【完成】アルカナディア ルミティア その5 [アルカナディア]
前回、RGセラフィムフェザーを挟みましたが今回でルミティア完成です。
とはいえ、セラフィムフェザーもルミティア作製の一過程ではあるのですけど。
前回は素体状態だったので、今回はフル装備にあたる”ウィライズモード”による完全体で撮影しました。
サーフェイサーをスカイブルーにしたことで、全体的に青みがかった印象にはなっていますね。
翼の陰影はこれくらいの青みのある影を入れたかったので、これはこれで想定通りの仕上がりとなったと思います。
展示ベースは付属のものをそのまま。
少し色を入れても良かったのですが、最終的には使用しないつもりだったので手抜きです
髪の毛にもふわっと天使の輪を描き込んでいます。
全体的にスカート周りなどに多いスジなどは、下地のスカイブルーを活かすためにスミ入れは行っていません。
ルミティアの柔らかい印象をだすためにも、あまりはっきりしたスミ入れをしない方がキャラクター性にはあうのかもしれませんね。(この辺りはお好みですけど)
このカットだと羽根の輝きが写真でも見えます。
かなり厚めにパールコートをしていますので、実物はもっとキラっとしてます。
ちなみに、羽根はかなり大きいのですが、背中のジョイントが六角形なこともあり、かなりしっかりと保持されます。
緩みやガタツキもありませんし、安心して広げた状態で展示できそうです。
ウィライズモード=戦闘状態、とのことから付属の剣と鞘を構えてみます。
剣、鞘には握り手が付属していますので差し替えています。
今回、握り手に関しては塗膜剥がれがコワイので、あえて無塗装にしておきました。
剣、鞘ともに凝った塗装となっていますので、できるだけ剥がしてくありませんよね
こちらの笑顔もなかなか捨てがたい表情です。
さて、せっかく準備した展示台”セラフィムフェザー”で展示してみます。
大きさ的にはルミティアはRGなどとほぼ同じ大きさなので、違和感なしです。
ルミティアの背中には3mm径マルの接続穴がありますが、セラフィムフェザーは説明書通りだとガンダム用の軸となっているため3mmマルではありません。
でも、組み立て図上では使用しない3mmマルになる接続ジョイントが標準で付属していますので、そちらを使って(少し軸の太さ調整はしましたが)そのまま展示可能です!
ということで、天使なルミティアをイメージした展示がこちらです。
両側の支柱が丁度羽根を支えるような位置になることもあり、かなり安定して展示可能。
まるでルミティアのために存在するかのような安定感です。
下のパネル絵も宇宙空間に舞う羽が丁度良い感じです。
ベース全体はキットの成型色をそのまま活かすためにスモークで塗装していますが、いっそのことブルー系やゴールドを交えたホワイト系にしても良かったかもしれません。
でも、展示ベースが目立ってもアレなので、このくらいで丁度良いのかもしれませんね。。。
ということで、ルミティア+RG セラフィムフェザーでした。
最後におまけショットとして、最近購入した「物撮りノート 日常」が良い感じだったので使ってみました。
教会のような背景とルミティアのイメージはベストマッチ。
物撮りノートは8種類の背景があるのですが、こちらも結構お気に入りです。
以上、アルカナディアのルミティアでした。
アルカナディア ルミティア その4 [アルカナディア]
ルミティアの続きです。
前回までで、ほぼ塗装が完了していますので、今回は細部の塗装と組み上げです。
上半身を組み立てていますが、既に良い感じでキットの素姓の良さに惚れぼれします。
写真で撮っているのは、各所にワンポイント的に配置されている宝石?のようなパーツを塗装したところです。
完成見本ではクリアイエローとなっていますが、ゴールド箇所との差別化のためにメタルグリーンにしています。
こういうところはエナメルで吹きとれるようにしたいところですが、ラッカーのメタルグリーン一発筆塗りです!
とても細かない箇所ですが、こういう細かいところを塗るとグッと引き締まる気がします。
羽根パーツの完成状態です。
スカイブルー下地のホワイトからの各種パール塗装で、部分的に黄色っぽく光っているようにも見えるテカリ具合はイメージ通りです。
羽毛というよりも、不思議な色合いの羽根にしたかったので、パールの厚塗りは効果的でした。
武装状態の両脚など。
ルミティアはだいたいパーツ割で塗装が分けられるのですが、かかとパーツはマスキングによる塗り分けが必要です。
かかとの黒い部分がマスキング必要ですが、さりげなさ過ぎて組み上げる時まで気づくことができませんでした
その後、小さな丸い窪みはゴールドのようなので、ここは筆塗りで対応。
各パーツを組みつけると、良い感じですね~
完成間近です。
剣と鞘は普段持たせないと思いますが、折角なので指定通りの配色できっちり塗り分けてます。
金色パーツの中に白い模様が有る部分なんかは、普通に塗ると大変ですが、グッスマのマスクゾルを使って塗り分ければ一瞬で塗り分け可能です。
先に窪みを白で塗り、白い窪みにマスクゾルを適当に入れ、はみ出たゾルは指で拭いとるだけ。
この手法は、YouTuberのふわとろ大尉のMSハンガーデッキで紹介されており、目から鱗でした。
白とゴールドの塗り分けも白を塗ってからマスクゾルでマスクしてゴールドを塗る、でほぼ対処できています。
マスクゾルは本当に高性能で助かります。
ということで、細かな箇所の塗り分けも終わったので素体のルミティアを組み上げました。
実は写真をちゃんと撮ることができていなくて、2枚しかありませんでした。。。
瞳はいつものUVジェルクリア。
その後、チークをウェザリングマスターで入れるなどの定番工程を行っています。
ピントもいまひとつで申し訳ありませんが、これしか撮影できていませんでした
ということで、次回の完成編ではもう少しちゃんと撮影した完全版ルミティアで締めくくりたいと思います。
アルカナディア ルミティア その3 [アルカナディア]
年を跨いでの再開となりますが、アルカナディアシリーズのルミティアの続きです。
前回は組み立てから、塗装を前提とした後ハメ加工などを中心に進めていました。
その後、表面処理、合わせ目消し、一部のディティールの彫り直しなどの基本工作を行っていますが、その辺りは割愛します。
今回は塗装からスタートです。
ルミティアには各所に金色成型色の箇所がありますが、これらの下地は全て黒サフとしています。
金や銀の下地は黒の方が光の反射を抑える効果があるためです。
また、ゲート処理跡なども気になりますので、下地の均質化のためにも一通りサーフェイサーを吹きました。
黒っぽい箇所も何箇所かあるのですが、これらも黒サフにしました。
写真はサフ吹き直前ですが、各軸部分などにはマスキングテープで養生をしています。
最近のキットは美プラに限らずですが、はめ込みがタイトなモノが多く、塗装後の組み上げ時に塗膜の厚みが結構邪魔をしてしまいますので・・・
削り落したり、ペイントリムーバーで剥がしても良いのですが、気づいた範囲と出来る範囲はマスキングするようにしてみました。
こちらは白パーツ群です。
今回写真を撮り損ねましたが、白いパーツの下地は、ガイアノーツのサーフェイサーのうち、あまり使う事のないスカイブルーを使ってみました。
主には羽根の段差の陰影をどう処理しようか?と考えた時、スカイブルーサフ下地を白で残すようにしてみよう、と思ったからです。
青色サフの使用は実験的な意味合いが強いのですが、毎回少しずつ新しいことを意図的に行う事で経験値を積んでいくよう意識しているつもりです。
髪の毛パーツは前髪などを接着して合わせ目消ししているので、グレーサフを吹いておきました。
後で気づきましたが、マホガニーサフとかにしておけば一石二鳥だったのかも。。。
グレーサフの後、レッドブラウンでブラウン色の影色としておきました。
今回、全体的に色味はルミティアの指定色に仕上げようと思っていましたが、たまたまお店で見かけたアルカナディアカラーを入手しましたので、こちらを積極的に使用したいと思います。
どこに使うか?ですが、
アルカナブラウン=ルミティアの髪
アルカナホワイト=全体の白を塗装後のトップコート
アルカナゴールド=ルミティアの金色
のようです。
最初、アルカナホワイトを全身の白の代わりに使えるのかな?と思って試し吹きしたところ、パールカラーだったのでそのままでは白くはならないことに気づきました。
また、アルカナブラウンは見た目以上にかなり白っぽいことと、アルカナゴールドは攪拌後に吹きつけると見た目のカッパー感よりもかなりシックなゴールドになります。
フタの色よりも、塗装後の色味がかなり異なりますので、試し吹きしてみると良いと思います。
さて、早速アルカナブラウンを使ってみました。
思った以上に白っぽい印象ですが・・・・せっかくなので、このブラウンを活かしてあまり弄らないようにします。
この後、髪の毛は天使の輪を白を加えたアルカナブラウンを細吹きで描き込み、毛先の先端には肌色にて透け塗装をさりげなく入れてみました。
写真右上の腰部パーツは合わせ目消ししたことで股間部分の白い箇所が剥げてしまったので、まずここを白で塗装しました。
この後、白をマスキングし、全体の黒、その後ゴールド部分を塗り直して再現しました。
この順番でマスキングすると、マスキングの手間が最小になるかと思います。
白パーツは全体をスカイブルーサフで整えた後、クールホワイトを全体にまんべんなく吹きつけます。
ただし、段差などにかすかに下地のスカイブルーが残る様、いつもの黒立ち上げに近い塗装を行ってみました。
特に羽根は、段差の高い方から低い方に吹きつけることで自然に段差にスカイブルーが残る様にすることで、羽根の重なりによる影を簡単に残すことができたと思います。
白はかなり幾重にも吹き重ねないと下地の青が出てしまうので、できるだけ均一になるように気を付けながら5~6回吹き重ねたと思います。
それでも、一部パーツで色味の違いがでてしまいましたが・・・
羽根以外のパーツ群も同様に段差にかすかに下地が残る様なイメージで白を吹きつけています。
あまり汚くならない様に、うっすらと残す・・・という気持ちで白を塗っていきました。
その後、白パーツにはアルカナホワイトを3~4回重ね、その他パールカラーも変化を付けるつもりで吹き重ねています。
使った他の色は、ホワイトパール、アメジストパープルを様子を見ながら吹きつけて見ました。
特にアメジストパープルは羽根やスカート部分など、ポイントを絞っています。
剣とティアラは指定色だとホワイトですが、色数を増やす為にホワイトシルバーにしてみました。
全身の黒っぽい色は、真っ黒ではありません。
指定色は、黒+白+青+赤+パープルという何とも言えない指定ですが・・・・
パッケージなどの印象から、黒+グレー+マホガニーでちょっと温かみのある黒にしてみました。
ゴールド部分はアルカナゴールドです。
瓶のふたがカッパーっぽかったのですが、使うとキレイなゴールドでした。
このゴールドは他のキットにも使えそうです。
肌部分は、最近お気に入りのグリパン製桃肌フレッシュです。
太ももなどの接着箇所は、合わせ目を誤魔化す為にラスキウスのホワイトピーチをフワッと吹いています。
また、写真の通り瞳部分はマスキングゾルでマスクすることで、桃肌フレッシュの吹き込みを防いでいます。
この後、肌色部分はスムースパールコートでコーティングしています。
スカート裏に付けるクリアブルーパーツは、全てアメジストパープルを3回ほど吹き重ねて、見る角度によってキラッと色に変化が付くようにしてみましたが・・・
こういうのは写真ではほぼ分からないものですね
ということで全体の塗装はほぼ以上です。
この後、細部の筆塗りなどを行いますが、今回は一旦ここで区切ります。
アルカナディア ルミティア その2 [アルカナディア]
アルカナディアシリーズのルミティアの続きです。
このキットはかなり色分けされているため、細かいパーツも多いのですが基本的に素組み前提の構造です。
そのため、全塗装を行うための後ハメ加工や処理を施しつつ、素直に組み上げていく方針で進めました。
分かりにくいですが、右の黒いパーツが加工後です。
下の白いパーツに挟み込むための軸をカットし、差しこんで接着することで後ハメ化としています。
こちらは腰のパーツ。
腰パーツは塗装済みとなっており、金色と白が塗装されています。
もったいないのですが、合わせ目も目立ちますし、色味も合わせたいことから塗り直すことにしました。
合わせて、合わせ目を消す為に貼り合わせますが、その前に写真赤マル囲み部分を削り込んでおきます。
これは、組み立て時、可動時に太ももパーツが擦れそうだったため、予防の意味での削り込みとなっています。
ルミティアの太ももは結構太めの造形なので、擦れそうだと感じましたので、、、
接着し、合わせ目を消すとこんな感じです。
次は説明書の図を使いますが・・・
赤マルのD19パーツは上半身で挟みこまれる白い背中にチラ見えする箇所となっています。
四角いロの字状のパーツを挟み込ますので、ロの字の上をカットし、コの字状にして下から差し込めるようにします。
こうすると、肌色の塗装と白の塗装を分けて後ハメできます。
これは、D1とD7を接着し合わせ目消しした後に、腰部に嵌めるための加工です。
腰の後ろにあたる写真右下パーツの赤マル部分をこのようにCの形にカットすればOK。
後ハメ時には少し様子見しながらはめる必要がありますが、これで腰部と腹部を後ハメです。
今回の工作はここまでです。
主に胴体パーツを中心とした後ハメ加工が多くなりました。
ルミティアの胴体部はかなり色分け、パーツ構成が凝っているのでその影響で挟みこみが多いようです。
アルカナディア ルミティア その1 [アルカナディア]
コトブキヤの美プラシリーズの一つ、アルカナディアの第一弾としてリリースされた「ルミティア」です。
新シリーズの第一弾ということで、ドストライクで満場一致とも言えるキャラがチョイスされた、という印象(あくまで私の個人的見解ですが・・・)。
天使の美少女かつ清楚系ということで、何を弄る必要があるのか?
というキャラですが、つい先日ReACT-Aというバリエーションキットがでました。
ReACT-Aによって、ダークな感じが公式でもキット化されたので、そっち系はReACT-Aを作る際にお任せとして、今回は素直に清楚系でキレイに仕上げていきたいと思います。
キットはノーマルモードとウィライズモード(戦闘モード)の2形態を差し替えで表現できるようになっています。
写真はウィライズモードで、ある意味フル装備状態です。
大きな羽が印象的。
羽根のモールドもプラキットの羽の中では見たことのないレベルで美しい造形になっています。
発売は2021年ですが、今見ても特に非の打ちどころは無いキットだと思っています。
羽根には可動軸も設けられていることから、写真のように包み込むような表情付けも可能です。
展示ベースもクリアブルーの専用のものが付属しており、抜かりありません。
羽根のことばかり書きますが、良い造形です。
この羽を他の美プラにも転用できそうですが、あまりにルミティアのキャラの一部になっていて、逆に他のキャラに付けると取ってつけた感がでちゃうかもしれませんね。
髪飾り、腰回りのスカートのような衣装など、分割も的確で色分けもほぼパーツ分割で再現できています。
ただ、主に脚周りで接着箇所が多く、特にスネ~足首に関しては結構目立つので処理した方が良いと思います。
ちなみに写真はそれらの合わせ目処理は全て終えた状態です。
付属の剣を構えるポーズも良い感じ。
表情パーツも凛々しいものも付属。
その一方でこんな表情もあるあたりが良いですね。
こちらは羽根などもはずしてノーマルとウィライズの中間のような状態にしてありますが、これはこれで違和感ないと思います。
表情3種類、手首パーツも豊富に付属しているので、色々なポージングが捗ります。
衣装デザインの影響もあって、腰回りはあまり動かないですが、キャラクター性がそれを補って余りあるので特にマイナスというほどでも無いでしょう。
ただ、初版のルミティアだったのですが、股間パーツが不良だったそうでゆるゆるでした
これについては、コトブキヤのサポートに連絡することで無償で肌色ランナーセットをマルっと送ってきてくれたことによって改善はされましたが、最初はあまりにぽろぽろ足が外れるので焦りました。
ちなみにHGエアリアルとの比較はこんな感じ。
羽根を広げていることもあって、結構大きく感じます。
ちなみに途中でも書きましたが、足の赤マル箇所あたりのスネパーツは正面からパーツの合わせ目がかなり目立ちます。
にも拘らず、繊細な凸モールドをまたいだ合わせ目になっているので、慎重に消していく必要があります。
私は瞬間カラーパテの白を使って接着しはみ出た瞬着を折った紙ヤスリで丁寧に処理してなんとか消しました。
次回へ続く・・・