
丸カンの直径4mm
このサイズは比較的よく売っています。
ちなみに、丸カンはそれぞれ接着後に黒いボンテージドレスと接する箇所は、エナメルの黒を筆塗りでそれらしく、且つ塗膜を厚めに多少ぼってりと塗装することで、金色の輪っかと服の布地がつながっているような印象を再現しています。
・ベース
Waveの昔販売していた角ベースに両脚の裏に穴を開け、2mmの真鍮線で固定。
イベント品キットはまだまだありますので、今後も作っていきたいと思います。
以上、レイファンでした。
DOA レイファン(黒ボンテージチャイナ) その7 [DOA]
ムーンガンダムが完成したので、次です。
レイファンはほぼ最終段階に辿りつきましたので、仕上げていきたいと思いますが、素肌に黒ドレス、というコントラストの激しいキットは塗装が大変です
とりあえず、前回身体部分のマスキングをしてから、Mr.カラーの2番のツヤ有り黒を塗ってみました。
部分写真だと若干猟奇的にも見えるので、全身イメージがわくように腕以外を組み付けてみました。
が、色々と問題アリです。
アップで修正前の写真がこれです。
マスキングをあれだけ念入りに行ったつもりでしたが、まだまだ甘かったようです
お腹のドレスとの境界部分、胸の下部分に盛大に素肌色の上に真っ黒がはみ出して大惨事・・・・
一応、肌色を塗った後は、クリアーカラーのツヤ有りを何層かに分けてコーティングしていましたので、#2000番のサンドペーパーで優しくなでるように黒の塗料だけを削り取り、境界線を分からなくするように努力しましたが・・・・
やはりコントラストが激しすぎたことと、黒の上にスーパークリアでツヤを出すためのコーティングをしていましたので、上手く黒だけを削り落すことはできませんでした
結局、この後、黒いドレス部分をマスキングゾルを筆塗りしてマスクし、肌色部分全部ではありませんが、激しくはみ出して目立つ箇所だけはエアブラシで補修しました。
おかげで、肌色の繊細なグラデーションが消えてしましましたが、このタイミングでプレミアムトップコートのつや消しで肌部分のツヤは落としておきました。
(このツヤ消しもグラデーションを消す一因だったと思いますが)
なんとか補修して、このように。
でも、この状態だとドレスと肌の境界線がガタガタです。
想定の範囲内ですが、ここから先は筆塗りで、2番の黒を塗っていきます。
本当はこのタイミングではエナメルの黒でリカバリーできるようにしたいところですが、全体をラッカー系で塗っていますので、微妙な差異がでるとまずいので、勇気を持ってラッカー系の黒を筆塗りの一発勝負です。
筆塗りの境界線の補修を一通り終えました。
かなり慎重に作業したので、2時間ほど掛かっていますが、気にならないレベルまで直せたと思います。
しかしながら、右のお尻部分が少しはみ出たのはもう見なかったことにするしかない状態に・・・
で、ここまでくると写真丸部分が残務です。
胸から首の部分は黒い線で繋げる必要があります。
また、ボンテージドレスを塗る段階まで気づきませんでしたが、この腰の部分に黒い線が本来必要で、それは下着を意味しているはず、ということに今更気づきました
つまりこの状態は色々不整合がある、ということですね
あらためて横から。
脇腹がバックりと素肌の露出し放題です。
ここから先は、最後の仕上げ。
このキットに手を出したとき、ここの処理の解決方法が見つかったので手をだしましたが、最後は黒の色塗りではなく、黒い線を作っていくことになります。
DOA レイファン(黒ボンテージチャイナ) その6 [DOA]
DOAのレイファンです。
前回までで悩みどころであったストッキングの塗装を終えました。
思ったより、納得できる塗装にできたと思っていますが、この次は顔の塗装(アイペイント)、黒ボンテージチャイナの塗装、最後に仕上げとしてボンテージを装飾するヒモ類の取り付け、といった工程が残っています。
アイペインとは”やるぞ!”という意気込みが必要なので、なかなか手が動きませんでしたが、ようやくやる気がでてきました。
もっとも、最近はムーンガンダムとテムジンを作ることに時間を割いていた、ということもありますが。
まずはアイペインを行って、モチベーションを上げていきたいと思います!
前回までで、白目を残して肌色塗装、までが終わっていましたので、瞳の縁のまつ毛を描き、瞼、眉毛、の順番に描いていきました。
このキットの完成見本がありませんので、瞳の書き込みは少しデフォルメのアニメっぽいイメージとします。
DOAのゲーム中の顔なんかは、かなりリアルよりのため、レイファンの瞳もリアルっぽくすることも考えられましたが、このキットは口の造形などを含め、デフォルメされているように思えましたので、割と普通の美少女フィギュアの作法で描きます。
次に黒目を入れてみました。
顔は真正面をまっすぐに見ているようにも思えますが、表情付けをしたい、ということと多少の手抜きをしたい(?)ということから、目線を右に流しました。
右手を組んでいるので、この目線でも違和感は無いのでは、と思っています。
この段階でほぼ表情が見えてきましたs。
で、顔のほぼ最終として、黒目(実際にはレッドブラウンのエナメル)を入れて、ハイライトはエナメルの白をチョンと置いて完成です
顔、としてはこの後完全に乾燥してから瞳にエナメルのクリアで潤いを入れ、頬にチークを入れる予定ですが、この写真の段階でプレミアムトップコートでつや消しにしています。
前髪を乗せることで、完成イメージが見え、モチベーションアップ!
この勢いで、ボンテージの黒色を塗るため、一番やりたくなかった身体全体のマスキングに取り掛かります。
手はラクチン。
黒部分で(手袋部分で)分割されています。
ブーツもそれほど面倒ではありません。
タミヤの曲線マスキングテープでブーツの縁に沿って、丁寧にマスクし、全体はこれでもか、というくらいでマスキングテープを貼っておきました。
途中を飛ばしていますが、身体部分のマスキング完成がこちら。
黒のドレス部分と肌色部分が細かく入り乱れる構造のため、まずは肌色部分の中央はマスキングテープを適当なサイズにきって大まかにマスク。
そのマスキングテープの継ぎ目を防ぎつつ、肌色とドレスの境界線の曲線に沿って、面相筆でマスキングゾルを丁寧に塗り込みます。
1時間ほどかけて、境界線のマスキングができました!
やっとマスキング完成!
と喜んだところで、一つ手順を飛ばしていたことに気づきました。
というのは、肌部分を含めた全体をクリアコードしていたので、ツヤツヤ状態です。
肌色は流石につや消しにしたいと考えていましたので、本来はこのマスキングの前につや消しを吹いておくべきでした。
ボンテージ部は黒のツヤツヤ仕上げの予定ですので・・・・
最後にボンテージを軽くマスクして、肌部分をツヤ消し吹きしなければならなくなってしまいました
DOA レイファン(黒ボンテージチャイナ) その5 [DOA]
DOAのレイファンの続きとなります。
すでに整形処理は終えていますので、塗装段階に入っていますが、そこからのモチベーション維持が難しく、進まない進まない
肌色塗装が終わったところまで、前回記事にしていました。
そこから、髪の毛の塗装、ストッキング、の塗装を行ったところまでが今回の進捗です。
写真はストッキングの塗装中の状態です。
広い面積のマスキングはティッシュをマスキングテープで貼り込んでカバーです。
今まで塗装で止まっていた理由が、このストッキングの色合いを決めかねていたためです。
ストッキング、と一言で言っても様々な色、質感があることを今回色を決めるにあたり観察、考察して気づきました
と、こんなことを書いていると何の記事だか分からない感じですが・・・
レイファンの黒ボンテージと合わせたストッキングは、こげ茶色のイメージかな?と判断したものの、このこげ茶色のストッキングを塗装でどう表現するかで悩みました。
サイトなども見て回りましたが、あまりズバリこうやって塗る!という記事が無く、本でも完成品がさらっと掲載されていますが、どうやって表現しているかが謎でした。
色々と試したところ、自分の中で一つの答えとして、クリアーカラーの重ね塗り、で解決しました。
具体的に使った色は、Mr.クリアカラーのGX109:クリアブラウン、とGX101:クリアブラック、の2色です。
クリアブラウン:クリアブラック=2:1
くらいの比率でストッキングのメインを塗り、上部の折り返しのような濃い部分は1:2の比率で黒っぽいクリアぶらんを作って塗り分けています。
ということで塗り分けた結果をボディに取り付けて、状態の確認です。
自分では満足の結果です
濃淡はクリアカラーの特製を活かし、肌色が透ける箇所、濃くなる個所を吹きつける濃度でコントロールしています。
両脚でバランスが崩れない様に、比較しながら少しずつ塗っていきました。
今回、塗装を終えてから改めてストッキングの濃淡を考察したところ、やや間違っていることい跡で気づきましたが、模型のイメージとしてはこの写真の状態でも悪くないので、良いことにしました
間違っているところ、というのはストッキングの濃い部分は肌から離れているところ、薄い(=肌の色が見える)ところは肌が接しているところ、ということです。
その理屈からすると、太もも、膝がしら、ブーツとの境界線部分、が肌に密着しているので薄くなるはずであり、膝がしらの下、ふくらはぎから足首に至る箇所が濃くなるはずです。
そういった考証がやや甘い結果になっていますが、次回以降にストッキングを塗装する際に今回の学習結果は反映させたいと思います。
バニーガールラム、バニーガールしのぶ、といったうる星やつらのガレキでストッキング塗装がありますしね。
髪の毛を塗装したので、顔に乗せて様子見。
問題なさそうですので、アイペイントに入りたいと思います。
次は、アイペインとブーツや手袋、そして本体のボンテージ部分の塗装を行おうと思います。
DOA レイファン(黒ボンテージチャイナ) その4 [DOA]
前回の記事が2018年4月、とかなり間が空いていましたが、デッドオアアライブ(DOA)のレイファンです。
先日の病院坂黒猫さんと並行して塗装を進めましたが、ここに来るまでの4カ月程度の期間、何もしていなかったわけではありません。
思った以上に表面処理に時間を費やしました。
途中、何度も面倒になって放置していた、ということもありますが
一番苦労した胴体パーツが、ようやく白サーフェイサーを吹いてもキレイな表面になった、と思えましたので塗装に踏み切りました。
これでも、細かく見るとまだまだですが・・・きりが無いので、ここらで諦めました
ようやく真っ白になってくれました。
肌色をまず塗りますので、白サーフェイサーを残す白目はマスキングゾルでマスクします。
こちらも黒猫さんの時同様、白目の中央には小さく切ったマスキングテープを貼ってから、マスキングゾルを塗っています。
それにしても小さい顔です。
瞳の塗装が大変そう
これで下準備ができたので、いよいよ肌色塗装に入ります。
まずは肌色の影を塗るために、オレンジを影に塗ります。
相変わらず、この状態は不気味です・・・
タイツを履く脚も透け塗装(のような表現ができればいいな・・)のために普通に肌色を塗っておくことにします。
各パーツは塗装のために、持ち手をしっかりしたものにするために2mmの穴を後々支障が無い場所に開けて、2mmの真鍮線で持ち手としました。
肌色は黒猫さんと並行だったので、美雲さん使用の白っぽい肌色で塗っています。
レイファンのイメージでこれくらい白い肌色でもおかしくは無いんじゃないかと思った事と、黒猫さんと同時進行できるので同じ色にしています。
手抜きじゃないですよ
顔と身体のアップ。
オレンジの影色は黒猫さんよりも濃い目に残しています。
ボンテージに身を包んだボディーラインを強調するように、濃い目の影としてみました。
この後、黒色を塗っていきますので、マスキング大会に突入します!
ミスするとかなり痛いので、光沢クリアースプレーでコーティングしておきました。
レイファンはボンテージのヒモ部分は全て削り取っていますので、全ての塗装が終わってからが、ヒモの再現に入りますので、まだ先は長そうです。
でも、次あたりで見た目完成に近づけますので、もう一息。
しばらくは乾燥させてから、マスキングしていこうと思います。
DOA レイファン(黒ボンテージチャイナ) その3 [DOA]
DOA(デッドオアアライブ)のレイファンの製作を進めました。
模型作りはほぼ毎日、15分程度でも時間を取ってはチマチマと行っていますが、ブログ記事にするにはそれなりに進捗がなければと思い、記事更新が2カ月も経っていました。
前回までで全体の仮組みと、脇腹のチャイナ服の編み上げ部分のヒモ処理を途中まで行っていました。
その後、表面処理を有る程度行い、脚、頭部、胴体など、主要パーツに軸打ちを行っています。
一旦、その段階でサーフェイサーを吹き、様子をみます。
肌の塗装を考慮して、白のサーフェイサーを使用。
グレーのサーフェイサーだと、どうしてもやや青みがかったような影が入ったような雰囲気の下地色になってしまいますので、今回は肌色を意識して白サーフェイサーをメインで使用します。
でも、そのせいで写真の写りが白とびしたような見にくいものになってしまいました
全体はおおよそ問題なく、細部の処理とサフ吹きで見つかった表面の凹凸を地道に処理していくことになります。
分かりにくいですが、脇腹のチャイナ服の編み目のヒモは全て削り取りました。
また、腰あたりで服の前後を繋げている丸い輪っかも削り取っています。
こういった繊細なモールドは、レジンだとどうしてももっさりとした感じで、シャープさを出すことが困難です。
反対側も同様に、全て削り取りました。
すっきりしました。
編み目を意識しながら、肌色を塗るのも難しいので、いっそ削り取った方が良いと思います。
編み目は後ほどプラペーパーか真鍮線といった細い、または薄い材料で再現できるのではないか?と目論んでいます。
また、丸い輪っかのようなモールドは金属パーツでそれらしいパーツを見つけてきましたので、これらに置換し、シャープになるようにしたいと思います。
色々見つくろってきました。
主に100均、一部は女性向けの雑貨や小物のお店やネイルアートのお店で売っているものをかき集めました。
こういった丸い金属パーツは丸カンという名称で検索すると色々でてきます。
キットの形状を測定したところ、腰の削り取った丸い輪っかは3~4mm、首部分にも輪っかがありこちらは2mmの直径がフィットしそうです。
3~4mmはまだ100均でも見つかりましたが、2mmの丸カンがなかなか見つかりませんでした。
最終的に、ネットのネイルアートのお店(だと思います)に2mmの金色の丸カンが置いてあったので、こちらを購入しました。
さて、上手くディティールアップに役立てられるか?です。
ちなみに、首の付け根部分は写真ではすでに2mm径の丸カンを嵌めるために、スピンブレードの2mmで削り取っています。
同様に首の後ろ部分にも2mm径の取り付け部分を開けました。
接着はしていませんが、こんな感じで取り付けられそうです。
首の後ろにあたる部分に金色の丸カンを嵌めてみました。
完成後に最後にこれを接着するとシャープに金色の輪っかを再現できそうです。
輪っかの再現に目処が立ったので安心しました。
さて、しばらくは表面処理を行っていこうと思います。
DOA レイファン(黒ボンテージチャイナ) その2 [DOA]
ここ数日は各種ガレキをヤスリ掛けしては洗浄、またヤスリ掛けな日々です。
比較的進捗のあったDOAのレイファンについて少し進みました。
全身像です。
前回との比較としては、
1:頭部におさげを付けた
2:全身のヤスリ掛けで表面がかなり滑らかに
3:太もものストッキング分割線を瞬着で埋めた
4:脇腹の処理
となります。
上記写真だと、3番目の太もものストッキング分割線を瞬着パテで埋めた状態ですが、肌色瞬着パテなので、分割線があまり分からないみたいです。
もう少しヤスリ掛けした後に、ガイドを付けてスジ彫りをやり直そうと思います。
キットの分割線はどうしても運河彫りになっていますので。。。
どうしようかな?と後回しにしていた頭部のおさげパーツですが、キット状態はこうです。
細かなパーツのため、単純に面倒くさくって作業していませんでした
輪っか部分と垂れた髪の毛がそれぞれ別パーツ。
大きさが分かりにくいかもしれませんが、首に付いている真鍮線は1mmです。
垂れた髪の毛は写真の左パーツは根元が折れていますが、幸い分割ラインだったのでこのまま使えます。
右のパーツは写真上の下部分のランナー部をニッパーで除去の後、髪の毛の先端にあたる先細り部分をこの後ニッパー、デザインナイフ、金属ヤスリで尖らせて処理しました。
輪っか部分は編み込まれていますので、編み目に沿って分割線をヤスリ掛けしつつ、編み目の彫り直しを編み目毎に実施。
2つの輪っかだけで1時間ほどの作業時間になり、目が疲れました
処理後、垂れた部分と輪っか部分を0.5mmの真鍮線でつなげようとしましたが、垂れた部分の断面が小さく、0.5mmではパーツを破ってしまいそうだったので、急きょ0.2mmの洋白線に変更し、瞬着と硬化促進剤の組み合わせで強引に接着しています。
アップだとこんな感じです。
輪っか部の手前に垂れた部分を出すのか、写真のように輪っかの内側にするのかを色々調べました。
結果として、クリアランスの都合とおそらくキットの意図はこのように、輪っかの内側に垂れた部分がくるのが正解だと思います。
ですが、ネットで写真を色々見たところ、輪っかの外側に垂れた部分が出ているケースが多いようです。
どちらが正解でも無いとは思いますが、このキットはこの状態が正解だと思われます。
全身のヤスリ掛けで胸や肩の周辺の凸凹がかなりなだらかになったと思います。
やはり手流しのガレキは表面処理が大変です。
表面処理の一環で、頭部おさげと同じく、面倒そうなので処理していなかった脇腹の服の前後面を結ぶ編み目(?)の処理を少し実施しました。
作業前の片側ですが、こんな感じです。
脇腹部分で服の前後面をクロス上に(編み目状に)モールドが入っています。
ゲーム画面やコスプレの方の服装、その他イラストなどを色々と参考に見てみましたが、レイファンのこの部分はそれほど編み目が多くは無いようです。
しかしこのキットはクロス上の編み目が6つ位モールドされているのですが、分割線と重なっていることからディティールが曖昧でごちゃっとした感じです。
彫り直しか、作り直しか、それともそもそも形状を変えるのか、といった悩みもありましたが、とりあえずはクロスしている下部分になるヒモを削り取って、上にきているヒモを強調し、すっきりさせてみました。
かなりすっきりしたかと思います。
下になるヒモは彫刻刀(というかゴッドハンドのスピンブレード1mm)で削り取っています。
スピンブレードは彫刻刀としてもかなり使いやすく、こういった細かい箇所は最近は全てスピンブレードで処理しています。
後で下のヒモはプラペーパーで再現するか、もう少しこのヒモの処理を考えてみます。
このヒモ状モールドの処理さえすっきり片付けば、案外レイファンをさっくりできてしまいそうです。
しかし、モールド彫り直しなどなどで時間は掛かってます。
DOA レイファン(黒ボンテージチャイナ) その1 [DOA]
DOA(デッド・オア・アライブ)シリーズでDOA2から、レイファン(黒ボンテージチャイナ)です。
レイファン自体は、DOAシリーズのキャラで、中国人。
太極拳の使い手、という設定ですが、ゲーム自体は実はあまりやり込んではいなかったのですが、キャラクターは魅力的なキャラが多いコンテンツです。
他にも、霞なんかはキットも持っていますので、いずれ紹介したいと思います。
このレイファンのキットは、2001年のイベント品のようで、神(じん)氏の作品です。
キット説明書にも記載ありましたが、「皇龍亭」というサイトで紹介されています。
こちらのサイトは現在、更新停止のようですし、作品も作られてはいないようです。
インターネット上で簡単に検索した範囲では、このキットの完成品写真と思われるものは見つかりませんでした。
また、皇龍亭サイトに作品としてこのキットの名前はありましたが、写真はありませんでした。
そういったことから、このキットの完成品を見てみたい、という思いから、少しずつ作製を進めていましたが、ようやく仮組程度ならばできる状態になりました。
写真はまだ軸も通していませんので、テープで仮組
ですが、雰囲気は出ているのではないでしょうか。
キットは手流しで複製されているとキット付属の説明書にありましたが、気泡が多くここまででもかなりの気泡埋め処理をしています。
鼻も気泡で欠けていました。
そのため、瞬着パテで盛っては削りで作り直しです。
指や服飾の細部もかなり欠けていますので、作り直しに近いことをしていますし、服の細部はまだ処理途中の状況です。
元々は各パーツが豪快にレジンの塊に埋まっている状態でしたので、掘り起こしに近い作業が必要でした。
ようやくここまで形になってくれたと思います。
後ろ姿です。
まだレイファンの特徴である、編んだ髪の毛を付けていませんので、キャラクター性に欠けますが・・・
この神氏の作風は、好きな原型師でオーバーダードさんを挙げていらっしゃるだけに、そういった雰囲気があって個人的にとても気に入っています。
もう少し表面処理が必要であることと、チャイナ服の側面(編んでいるような身体の横面部分)のモールドが手流しのためかぼんやりとして良く分からないので、この辺りに決着が付けば完成も見えてくるのですが。
全体としてサイズは大きめで20cm弱くらいで、スケールにして1/8といったところでしょうか。
キットにはサイズ表記はありません。
ワンダーモモなどのガレキ群のヤスリ掛けを進める中、このキットもちまちまと進めていこうと思います。