トップをねらえ! 1/5 タカヤノリコ その2 [トップをねらえ]
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トップをねらえ!の 1/5 タカヤノリコ (原型=ボーメ氏)という巨大なキットの続きです。
ガレージキットとしては黎明期に近い時代のキットのため、この時代によくあるトンデモナイ箇所で分割されていたり、表面がぼこぼこだったりするのは当たり前の難物なので、じっくりと丁寧に仕上げていきたいものです。
こんなキットを人生で二度作ると言う事は無いでしょうから・・・
さて、昨年7月の仮組み以来、手を止めていた訳ではありません。
あまりに大きなパーツと大胆な分割に手を焼きつつも、モチベーションが上がればヤスリ掛けとすり合わせを繰り返していました。
そんな感じですので、ひたすら表面処理を行っています
写真はちょっと気持ち悪くすらあるかもしれませんが、頭部、胴体、左足表面に出ている気泡をポリパテで埋めている状態です。
微細気泡を含めて大量にある気泡。
ネットで効率的な埋め方を調べると、クレヨンをすりこむという技もあるようですが、なんとなく劣化などが怖くて試せていません。
そのため、今回は素直に気泡をピンバイス2mmくらいで抉ってからポリパテで埋める。。。を繰り返しています。
大量の気泡はある程度まとめてデザインナイフで抉って繋げ、まとめてポリパテを充填して埋め立てます。
状況によっては、瞬着カラーパテも併用していますがこちらはやや硬めで削りにくいので、切削性の良いポリパテが好みです。
ただ、削った時の削りカス(粉)が明らかに身体に悪そうで、それだけが苦手なんですけどね・・・
胴体のポリパテをあらかた除去(ヤスリ掛け)出来た状態ですが、まだまだですね。。。
ここでちょっと悩んだのが両腕の取り付けです。
見ての通り脇下あたりは胴体に比較的密着しており、隙間のヤスリ掛けが非常に難しいです。
さらに、腕も肘のあたりで脈絡なく分断されており、こちらも整形→塗装→接合→整形→塗装・・という厳しい構成になってます。
うる星のしのぶのキットの左腕のような構成ですが、こちらはもう一段階作りにくい分割になっているのが悩ましいです
色々考えましたが、パイロットスーツ?の袖が良い感じで直線の境界線を持っていましたのでここで分割することに決めました。
ハイパーカットソー(0.1mmの厚みのもの)を用いて丁寧に袖の直線部分で切り離します。
すると腕パーツはこのようにな構成に。
これによって、
・肘で分断されていますのでここを予め接着して整形が容易になる
・二の腕の内側で処理がしにくかった脇腹周辺の整形が容易になる
という改善ができました!
ちなみに横から見ると、脇下~脇腹の表面はこのようにボコボコで段差もきついです・・・
腕が無くなったことで、この辺りの処理が本当にしやすくなったと思います。
こういった古いキットは工夫して作りやすく改造してあげた方が、結果的にキレイに楽に仕上げられる箇所もありますね。
こういった工作をしていると、まるで初期のガンプラをフル改修で作っているような感覚です
まだ腕の表面処理中のため接着はしていませんがアルミ線を通して形にしてみました。
こうやってモチベーションを維持しつつ、次の工程を考えることも重要だと思います。
次に右足です。
1パーツですが、ソックスと脹脛部分で分断しようと思います。
そのための接合位置を間違えない様に、予め油性ペンであたりを描いた状態です。
なぜ右足のソックスで分断するのか?ですが、
このキットは写真のように両足が密着こそしないものの、非常にくっついています。
太ももの真中で豪快に分断されているため塗装前に接着をしなければならず、太ももを接着してしまうとソックス周辺の塗装が非常に難しくなる、という、これまでやっかいな構成になっていたためです。
こちらもハイパーカットソーで丁寧に分断。
ハイパーカットソーはこういうときに非常にキレイな断面で切断でき、刃の厚みもほぼ無視できるため助かります。
もともと描いていた油性ペンのあたりを用いて中心点をうち、アルミ線を通して軸打ちしてみましたが全く問題なく再生できたと思います。
工作は着々と進んでいますが、表面処理をしていると気泡や表面が波打っているところが気になりだし、いつまでたってもヤスリ掛けが終わりません
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トップをねらえ!・・・懐かしいですね。
完成を楽しみにしてます(*´ω`*)。
by 萌田かずきち (2022-03-14 01:45)
萌田かずきちさん
コメントありがとうございます。
とにかく物が大きくて、表面処理が一向に終わらず気長に作ってます^^;
by lanch (2022-03-15 10:23)