装甲騎兵ボトムズ 1/8 フィアナ その7 [ボトムズ]
ボトムズのフィアナを続けて塗ります。
今回は顔を攻めます。
ここさえ終えることができれば、完成までもうひと頑張りです!
ということで、今回の工程の日記を付けるにあたり、一区切りついた状態をサムネイルのために先に公開です。
アイペイントをほぼ全て行い、全体につや消しのプレミアトップコートを吹いてコーティングしています。
腕、髪の毛はつけていませんが、ボトムズの第1話で登場した、フィアナの第一印象はこんな感じですので、髪の毛なし版も有り、かもしれません。
とはいえ、丸坊主の美少女キットというのもアレなので、あくまで参考写真ということで・・・
というわけで、先の状態に至るために行ったアイペイントなどをまとめます。
瞳を塗るために、まず白目を塗らなければなりません。
本来は、肌色塗装時に、ホワイトサフの白をマスキングで残せば良かったのですが、久しぶりにフィギュア塗装をしたせいで、マスキング工程を忘れて普通に肌色で瞳まで塗りつぶしてしまいました
ということで、白目を白く塗るために、白目以外をマスクします。
相変わらずこの状態は不気味です
白目くらいの面積ならば、筆塗りでも良いのですが、今回はできるだけエアブラシで塗ってみようと思います。
マスキングゾルを面相筆で丁寧に塗り、瞳以外のお肌に白色がつくと大惨事ですので、慎重にマスキングしています。
隠ぺい力高めの、Mr.カラーのクールホワイトを塗りました。
きれいにマスキングできて良かった!
塗膜の境界線が、マスキングをはがす際に微妙に出来てしまうので、先端を尖らせた爪楊枝で丁寧にならして目立たなくしました。
ここからが本番です。
アイペイントの順番は人それぞれでしょうけど、私はまず睫毛と輪郭を描きます。
ここからはエナメル塗料です。
今回はタミヤのフラットブラックを面相筆で描きこみました。
この両目の睫毛を描くのに、描いては消してを何度もやっていますので、3~4時間くらいでしょうか。
私はアイペイントでこの睫毛を描く部分が一番時間が掛かってしまいます。
それでもまだまだシャープに描けず、妥協してしまいコレですので上手な人はよほどセンスがあるか、練習されたのでしょうね。
難しいです。
睫毛もまずは上と下の線と一番大きな睫毛一本程度を描いて、納得(妥協?)できたところで一旦乾燥させてから、ラッカーのスプレーで光沢クリアコーティングしています。
睫毛を何本か描くときに、上手くできた部分がエナメルシンナーで間違って消えないように、です。
次に瞳の輪郭と眉毛です。
この線の入れ方で目線とキャラクター性にも大きく影響が出ますので、やはりここも慎重にトライ&エラーで何度も納得できるまで繰り返しました。
目線を左側に流します。
素立ちに近いポーズのキットですので、目線で動きをつけようという狙いです。
あと、やや大きめの瞳にしようと思います。
キット自体はリアル造詣ですが、イメージとしてはクメン編などのTV本編よりは、OVA版~嚇奕たる異端のフィアナの瞳を参考にしました。
黒目の中身は茶色の瞳ですが、今回は初めてマスキングしてエアブラシで瞳を塗ってみました。
左の黒い物体はプラ版を瞳の中の茶色内グラデーションをつけるためのマスキング用に作った冶具です。
瞳の上だけ暗めにして・・・というグラデーションをエアブラシでしてみました。
なお使った塗料は、Mr.カラーのクリアブラウンです。
結果はこんな感じですが・・・茶色を濃くしすぎでグラデーションがわからないという失敗
またマスキングもちょっと下手だったようです。
今回は仕方が無いので、エナメルのウッドブラウンなどを使って筆塗りで修正しました
何事も経験ですね・・・
ということで瞳はエナメルのウッドブラウンで修正し、白でハイライトを入れてそれなりにできました。
この時点で瞳はほぼ出来たので、フィアナの個性である赤い唇をエナメルのレッド+クリアイエロー+ピンクで作った口紅を塗りました。
この写真だと少し下唇が分厚い印象ですね。。。。修正していきます。
わずかに下唇の口紅を減らしました。
0.0何ミリの単位でつけたり減らしたりを繰り返し、こんな感じです。
ほんの少し左右に広がったり、上や下に増減するだけで、表情というか美人度に大きな影響が出ますので、難しいですね。
女性はこういったお化粧を日々されるのだと思うと、支度に時間が掛かるのもうなずけます。
口紅はフィギュアで塗るとけばけばしくなったり、アニメっぽくなくなるのですが、キャラクター性からこのフィアナはこんな感じじゃないかと思います。
今回の状態はここまでです。
頬紅入れ、瞳のうるうる感を増す、といった仕上げを含め、もう一息です!
クラッシャージョウ 1/72 ファイター1&2 その11 [クラッシャージョウ]
クラッシャージョウのファイターの製作日記の続きです。
本体は1&2ともにほぼ完成したので、なんだかホッととしたせいもあって、デカール貼りがおっくうになり・・・止まっています
モチベーションが上がったら再開しますが、その間にファイター2付属のアルフィンが塗装中で放置になっていましたので、こちらの塗装を行いました。
アルフィンの服装は色数も案外多いので、何度もマスキングをやり直す必要がありますが少しずつ進めたいと思います。
先に今回のゴール状態はここまでで作業できました!
今回の塗装でアルフィンの服の色はほとんど塗れています。
顔と髪の毛をつけて、中間結果を確認しています。
まだ黄色が入っていませんが、アルフィンっぽさがでてきたと思います。
やっぱり赤色を入れると、急に完成イメージが出ますね~
塗装の順番をまとめてみます。
もしこのキットを塗る場合の参考になれば幸いです。
前回までで白く全体を塗って、ズボンなどの白い部分の塗装は終わっていましたのでその続きから。
マスキング順番を考えると、まずはベルトと襟の内側を塗ります。
色は、Mr.カラーのタイヤブラックです。濃紺でも良いと思いますが、今回はタイヤブラックとしました。
赤く塗る部分にも気にせず下半身をメインにマスキングしました。
次に服の赤などを塗るので、今縫ったタイヤブラックが完全に乾燥してからベルトをマスクし、襟の内側をマスクするのは難しいのでクレオスのペッタンゴムを詰めています。
この状態で写真は取れていませんが、一度クールホワイトを赤く塗る部分の下地に塗って、発色が良くなるように下地を整えました。
赤色部分です。
まずは下地に、クリアーレッド+ハーマンレッドで作った暗い赤の影色を塗りました。
小さいので雰囲気だけ、で十分です。
赤色の塗装としては、Mr.カラーのシャインレッドです。
先に塗った暗めの赤の効果もあるので、落ち着いた赤色になります。
以前に作った、PLAMAXのアルフィンもこの配色にしていましたので、同じ色を使ってみました。
赤色が十分乾燥してから、マスキングし、銀色を塗っています。
Mr.カラーの#8のシルバーをそのまま使用しています。
最近のシルバーは粒子も細かいのできれいですね。
ベルトのバックル部分をマスキングし、ガルグレーで塗りました、
シルバーでも良かったのですが、工程の都合で、シルバー塗装の段階でここをマスキングすることが手間だと判断したので、最後にバックルだけマスキングしなおして、塗装を分けました。
そのため、色数を増やす目的でガルグレーにしています。
あとは服の黄色のコアだけです!
でも、ここが一番難しいんですよね・・・
PLAMAXの時はディティールが少々あいまいだったのもあって、エナメルでごまかしましたが、こちらはレジンキャストのため、ディティールがくっきりしていますので、塗りわけが目立ちそうです。
たぶん、面倒ですけどマスキングテープなどでマスクしてあげたほうが、仕上がりはきれいだと思います。
装甲騎兵ボトムズ 1/8 フィアナ その6 [ボトムズ]
ボトムズのフィアナの続きです。
今回からはいよいよ本体塗装に入ります。
このキットは、主にクメン編で多く見られた全身が緑タイツのようなボディースーツ姿のため塗装もほぼ単色です。
ちなみに、バンダイの1/20ブルーティッシュドッグに付属する、立ち姿のフィアナもこの服装ですね。
色指定はバンダイキットの説明書の配色を参考にしました。
色は緑とベルト周りのグレーの2色のみ。
シンプルですが、塗り分けは必要でしたので、塗装順番は凹部分にあたるベルトを塗ってからマスクして、全身を塗ることにしました。
ベルト部分は、マスクなしでざーっと塗ります。
暗い部分として、ニュートラルグレー、ハイライト色としてガルグレーにしています。
白じゃない感じなので、スケールも考慮してやや落ち着いた配色に。
ベルトをタミヤの曲線用マスキングテープの3mmで、一気にマスクします。
こういったキットのお腹や太ももといった曲線部分のマスクはこのテープをラインにそうように貼りつけると、キレイに曲線に馴染んで効率的にマスクできます。
また、身体の緑を塗るので、顔も念入りにマスクしました。
首のラインも曲線用マスキングテープが活躍しました。
あと、ガンホルスターは普通のマスキングテープで大まかにマスクし、身体と接する箇所は微妙な曲線だったので、マスキングゾルを面相筆で塗ってマスクしています。
全身の緑ボディスーツは単色だとあまりに単調ですので、強めにグラデーションを掛けてみます。
まずは、暗部になる箇所に、Mr.カラーの#6の”緑”を塗りましたが、この緑は実は現在販売されている#6ではなく、瓶のフタが突起上の昔の#6の緑を使っています。
同じ緑でも、昔と今でかなり色味が違います。
ちなみに、”青”も全く違う色でした。
この”緑”は今でいえば濃緑色といったところで、かなり濃い緑です。
一体何年前に買った塗料なのかすら記憶が無く・・・・20年は経っている気が・・・
緑、はこんな瓶ですね。
この後全体のハイライトで使う、ラスキウスのクリアーホワイトは右です。
このクリアーホワイトもありそうで無かった色でした。
今までは、こういった色は自分でクリアーに白を少したらして作る必要がありましたので、便利になりました。
緑を塗りました。
陰影に気をつけ、凸部は下地のサーフェイサーの白を残すようにうっすらと吹くことで、凹凸の強調をしています。
まだまだ下手ですが、数をこなして、こういった塗装が自然な感じでできるようになりたいものです。
今回の緑はこの3色を混色しています。
#66のデイトナグリーン+#69のグランプリホワイトで基本色を作りました。
この組み合わせは、バンダイのブルーティッシュドッグ説明書にあるフィアナの色指定とほぼ同じです。
ただ、自分の中のイメージとしてはもう少し、エメラルドグリーンのようなイメージを出したかったので、追加で真中の#391のターコイズグリーンを20%ほど加えています。
このターコイズグリーンも最近発売された新色です。
一通りの色が付きましたので、クリアーホワイトでハイライトと全体の色を馴染ませるように、フワッと吹きました。
このクリアーホワイトも使い方にコツが必要そうです。
あまり吹くと、調合した色味とは全く別の色に変化してしまうので、あまりハイライト用として使うのではなく、トーンを落ち着かせるような感じで使うのが良いのかな?という感触です。
あとは調合用でしょうか。
というところで、今回は全体の基本塗装までが完了しました。
装甲騎兵ボトムズ 1/8 フィアナ その5 [ボトムズ]
フィアナの続きです。
前回までで塗装前の表面処理まで終わっていますので、いよいよ塗装を行います!
フィアナの塗装は色数が少なく、とてもシンプルです。
肌色部分も首から上しかありませんので、まずはここから攻めます。
最近のお気に入りである、Mr.カラーのLASCIVUS(ラスキウス)シリーズを使いました。
ベースカラーのホワイトピーチをべた塗りします。
なお、このラスキウスシリーズは、下地を白でべた塗りされていることが前提ですので、ホワイトサフで全塗装された状態でOKなのです。
ただ、今回この時点で失敗が・・・
本当は白目をマスキングして、ホワイトサフで白を代用するつもだったのに、久しぶりのフィギュア塗装でうっかりしていました
後でマスキングして白だけ塗り直しです・・・
次に、ラスキウスの上掛けをします。
今回はクリアーペールレッドを使用。
クリアーペールオレンジもアリですが、オレンジだとやや若すぎるアニメキャラの色味になる気がしますので、レッドにしています。
瞳周辺や顎下など、影になる場所、赤みが差す場所を中心にエアブラシで塗装しています。
この写真だとあまり分からないかもしれませんが
肌色は終わりです。
次に塗りやすい髪の毛を塗ってみます。
ここで、今回は少し実験を兼ね、先日発売されたばかりのMr.カラーの新色である、ラスキウスの髪の毛用の塗料シリーズLASCIVUS Aura(ラスキウス アウラ)を試してみたいと思います。
発売されたアウラを全色買ってきました!
左から順にブロンド、栗毛、濡烏(ぬれがらす)、ピンクパープル、ライラック、クリアーホワイトです。
クリアーホワイト以外はベースになる色ですので、この色を髪の毛にべた塗りし、上掛けにクリアー系のGXカラーやクリアーホワイトを使う事で髪の毛の微妙な色味を表現しよう、という新色です。
ラスキウス アウラの使い方としては、次の組み合わせが一例です。
ベース色+影色+ハイライトの順番でまとめます。
・ブロンド+GXクリアブラウン+クリアーホワイト → 金髪の表現に
・栗毛+GXクリアブラウン+クリアーホワイト → アニメによくある茶色の髪
・濡烏+GXディープクリアブルー+クリアーホワイト →真っ黒でない黒髪表現によくある濃い青の髪
・ピンクパープル+GXクリアピンク+クリアーホワイト →紫よりの明るいピンクの髪
・ライラック+GXクリアバイオレット+クリアーホワイト →青紫よりの紫髪
それぞれのGXクリアー系はクリアで更に割って使っても良いようです。
またこの組み合わせ以外で、クリアーブラックなんかは栗毛や濡烏に合わせるとより暗めの落ち着いた髪の毛になりそうです。
今回は、次の組み合わせでフィアナのブラウンの髪の毛を塗装しました。
なお、GXクリアーブラウンは割らずにそのまま使う事で、暗めにしています。
まずアウラの栗毛をべた塗り。
ガルパンにでてきそうな髪の毛の色ですね。
なかなかキレイな色なので、これはこれで別に使えそう。
クリアーブラウンを陰、髪の毛の重なりに吹きつけてみます。
全体にもかる~く吹きましたが、まだ明るいかな?
もう一段暗くなるように、クリアーブラウンを2~3回ふわっと吹きつけました。
テカリがあるせいで分かりにくいですが、かなり暗い感じに。
ハイライト部分にクリアーホワイトを吹きつけ、全体に少し落ち着かせるために、ふわっと吹きました。
この写真だと少しぼやけた感じがしますね。
完全に乾燥後に、仕上げとしてプレミアトップコートのつや消しを厚めに吹きつけておきました。
写真だと少し白かぶりしているように見えますが、途中写真のクリアーブラウンを吹いた後に感じた色味のばらつき加減が無くなって、しっとりと落ち着いて見えます。
今回は初めてでしたので、かなり実験的な塗装をしましたが、フィアナの髪の毛は栗毛が試せるので丁度良かったです。
今回は、ラスキウス アウラのテスト兼本番で塗装しており、資料としてアウラの使い方も記事でまとめてみました。
今後も色々試してみたいと思います。
装甲騎兵ボトムズ 1/8 フィアナ その4 [ボトムズ]
装甲騎兵ボトムズから、フィアナの続きです。
今回はモチベーションが高めで、製作が進みます!
前回までで胸のディティールアップが完了し、懸案事項であった頭部と太もものズレの補修も終わりましたので、一旦サーフェイサーを吹いて、様子を見てみます。
髪の毛、太ももはポリパテを使ったので、表面の傷を埋めるために、粗めの#500のグレーのサーフェイサーです。
他の箇所は、ディティールが埋まると困るので、#1000相当のタミヤのホワイトサーフェイサーを使用しています。
ちょっとグレーサフが広範囲に飛び散りましたが、捨てサフですので、問題無し。
後で全体をヤスリ掛けします。
胸を横から見たところ。
胸は不自然に強調はされていないと思います。
変化があるのか無いのか分からないレベルですが、このわずかな差が模型を作る人のこだわりなのかもしれませんね。
後ろから見ると、何の問題も無さそうです。
一通りサーフェイサーを吹いたところで、全体的に細かなヤスリ傷を複数見つけましたが、それ以外は特に問題無さそうでした。
胸のディティールアップも違和感なく溶け込んでいると思います。
以上から、仕上げに移るため、全体を満遍なく#240>#400>#600の順番で神ヤスリでヤスリ掛けを行います。
ヤスリの傷跡をサーフェイサーが埋めてくれるので、この工程は特に丁寧に磨きます。
ちょっと大変ですが、全体をヤスリ掛けができた状態です。
まだこのキットはパーツが少なくて助かりました、
表面が荒れていないところは、あまりヤスリを当てませんでしたが、髪の毛などは細かな凹凸がまだあったので、案外大変でした
パーツを中性洗剤でもう一度洗浄し、油分と細かな削りかすを洗い流します。
水滴をふき取って、自然乾燥。
この乾燥に時間がとられるし、埃も気になるので、食器乾燥機を買えばいいのかな、と最近思います。
さて、乾燥もしましたので、塗装前の表面処理として、ホワイトサーフェイサーを吹きました
フィアナの頭に真鍮線が刺さっていますが、塗装の為に持ち手を追加しました。
本体がほぼ1パーツなので、大きく持ちにくいのです・・・
最近の愛用はタミヤの#1000相当の目のホワイトサフです。
フィアナが真っ白になり、次はいよいよ塗装に移ることができます~
やっぱり塗装が一番楽しいですね!