ぷちりっつ Fate/Grand Order ネロ・クラウディウス その2 [Fate]
ぷちりっつ Fate/Grand Order ネロ・クラウディウス(長い!)の続きです。
簡単に作って、飾って楽しむ!というコンセプトだと勝手に思っていましたが、このキットは見れば見るほどその真逆の存在のような気がしてきました。
そのため、ガチで作っていきます!
と言いつつも、大改修!とか思いつめると、おそらく行き詰るので、全塗装を行うために必要な最低限の工作に留める、というコンセプトで作っていきます。
全塗装を行う上で、一番ネックになるのが上半身と下半身が一体化されている点です。
塗り分ければ良いのですが、せっかく肌と水着でパーツが分かれているので、最大限に活用します。
写真の左のパーツは胴体で下半身のコアになる、股関節軸と上半身の間を、ハイパーカットソーで切断します。
また、左の水着パーツにおいて赤マルをつけている箇所を切り欠いておくことで、後ハメが可能です。
(最終的にはもっと削って、現場合わせで調整しましたが、およそこのようなカットではめ込み可能です)
これで塗装の手間がかなり簡略化できます。
次に、宝具の出来は良いのですが、抜きの都合から甘くなったモールドを彫ります。
左のパーツのマル部分が甘い箇所。
右は彫り直したものです。
塗装後にスミイレするつもりなので、深めに彫っておきます。
ここは手元にあったのが一番使えそうなサイズで1.0mmのゴッドハンドのスピンブレードでしたので、これで彫っていきました。
本当は0.9mmか0.8mmくらいのスピンブレードを買っていれば良かったのですが、持っていなかったので少し大きめですが1.0mmで彫りました。
お持ちの方は0.9か0.8mmがお勧めです。
下半身の水着は前後で接着。
赤い水着パーツ(これで全部ではありません)を整形して塗装待ちに。
宝具は先の工作以外は若干のシャープ化程度で済ませ、塗装してしまいました。
まずは黒サーフェイサーで、金色の宝具の下地を作りました。
あ、宝具は接着するパーツがあるので、普通に接着して普通に接着面をヤスって合わせ目を消しています。
砲塔のような箇所がそれですね。
本当はプラパイプで作り直した方が早いか?とも思ったのですが、細かなモールドの再現をしなければならないことに気づき、旋盤でも持っていればそういうので作っちゃうのでしょうが、そこまで手の込んだことをしなくても良いかな?と。
簡単仕上げです。
金色の下地の黒ができたので、GSIクレオスのGXカラーのレッドゴールドを普通に2回ほど塗装しています。
イメージ通りの色味です。
金色の宝具とサンダルの靴底部分はこれで塗装完了!
なんと簡単な。
さて、このキットに着手した一つの理由がラスキウス アウラのブロンド塗装を試してみたかった、という点でした。
ラスキウス アウラの使い方は、一応GSIクレオスさんの提示されている塗装の組み合わせで頭では分かっていますが、実践が伴っていませんので、今回は実践しました!
ブロンドの塗装を行います。
写真は髪の毛パーツを接着、整形してラスキウス アウラのブロンド色を普通にべた塗りした状態です。
実はネロ・クラウディウスの整形色とラスキウス アウラのブロンドの色はほぼ同一でした。
塗ったかどうか分からないくらい、同一です!
ちなみに、髪の毛パーツは接着後、段差ができるのでガイアノーツの瞬着カラーパテの肌色で埋めてヤスリ掛けをしています。
さて、ブロンドカラーの再現のため、今度はシャドー吹きです。
GSIクレオスさんのGXカラーのクリアブラウン50%+スーパークリアーⅢ50%くらいで作った、クリアー割したクリアーブラウンを段差(特に凹部分)にうっすらと吹きかけ、3~4回掛けて色を出しました。
なかなか色が乗らないのですが、微妙に色は付くのであせらずに少しずつ色を乗せていきます。
写真では分かりにくいですが、その後ハイライト部分を中心にクリアーホワイトを吹き、全体にもフワッと吹きつけて色味を調整しました。
まだテカテカしているので不自然ですね。
最終的には、プレミアトップコートのつや消しを吹きますので、なんとかなるはずです!
ということで、今回はいきなり工作から塗装に進んでいます!
パーツは少ないしガレージキットよりは表面処理など手間が掛からない分だけ作りやすいので、作業がはかどります。
ぷちりっつ Fate/Grand Order ネロ・クラウディウス その1 [Fate]
今回は少し新し目のキットに手を出しました。
色々仕掛があるのに・・・
ガレージキットの作製が続いているので、少し息抜きにサクッと作れてカワイイ造形が気に入ったので、新しいカテゴリーぷちりっつシリーズで発売のFGOのネロ・クラウディウスです。
パッケージはアレンジが良い感じで、店頭でも目が止まりますね!
しかも1,500円ほどという良心的な価格で購入しやすく、ライトユーザー向けの商品なのかな、という印象です。
しかし・・・・組み立ててその考えが誤っていることに気づきましたが。
それは後ほどです。
パッケージにはランナーがあっさりと収納されており、宝具パーツ、肌色パーツ多め。
大きな頭のために多めのパーツ構成である髪の毛と台座、赤いパーツは剣と主に水着です。
それ以外は各所の足りない色を補うシールが2枚。
瞳もシールで補完することで、簡易的にネロ・クラウディウスは完成します。
作るだけなら1時間もあれば、サクッと作れるでしょう。
と、いうことで今回はサックリ作ってみました~
いきなりフル装備。
瞳もシールでそれなりの完成度です。
でも、やっぱりドットのような印刷が気になるシールです。
これで良しとすれば十分ですが、やっぱりガレージキットを作っている人なので、ここは気になるところ。
ツインテールの髪の毛は前後2パーツ。
そのため、分割線はそれなりに目立ちます。
髪の毛なので、分割線というほどでもありませんが、やはり気になりだすと合わせ目は消したくなるのがモデラーというものではないでしょうか。(?)
真後ろを見ると、水着の背中部分の色がまったく足りない(成型色ではない)ということに気づきます。
まぁ、後ろだからね・・・・と思えれば良いのですが。
だんだんとこのキットがライトユーザー向け、という最初の思いが思いこみではなかったのか?という疑問を持ち始めました。
大きな剣はパッケージもありますが、黒と赤で複雑な模様があるべきですが、見ての通り赤一色。
モールドはされているので、自分で塗れというメッセージを感じませんか?
宝具の金色もウェルドが気になりだすと止まりません。
・・・あれ?だんだん気になるところの方が多くなって・・・
宝具を外し、ネロだけにしてみます。
水着の白が足りません。
あとは脚元を良く見ると、サンダルのヒモにあたるラインはモールディングされていますが、かなり曖昧になっており、赤いラインを入れるにはちょっとこのモールドには妥協できそうにありません。
もちろん、脚は前後2パーツであることが分割線で見えてしまうという気になるポイントも。
一応可動部分があるので、少し可動範囲のチェック!
なんでしょう、このポーズは。
稼働領域はこの写真で以上です。
動かして遊ぶキットではない、ということが良く分かりました。
以上、ここまでに気づいた気になるポイントをいじっていくことになりました。
あれ?サクッと作るつもりが、ガチ製作になる気がしてなりません。
カワイイ赤セーバーを作りたくなったら、手を出すしかないでしょう!
ちょっと頑張ってみます!
ガンダムベース東京2019/11/22 [イベント]
仕事帰り、久しぶりにガンダムベース東京に行ってきました。
今回の目的は、11/21に発売されたHJメカクニクス04を買い忘れていたのでこの本の購入です。
そういえば、ここ2カ月くらい行っていなかったので、久しぶりでした。
展示なども夏からは大きく変わっていましたので、色々と興味深いものもあり、せっかくなのでレポートしました!
入ってすぐに目に留まったのが、こちらのMG FAZZ Ver.Kaです。
これまでのショーなどでは試作やサフ吹きのグレー状態でしたが、遂に塗装された完成見本品が公開されていたのですね。
画像はリックで大きくなります。
白とグレー基調の渋いカラーリングで、より巨大さが引き立ちますが、お値段も凄いですね・・・
MGのジ・Oと同じ価格ですが・・・密度がありますしね。でも高いなぁ・・・
となりの展示は、別のショーでもありましたが、PG パーフェクトストライクです。
左下の説明を見ると、単にパーフェクトストライクパックが付くだけでは無く、頭部を始めとした新規造形によって各所の見直しがされているので、実質Ver1.5のような感じがします。
プレバンで、パーフェクトストライクパックが取り扱うようですが、プレバンの説明と写真を見る限り新規造形パーツは付属しないので、単品を一般販売で買った方が良いように思います。
定価で¥25,000と高価ですけどね
あと、こちらはずーっと売り切れしていた、HGUCフォーマットの「グフ・フライトタイプ(21stCENTURY REAL TYPE Ver.)」が再生産されていました!
時々サイトをチェックしていましたが、ずっと在庫無しなのでガンダムベースに行って無かったのですが・・・
いつの間にか再生産されていたのか、間が良かったのか。
大量に置いてありましたので、1個買ってきました!
定価で¥2,750(税込)で、おひとり様5個まで、とのことでしたが、こんな大きな箱を5個も買うのは・・ね
でも、買い物かごに山盛り入れている人はいましたね・・・・
ちなみに中身はHGUCグフカスタム+昔の08小隊キットのフライトタイプのパーツをミキシングでHGUC仕様のグフフライトタイプができるようになっているので、パーツ数は多めのキットです。
プレバンでこの仕様のキットがあったかどうか記憶があいまいですが、想定されるアップデート仕様です。
入ったところのショーケースには、GBWC2019の作品が3つ展示されていましたので、ご紹介。
どれも作り込みが凄いので、じっくり見てきました。
その隣に、瀬川マツコさん(マツコ・デラックスさん)の作品とありましたが、ディオラマの展示が!
ちょっと調べたところ、11/28放送の「夜の巷を徘徊する」でこの内容があるそうです。
こちらも作り込みは凄いのですが、マチルダさんは何ベースなんでしょうね?
入って正面のところには、アースリィガンダムの巨大なパッケージがあり、どうやら不要ランナー回収箱のようです。
横に説明がありましたが、それを見ないと一体何だこれは?状態です。
新商品などの展示も多くありますが、目を引くのはやはりこれ。
もっと大量に作って展示して欲しいところですが、個人ではなかなかこの個数も難しいので壮観です。
最近プレバンが力を入れているAoZシリーズの一大コーナーで、力の入れ具合が分かりますが、かなり売れているでしょうね。
でも、雑誌が休止になってかなり経ってからのこれってどうなんでしょうね。
相変わらず、分社化してからのバンダイさんの方針には疑問がありますが、独占なので仕方ありませんね。
F90シリーズも今発表されている仕様を全て展示されています。
そのうち、このコーナーも一大コーナーに変貌することはほぼ確定ですね。
しかし、26個もの装備を発売されたら、本体も26個買わなければ展示できないわけで・・・・
MGという金額帯とシリーズで出すよりは、価格と作りやすさを踏まえてRE1/100で出す、とかでも良かったんじゃないかと思います。
26個も同じMG作るのはちょっとした修行ですね。
そこまでやらなければ良いだけですけど・・・
あと、気になったのがこちらです。
以前、プレバンで扱ってましたが、一般販売されていたのをはじめて見ました。
秋葉原のお店やボークスの大型店舗でも扱ってなかったような・・・
半完成品のこちらはお値段定価で¥14,800。
う~~ん・・・HGUCサイズのベースだけでこの値段はちょっと勇気が試されますね
ということで、当初の目的であったHJメカニクス04は沢山ありましたので、問題無く買えましたし、想定がいのグフ・フライトタイプまで買えました
お陰さまで順調に在庫が積みあがってまいりました。
・・・だめですね
タグ:ガンダムベース東京
【完成】装甲騎兵ボトムズ 1/8 フィアナ その8 [ボトムズ]
思った以上に時間が掛かってしまいましたが、装甲騎兵ボトムズ 1/8 フィアナの完成です!
元々が23年前にボークスでイベント品または特典として流通したキットだったので、ネットでも完成品を見かけることがありませんでした。(多分)
完成品をみたくコツコツ作業してきましたが、完成できて良かったです
アップです。
フィアナを知らない人には、なんでこんな緑一色の服なんだか・・・といった感想もあるとは思いますが、分かる人にはやはりコレですよね!
一色は単調になるので、かなりメリハリを付けたグラデーション塗装をしたつもりです。
顔はリアル造形ですので、作画によってかなりばらつきのあるTV版のフィアナではなく、OVA嚇奕たる異端のフィアナの顔を参考にアイペイントしてみました。
あくまで参考ですが・・・似てる似てない、というのは別です
全身像。
髪の毛は途中にもありましたが、ラスキウス アウラの栗毛がフィアナには丁度良い感じでした。
薄めないクリアーブラウンで濃い目の茶色髪を再現できたかと思います。
割と素立ちかと思いきや、風になびく髪を押さえる右手の演技が良いアクセントですね。
そのため、目線は左に流してみました。
瞳は最終的に、ガイアノーツのUVクリアジェルでコーティングしています。
独特の透明感が出るので、最近はほとんどこのUVクリアジェルを使っています。
使った色数が少ないので、マスキング工数は少なくてすみました。
ガレージキットの塗装にしては、珍しくストレス少なめで済んでいます。
でも表面処理は何度もヤスリ掛けとサフ吹きを繰り返したので、相変わらず疲れました。
ガレージキットの作製とは、つまるところヤスリ掛けとマスキングの集大成だと感じる今日この頃です。
横から。
このブログの写真はクリックでかなり拡大できますので、是非ご覧ください。
粗も目立ちますが
真後ろです。
ボディースーツで身体のラインが強調されていますが、お尻の造形が肉感的です。
しかしながら、全体的にいやらしさは無い、というのがボトムズキャラの凄さかと。
これだけ良い造形なのに、正面からは見えないという贅沢というかもったいない仕様です!
数少ないフィアナの完成写真だと思うので、ぐるっと一周を写しました。
ちなみに緑の服はグラデーション強めですが、更に数少ないスジ彫りというかモールドは右足が分割線になることもあって、左足などは飛行機モデルで行うようなエアブラシ塗装を行ってみました。
真横です。
少ない色数ながらも、濃淡で動きを付けるよう努力したつもりですが・・・
最後に目線を合わせた角度から。
胸のディティールアップも濃淡を強めにかけたことで強調され、工作の効果があったと思います。
その点を含めて、今後の練習になる工作がいくつかできたキットでした。
今回、フィアナの肌はやや色白に塗装したつもりですが、撮影(と照明コントロール)が下手なので写真が白飛びしたようになっています。
撮影ブースなどの環境をもう少し検討しなければならない、という今後の課題も見えてきました。
作るだけなら良いのですが、写真は難しいですね。
これまでの写真でも初期は特に適当なので、いずれ撮り直して掲載し直したいところです。。。
以上、装甲騎兵ボトムズからボークスの1/8のフィアナでした。
ボトムズのガレージキットは本命のキリコも保有していますので、まだ続きます!
キリコがいつになるのかは分かりませんが、フィアナ一人では寂しいと思うので、早めに作っていきたいと思います。
デビルサマナー ソウルハッカーズ 1/8 ネミッサ その3 [女神転生]
引き続きネミッサの続きです。
あまり画像としては変わり映えしないのですが・・・・
行っている作業は着実に進んでますが、基本的には表面処理の繰り返しで盛っては削り、の繰り返しです。
前回までで真鍮線を通し、組み立てが可能になっていますので、組み上げました。
その上で、各所の気泡を抉って、場所によってはポリパテで埋めています。
左足のつま先、ベルトの下あたりなどはポリパテで黄色になっているのが見えると思います。
また、このタイミングで各所のスジ彫りの彫り直し、モールドが浅い箇所などの彫り直し、といったディティールアップを行いました。
サフ吹きを行いますので、ある程度深めに彫っておかないと、ディティールが埋まってしまいます。
一通り彫り直し、全体をヤスリ掛けしたつもりなので、洗浄の後サフ吹き。
タミヤの白いプライマー入りの缶サフを吹いています。
真っ白になって、細かな傷ならこれで埋まってくれるはず。
一度、サーフェイサー状態での組立を行います。
全体を改めてみると、まだ消し切れていない傷や気泡といったものが浮かび上がってくるのがなんとも・・・
なかなか手ごわいです。
まだこの段階では塗装には移れそうもありません。
もう一度全体をヤスリ掛けして表面処理の精度を出そうと思います。
面倒ですが、この手間をかけると掛けないとでは、後で表面の仕上がりに差がでてくるので手を抜けません。
ガレージキット作製は、最終的にはこの地道な作業を如何に忍耐強く続けられるかどうか、だと最近思います