【完成】ルパン三世カリオストロの城 1/8 クラリス その5 [ルパン三世]
前回記事から、間が空いてしまいましたが、ルパン三世 カリオストロの城のクラリスの完成です。
2020年冬の2月のワンフェス(すでに1年以上前ですが)で購入した、イベント品ですが、思ったよりも時間を要してしまいました。
ワンフェスも開催されないまま、はや1年ほど経ってしまいましたが、早く再開できることを祈念します。
さて、キットは原型氏さんはT・J田中氏で、作例の気品あふれる雰囲気を会場でみて一目ぼれで購入しましたが、残念ながら私の技量ではその再現には及びませんでした・・・
以下、ぐるっと一周のご紹介をさせて頂きます。
キット付属の作り方では、脚を先に組んで、塗装してからスカートを被せるようになっていますが、後ハメ加工的に処理しています。
また、ベースへの接続も左足に2mmの真鍮線を通すことで、なんとか自立しているようにしています。
お腹部分の接合箇所は消そうかな、とも思いましたが改めて映画などの映像を見返してみると、お腹は上下で分かれており、ワンピースでは無いようですので、あえてそのままにしています。
真っ白の服ですので、強めにクリアーパープルによるシャドー入れをしています。
髪の毛はモールドを深めに彫り込んでみたり、SSP瞬間接着パテで埋め直したりを繰り返して、ほどよい加減で手を止めました。
劇中などでは、あまり髪の毛の束があるように見えないのですが、キットではそれなりにモールドされていますので、劇中とキットの中間程度のモールドになるよう、やや埋めています。
おそらくこれが正面だと思います。
でも、顔が似てない・・・・
何度も書き直してみましたが、クラリスはこれといった特徴が無い、というのが特徴のような顔立ちで、キットのモールドも尊重しつつ劇中よりに塗装するようにしてみたのですが。。。
未だにまだもう一つ工夫できないかなぁ、と思っています
最後にアップ。
アップはなかなか厳しいですが、この角度ならまだなんとか
唇はいつものクリアー+クリアーレッド+クリアーオレンジで10代の少女らしくうっすらとしたものに留めています。
プレーンなキットだったこともあり、両腕をネオジム磁石接合にする、分割線を変更するなど、いくつか実験的試みを行ってみました。
今回のクラリス作製でこれらのノウハウも得ることができたと思いますので、次のキットでこれらを活かしていきたいと思います。
ルパン三世カリオストロの城 1/8 クラリス その4 [ルパン三世]
ルパン三世 カリオストロの城のクラリス ガレージキット作製の続きです。
前回までで主な塗装が終わりました。
今回は主にアイペイントとなります。
白目は最初の白サーフェイサーを残して肌塗装をしていましたので、前回最後の写真からの差分としては、白目部分のマスキングテープをはがした状態がこちらです。
いつもマスキングテープの切れ端を白目中央に貼り、それを覆うように面相筆でマスキングゾルを丁寧に筆塗りしています。
マスキングテープの切れ端はマスクのため、ではなく、マスキングゾルを安全に取り除く際のきっかけとして、ピンセットを差し込む場所を作るために貼っています。
これを忘れると剥がしにくかったり、白目部分を傷つけてしまったり、と良いことが無いので、このひと手間は重要です。
全体に一度ラッカースプレーのツヤ有りコーティングを行い、十分に乾燥後にエナメルでまつ毛な縁取りを書き込みます。
いつものによう、面相筆で適当に描き、同じく面相筆にエナメルシンナーを付けたもので、余計な部分を削り取るように少しずつ形を作っていきます。
私の中では、アイペイントで一番時間が掛かる部分です。
今回、髪の毛がブラウン系のため、まつ毛などもエナメルのダークブラウンで塗っています。
このまつ毛と縁取りの計上、太さ、でこの後の仕上げが変わるので、とても身長に行っていますが、時間が掛かります。。。
その後、満足いく(妥協点とも言えますが)状態になったところで、クリアーコートをして次の工程に移ります。
瞳のふちを描きます。
クラリスは劇中で青い瞳だったので、ダークブルーで描きます。
当時の作画を参考に、やや右寄り目線になるように描きました。
ここの工程も妥協点でセーブします(クリアーコート)。
その後、青い瞳を塗るために、面相筆などでクリアブルーなどを駆使して筆塗りしましたが、どうしてもうまく塗れません・・・
3回ほど塗ってはエナメルシンナーで剥がす、を繰り返した結果、筆塗りはあきらめました。
今回は瞳部分だけ、丸くマスキングして、エアブラシでクリアーブルーを塗装しました。
小さいですが、この方がむらなくグラデーションもかけられるので早かったですね。。。
眉毛も描き、唇も分厚くならないように程よい感じに塗って・・・一応の完成!
眉毛も5回程描きなおしをしています。
クラリスの顔は目立った特徴が無いプレーンな顔立ちなので、眉毛の角度や位置で表情やキャラが別物になってしまうため、妥協点を見出すのに苦労しました。
唇はエナメルのクリアー:クリアーオレンジ:クリアーレッド=9.8:0.15:0.05くらいのうす~~~いクリアーペールレッドのような色を作って、筆塗りです。
爪もこれで塗りました。
描くと以上ですが、今回のアイペイントは各工程で3回前後やり直しをしたので、2~3日かかったように思います。
ベースはマホガニーのサーフェイサーを全体に吹いたらいい感じだったので、少しだけウッドブラウンを入れて完成にしました。
文字はエナメルのゴールドでふき取り仕上げです。
胴体、足なども接着やリタッチ、細部塗装を行って完成。
次回、完成編です!
ルパン三世カリオストロの城 1/8 クラリス その3 [ルパン三世]
ルパン三世 カリオストロの城のクラリスの作製の続きです。
表面処理で時間が掛かってしまい、他のキットと平行作業をしていたので相変わらず期間が空いてしまいました。
何度かサーフェイサー吹き>やすり掛け>サーフェイサー・・・を繰り返したスカート部分に時間が掛かっています。
胴体部分は右腕が胸に密着している箇所が、キットパーツだと隙間が気になったので、ポリパテで埋めてクリアランスを調整しています。
この加工でネオジム磁石でつなぐ右腕の自保持力も向上するので、一石二鳥でした。
肌色部分は表面処理が終わったので、一度白サフで真っ白に。
頭部パーツは白目部分をマスキングゾルを筆塗りし、白サフが白目になるように残します。
後で白目を塗る方が難しいので、だいたいこの手順で塗っています。
肌色部分をラスキウスのベース色で都道。
その後、影部分は同じくラスキウスのクリアーペールレッドを使っています。
唇部分もこのクリアーペールレッドをエアブラシの細吹きをしてみましたが、手持ちが0.3mmの口径しかないので、こういうときは0.2mmのエアブラシは欲しいところですね・・・
手首など、肌色部分が乾燥した後にマスキングし、全身白いドレスのクラリスらしく真っ白にしました。
塗り分けがほとんど無いデザインは助かります。
その後、クリアーパープルをクリアーで3倍ほどに薄めたものでシャドー吹きをしました。
服のシワや体の起伏を意識して・・・白一色のシンプルなデザインなので、せめてこのシャドー吹きで変化を加えてみようと、やや強めに入れてみました。
頭部の肌色をマスキングし、髪の毛の塗装をします。
ラスキウスの栗毛色でベースを塗装。
この時点ではベタ塗りです。
ちょっとわかりにくいですが、シャドー吹きをします。
シャドーは、クリアーブラウンをクリアーで3倍ほどに希釈したものを使用し、様子を見ながら少しずつ影部分を暗くなるように塗装しました。
クリアーブラックも少し使って、メリハリをつけてみました。
ここまでで、主な塗装が完了。
マスキングをはがしてみたところです。
脚はロングスカートの中になると完成後は全く見えませんし、腰回りの再現はされていないのですが、一応、それっぽく塗装をしています。(ですが、やはり全く見えなくなりますが)
こちらは顔が見える写真ですが、次はアイペイントとなります。
次回に続く・・・
ルパン三世カリオストロの城 1/8 クラリス その2 [ルパン三世]
クラリスの続きです。
今回は素組みで見えてきた改修箇所がありしたので、その辺りを進めつつ、完成度を高めるべく表面処理を進めます。
腕です。
両腕、両手首の4パーツですので、手首は腕に接着し隙間も瞬着カラーパテなどで埋めて整形した状態です。
手首がめちゃくちゃ細いので軸うちは慎重に行いました。
指先や袖回りも掘り直しを行って、メリハリをつけています。
この両腕を胴体にどのように接合するか?ですが、今回は少し今までと手法を変えてみようと思います。
写真で銀色の丸が肩の軸位置に1個、右腕は二の腕中央部分内側にも1個、ネオジム磁石を埋め込みました。
直径2mm、厚さ1mmなどの極小サイズがAmazonで入手できましたので、そちらを仕込んでみました。
クラリスの胴体との接合が胸にめり込んだようなポージングだったため、真鍮線やアルミ線だと密着具合が今一つだったので(軸うちが下手なだけですが)、今回は磁石で接合することにしてみました。
右腕は二の腕にも磁石を埋め込み、より密着するように、胴体側の腕が密着する箇所にも受け側の磁石を埋め込みました。
取り回しがらくちんですし、後で接着する必要もないので、磁石接合は良いかもしれません。
このキットでもっとも大きなパーツであるスカートです。
完成後はほぼ見えませんが、やはり厚みが気になります。
ふちもこんな感じなので、少し重い感じがしましたので、ちょっと削ってます。
手持ちのリューターでゴリゴリと・・・
ものすごい量のレジンカスが飛び散ります。
一度削りカスをひっくり返して大惨事に・・
リューター使用時は気をつけましょ。
スカート前後を張り合わせ、瞬着などでがっちり固めます。
前後張り合わせとシンプルなのですが、凹凸や隙間が気になりましたので、ポリパテで埋めました。
ポリパテのほうが早いくらい、隙間などが気になりましたので・・・
結構スカートは波打っていますので、その辺りも丁寧にやすり掛けしていく必要があります。
また、写真ではわかりにくいですが、結構厚みもあるため、ふちくらいは薄々になるよう、リューターやナイフを駆使して削り込みを行っていくことにします。
少しでも軽くなりますしね。
ある程度削り、腹部とも接着。
その上でポリパテによる整形を行った状態です。
この腰部~スカートができれば、全体としては5割くらいできたようなものです。
シンプルな衣装ですので、マスキングをしないで済みそう。助かります。。。
次に頭部。
写真で分かるか微妙ですが、モールドが甘いというか、境界線があいまいなので、掘り直します。
Before
After
写真だとちょっとわかりにくいかもしれませんが、髪の毛の境界線あたりは塗装を考慮して彫り込みました。
瞳部分も彫り込んでいます。
ついでに表面を削るので、離型剤はがしにもなりますしね。
今回はここまでですが、まだ工作は続きます。
ルパン三世カリオストロの城 1/8 クラリス その1 [ルパン三世]
ここのところ、プラモデルが続いていましたので、久しぶりにガレージキットを作っていきます。
キットはルパン三世カリオストロの城 1/8 クラリスです。
こちらは、2020年冬のワンフェスで昨年2月(ちょうど1年前ですね)のワンフェスで、幕張メッセで購入したキットです。
作者はT・J田中氏です。
今年のワンフェス冬はやはりというか当然というか、コロナ禍で中止になってしまいましたね・・・残念。
1年前のワンフェスでは、コロナの影響は頭をかすめるものの、どこかまだ大丈夫、といった感じで開催されていたことを思いだします。
カリオストロの城といえば、説明不要とは思いますが、宮崎駿監督が手掛けたルパン映画でありまがら、その後のジブリ映画の雰囲気も漂わせた作品でした。
1979年公開の劇場映画ですから、なんと42年前!!
TVでも度々放映されていましたので、古いアニメ映画ではありますが、認知度は高いんじゃないでしょうか。
クラリスはまさに宮崎アニメのヒロインとして描かれていましたね。
未だに人気の高いキャラクターだと思いますが、まさか40年以上前のキャラクターであるクラリスのキットがワンフェスで手に入るとは思っていませんでしたので、ラッキーでした!
さて、前置きはともかく、キットをまずは素組みしてみました。
実際にはこの状態に至るまでに、バリ取り、すり合わせや軸うちなどを行っています。
ですので、普通のプラモの素組みとは違いますが・・・・
(この状態にするために、すでに10h程度はかかってると思います)
クラリスの足首はとても細くて、片足を後ろに重心が左足だけにかかっているポーズのためだと思いますが、キット指定では、お尻のあたりに軸をうち、ベースに支柱を入れる仕様となっています。
さすがにそれでは目立つので、前に出ている左足裏に足裏~足首に真鍮線を通すように斜めL字に軸うちをして自立させています。
ベースも付属しますので、こちらも丁寧に仕上げたいと思います。
劇中登場の白いワンピース(ドレス?)姿のため、長いスカートが特徴的です。
スカートは前後分割で、足をスカートに接着するような組み立て手順になっていますが、塗装が大変になるので少しアレンジをし、スカートと足は別に組み上げられるように加工します。
スカートの中の腰部パーツが無いため、独特の組み上げ方になっています。
見ての通り、クラリスの再現度は高いと思います。
スカート、腰部パーツはマスキングテープで仮止め状態です。
バランスやかみ合わせを見るには、こいうしてとりあえず組み立ててしまうのが一番です。
このキットは業者抜きではないようですので、結構ディティールの甘くなった箇所や、成型の癖、気泡や表面の荒れが気になります。
この写真の段階で、顔や腕回りなど、かなり掘り直しや表面処理を済ませた状態ですので、キットをもし持っている方はここまでもってくるのにそれなりの時間が掛かっていることがご理解いただけるかと・・・
ただ、クラリスの雰囲気は抜群に良いと思いますので、頑張って完成させたいと思っています!
しばらくは表面処理の繰り返しになりそうなので、あまり記事にしても変わり映えがしなさそうな・・・