ツクダホビー うる星やつら 1/12 マジシャンラム その1 [うる星やつら]
色々手を付けていますが、今回記事にするのは、ツクダホビーのジャンボフィギュアJr.シリーズのNo.7である、うる星やつらのラムちゃん「マジシャンラム」です。
バンダイのキラメキラムちゃんを作るにあたって、形状確認用に開封していましたが、あまりの状態にそっとフタを閉じていました
ツクダホビーのこのシリーズは、以前に水乃小路飛鳥を完成させていますので、おおよその作製方法は分かってい案素。
ただ、パーツのバリ取りとヤスリ掛けしている時のヤスリ掛けできているんだか、できていないんだかが分からないという、独特の素材の性質から作業に非常に根気が必要で・・・
しかしながら、このシリーズの形状は良いので、キチンと作れば、それだけの成果が完成品にでると思いますので、頑張ってみようと思います。
いきなりポリパテを盛り付けています
本当は仮組みの写真も撮っていましたが、真っ白なキットパーツが災いし、写真のディティールがまったく見えないという白とびを起こしていたので、ポリパテ盛り付け前の素の状態の写真がありません
この写真の状態になるまでに、パーツの切り出しからバリ取り、真鍮線による軸打ちを行っていますが、すでに6時間ほど掛かっています。
やはりこの謎素材のヤスリ掛けは時間が掛かります。
普通のガレージキットの3倍くらい、手間が掛かっているかもしれません。
左手に持つわっかのようなパーツはシルクハットのつばです。
シルクハット本体は塗装後に最後に取り付ける予定です。
その他、キットパーツで未取り付け部品は、首のネクタイ、もみあげ2個、ですが全体像は見えますので、この状態で形状検討しています。
パッケージと比較しても、太もものボリューム不足、胸もキットでは三角の山を取りつけました、というようなもう一つ足りない感じでしたので、パッケージを参考にもう少し盛ってみたいと思います。
あまり大きくし過ぎても下品ですので、そこはバランスを取れるように盛ったり削ったりです。
後ろから。
お尻もややボリューム不足な気もしますが、ここに手を出すと完成が更に遠のきそうですので・・・
胸が終わってから考えたいと思います。
うる星やつらは好きなコンテンツのひとつですので、ラムちゃんのキット作製はもっと上手になってから、といつも思っていましたが、それでは多分永遠に手を付けることが無いと思いますので、習作としてでも作ってみようと思いました。
幸いこのキットは2個持っているという安心感もありますが
いつ完成するか分かりませんが、気長に作っていくことにします。
バンダイ うる星やつら キラメキラムちゃん その2 [うる星やつら]
今週に入ってから、大阪の地震があってひどい目(といっても罹災はありませんが)にあったり、雨で湿度が高くて不快指数が高くて塗装ができなかったりで、あまり模型作りができませんでした。
といいつつも、チマチマと手は動かしています。
その中でも、キラメキラムちゃんのパーツのパーティングライン消しだけはほぼ終えました。
今回はキットを尊重して、できるだけキットの味を残そうと思っていましたが・・・
パーティングラインを消し、トラ縞ビキニの境界線を彫り直し、といった作業をだいたい行ったので今後の方針を改めて検討します。
・・・・やはり顔ですね。
顔の造形だけはどうしても80年代です。
それ以外の身体や手足の作りは、意外にもよくできており、物足りなさはあるものの、全体としてみると良い感じです。
でも、やはり古臭さがにじみ出すのは顔の造形ですね。
改めてしみじみと眺め、どうすべきかを考え中。
比較として、ガレージキットのラム・ロックザプラネット版(ムサシヤの1/6のキット)とバランス比較のために見比べてみました。
やや斜め。
サイズは約1/10と1/6の違いなので無視するとして・・・
う~ん・・・別人です。
横顔比較。
ここで分かりましたが、こめかみ~鼻に向かうラインがまったく異なります。
まるで平たい顔族です
正面です。
前髪の付き方もかなり異なります。
プラモデルの方はおでこが広すぎるように見え、頬がしもぶくれのような印象です。
また、目もややつり目にしようとしたためか、平行四辺形のような形に見えます。
ロックザプラネット版では、全体的に丸く卵型。
90年代以降のこういった美少女キットの瞳はおおよそ丸いと思います。
ちなみに、ツクダホビーのマジシャンラムも比較してみましたが、バンダイのラムちゃんの顔だけが特異な印象でした。
マジシャンラムの顔は、意外とよくできており、ロックザプラネット版に近い印象です。
さらに、バンダイのラムちゃん4種類の顔も改めて確認しましたが、全てこのキラメキラムちゃん顔です。
(第4段のハイ・スクールラムちゃんの顔だけは少し修正された感がありますが)
ということで、キットを最大限活かして作る予定ですが、顔だけはいじった方が良さそうな・・・手を出すと完成しなさそうな・・・
迷うところです。
バンダイ うる星やつら キラメキラムちゃん その1 [うる星やつら]
ブログ解説当初の記事の一つに、バンダイのうる星やつらを作っていこうと思う、と書いていました。
当時は4種類あるバンダイのうる星やつらシリーズのNo.1である、キラメキラムちゃんを開封し、一部パーツを切り出すところまでしかしていませんでした。
その後も出したりしまったり、を繰り返し、進捗はほとんどありませんでした。
先日、ツクダホビーの水乃小路飛鳥が完成したことで、昔のうる星キットを進めてみようかな、と考え始めました。
エヴァ量産機の塗装を行う準備をしている中で、マスキングゾルの乾燥待ちにキラメキラムちゃんを引っ張り出してみました。
ずっと放置していたのではなく、後頭部の髪の毛は前後貼り合わせのモナカパーツだったので、ここは接着と適当に合わせ目を消しています。(後でキレイにする予定です)
それ以外のパーツは組み立ててみたかったのですが、お持ちの方は分かるのですが、このシリーズはパーツを組み合わせるためのダボが無いので仮組みも簡単ではなく、放置になっていました。
今回、各パーツを仮組みするために、ガレージキットの要領で軸打ちを行っています。
ようやく立体としてみることができました
後ろから。
ポーズはパッケージを再現するようなイメージではありますが、正直微妙。
全体的に今の目で見るにはツライですが、当時をリスペクトすべく今回は少しのディティールアップと塗装でキレイに仕上げる、という方針です。
よってパーツの大幅な改造はしません。
ちなみに軸打ちはこんな感じです。
仮組みなので、まだ1mmの真鍮線だけで、穴の位置もおおよそです。
でも、だいたいあっているので、微調整で仕上げられそうです。
左足はパッケージと作例(箱裏の写真)では角度がかなり異なるので、そういったところはパッケージ優先に仕上げたいと思います。
台座です。
星型のパーツがうる星やつらっぽくもあり、80年代っぽくもあります。
こういったところはあえてそのままにして、キットの構成を尊重します。
ちなみに後ろはこんな感じです。
まだ全部は接着していません。
バンダイ製ではありますが、流石に今ほどの金型精度は無いようです。
各パーツの縁はガタガタしていますので、整形に結構な時間が掛かりそうですが、地道に処理していきます。
最後にベースと本体の位置関係。
このキットはポーズの都合上、単体では飾ることができません。
そのため、付属のベースか自作するかしなければ、展示ができませんので、ベースも抜かりなく仕上げる必要があるというキットです。
バンザイマークのバンダイロゴが時代を感じさせますね
【完成】ツクダホビー うる星やつら 1/12 水乃小路飛鳥 その7 [うる星やつら]
少し更新が空いてしまいましたが、ツクダホビーのうる星やつらシリーズから、「水乃小路 飛鳥」(みずのこうじ あすか)が完成しました!
正面アップだと、境界線の塗り分けというか素材の表面処理がけば立つことによる荒れが目立ちますが、これ以上の処理方法が現時点では思いつかなかったのでここまでとしました。
それでも、例えばレオタードの黒とシャツの黄色、といった境界線をヒートペンで一度なぞっておくことで、キットのままより線がすっきりしたと思います。
全身像。
左足が少し前に出て、やや上向きのポーズのため少し偏った印象です。
脚の取り付けでもう少し調整はできそうですが、パッケージ完成見本もこのような感じでした。
プロポーションや全体の雰囲気は飛鳥のキャラをよく再現しています。
30年以上前のツクダホビーキットですが、キチンと作れば見栄えも良いです。
どれほどの人がキチンと作っているのかは微妙だと思いますが・・・・
腕の取り付けは袖口にダイレクトに接合。
一応、真鍮線を通していますが、本来であれば、袖口を削り込んで中から出ているようにしたいところです。
ですが、このキットの謎素材では彫り込みを拒否する、というかけば立ってしまって処理ができないので、そのままとしています。
髪の毛パーツはヤスリ掛けをして表面を均すだけで、良い形状です。
取り付けは全体的に、ハイグレード模型用セメダインでくっつけてみました。
おそらく通常のタミヤなどのプラモデル用接着剤では付かないと思いますし、瞬着も白化が怖いのでハイグレード模型用セメダインを使用しました。
特に問題なく接着出来ているようです。
この角度だと、右腕の取り付けが浮いてしまっていることがバレてしまいます
ここも工夫したいところですが、加工しにくい素材のため放置です
ちなみにベースは木製の適当なものをもってきて、右足かかとに2mm真鍮線を通しています。
左足にも通した方がもっと安定するのでしょうが。
少し上向きポーズなので、やや俯瞰から目線を追ってみました。
目は面相筆で描きましたが案外苦労しました。
出来てみると、まぁまぁでしょうか
全身完成後にいつものプレミアつや消しトップコートを吹き、瞳だけエナメルクリアーを筆塗りで塗っています。
当初は完成する未来が思い描けませんでしたが、なんとか完成まで持っていくことができました。
このツクダホビーのシリーズは他にもレダの朝霧陽子、メガゾーン23の時祭イブなど、渋いラインナップが控えていますので、いずれコンプリートを目指したいと思います。(といっても何年後か・・・)
以上、うる星やつらの飛鳥でした!
ツクダホビー うる星やつら 1/12 水乃小路飛鳥 その6 [うる星やつら]
前回までで明るい色の塗装が終わっています。
残すレオタードの黒、ストッキングの緑が今回の作業範囲です。
マスキングは終わっていましたので、レオタードと髪の毛の下地としてフラットブラックを吹きました。
身体が真っ黒です。
髪の毛パーツ(後頭部とポニーテール)は以前のサーフェイサーで黒サフを使っていたので真っ黒でしたが、一応色調を合え焦るために、フラットブラックを軽く塗装。
髪の毛パーツの下準備ができたため、頭部はマスキングせず、このままマホガニーをハイライト部分にエアブラシで塗装していきました。
また、ストッキングの緑も写真のように塗装。
パッケージや劇中では、エメラルドグリーンのような色ですが、なぜかキットの色指定ではインディブルーとなっています。
しかしながら、イメージとパッケージを参考に緑で塗ります。
Mr.カラーにはエメラルドグリーンが無いので、ガイアノーツの色を使う事も考えましたが、手元にあったみるきぃぱすてるの緑系にあった、ターコイズグリーンがイメージ通りの色だったので、こちらを使用。
きれいな色です。
これで基本塗装が全てできました。
胴体のマスキングを剥がして、パーツを並べてみました。
いきなり完成が近付きました
残すははみ出しの修正(リタッチ)、顔の瞳などの塗装、といった細部塗装です。
リタッチは主に髪の毛、レオタードの境目を中心に面相筆で出来る範囲で直しました。
元々キットの材質が謎素材で、あいまいだった境界線をヒートペンで強引に”溝を掘った”ため、でこぼこな感じが残ってしまいました。
謎材質の特性上、細かなヤスリ掛けやカットがキレイに決まらないので、今回はある程度の境界線の凸凹は諦めることにしました。
ツクダホビーキットに関して、これも含めて今後の課題です。
最後のステップ、顔の塗装に入ります。
白目はサーフェイサーの白をマスキングで残していましたので、その白目の周囲にまつ毛の上下をエナメルのフラットブラックで描き込みます。
1/12という小サイズのため、トライ&エラーで両目のまつ毛と輪郭の書き込みで2時間近く掛かってしまいました
次に黒目を入れます。
黒目もエナメルのフラットブラックです。
キットパーツには、黒目のモールドが入っていますし、瞳中央の星型の白い部分もモールドになっています。
削り落しことは、謎素材の特性上汚くなりそうだったので、そのまま残していましたが、この黒目塗装の段階で役に立ちました。
それでもできるだけキレイな楕円形にすることと、眉毛を入れるために、描いては消し、また描くの繰り返しを1時間近くやっています。
フィギュア塗装で瞳の塗装と眉毛の入れ方で表情もかわいさも相当変化しますので、できるだけ納得できるまでやり直しをした方が良いです。
もっとも、これでも完全に納得できたわけではありませんが、及第点といったところです。
瞳の塗装は相変わらず難しいです。
一応、黒目ができたのでこの段階で一旦セーブします。
※セーブ=ラッカーの光沢クリアースプレーで表面保護。これによってこの後エナメルを黒目の上から利用可能。
黒目塗装後、セーブをしていますのでテカテカしていますが、気合いで黒目の中に星印の白い部分を描きました。
瞳の星印は小さい上になかなか難しい形をしていますので、適当なデカールを流用して貼ろうか、ファレホの白で一気に塗ろうか、と色々迷いました。
白デカールをナイフで星印に切り抜いて・・・ということも試しましたが、小さすぎて諦めました。
ファレホもこれだけ小さいと拭き取り修正が難しいので断念。
シンプルに面相筆でエナメルの白を何度か重ね塗りしつつ、ガイアノーツのフィニッシュマスターで拭き取りながらなんとか十字型の星印を描けました。
コツとしては、中心を決める(塗る)→縦に白で線を入れる→横線を白で入れる→フィニッシュマスターで先端が細くなるように白を拭き取る
といった流れで行うとまだやりやすいと思います。(という工程を参考にする人がどれだけいるのか・・・)
一部のスミイレも行い、指先も爪をピンクで塗装しています。
あとは完全乾燥の後の組み立てとツヤの調整だけです。
明日で完成できる??
もうひと頑張りです
ツクダホビー うる星やつら 1/12 水乃小路飛鳥 その5 [うる星やつら]
GW期間中は思ったほど模型作りを行うことができませんでした。
それでも模型作りをすることができた時間を有効に使って、仕掛品を進めようと思い、水乃小路飛鳥の塗装を進めましたので、今回はその経過を記録します。
前回までで、サーフェイサーやベースホワイトを使う事で下地処理が終わっていますので、今回は塗装から。
いつも瞳の塗装は肌色をラッカー系のエアブラシ塗装の後、白目をラッカー系で筆塗りする、という手順でしたが、今回はベースホワイトを吹いているので、この下地の白を活かそうと思いました。
白目部分に小さなマスキングテープを貼り、白目自体はマスキングゾルを筆で丁寧に塗りました。
やってみると、案外すんなりできました。
白目を筆で白く塗るよりは、このマスキングゾルによるマスクの方が楽ちんですね。
ちなみに、小さくテープを貼った理由は、後でマスキングゾルを剥がす際にピンセットでつまみ上げやすくするためです。
白目を保護したので、肌色になる箇所に下地のオレンジを吹きました。
相変わらず、この段階を見るとやや不気味
次に肌色を塗ります。
今回の肌色は前に作った、マクロスΔのカナメさん用の肌色に白を加えた白っぽい肌色を仕様。
水乃小路飛鳥は、そのキャラクター上、普段は鎧を身にまとっている箱入り娘という特性上、あまり肌が日焼けしていないはず、という背景を踏まえた色選定としてみました。
肌色ができたので、続いてレオタードの黄色部分と靴のピンクを塗るためのマスキングです。
ちなみに、お腹のあたりをマスキングしているのは、クリップで傷を付けない様にするための養生です。
ピンクの靴、黄色のレオタード上半身を塗装してマスキングは外しました。
黄色部分=黄色+白の混色、下地に一応普通の黄色で影を付けました。
ピンク=コーラルピンク(みるきぃぱすてるの赤に入っているピンク)
を使用しました。
ここまでで全体の塗装の約半分は終わった感じです。
残すは髪の毛、レオタードの黒、脚部ストッキングの緑です。
ここまでの塗装をマスキング。
顔は口が非常に立体的でマスキングゾルではあとで剥がしにくそうな形状でしたので、テープを貼って周囲をマスキングゾルで保護しました。
なんだか口をふさがれたような感じに・・・
マスキングゾルの色は不気味ですね
もう一息頑張っていきます!
ツクダホビー うる星やつら 1/12 水乃小路飛鳥 その4 [うる星やつら]
ツクダホビーのうる星やつらシリーズの”水乃小路飛鳥”作製を進めます。
前回までで、最低限のヤスリ掛けやパーティングライン処理を終えていましたので、一旦普通のガレキなどと同様に中性洗剤でゴシゴシ洗浄しました。
特に離型剤が有る様には感じませんでしたが、作業中の手脂などもありますので、キチンとやっておきます。
普通にネコの手で支持し、サフ吹きをしました。
今回は塗料の食いつきが少し心配だったので、タミヤの缶入りプライマーサーフェイサーのグレーを使用しています。
最初、同サーフェイサーの白を吹きましたが、あまりにも表面の凹凸が見えなくなってしまったため、グレーで吹き直しています。
組みたてて様子見をしました。
割と普通のキットのように見えますが、やはり謎素材のキットだけあり、彫り込んだモールドや、デザインナイフで処理した箇所が場所によってはけば立ってしまっています。
グレーのサーフェイサーのよって、よく見えるようになりました。
ポーズは脚を胴体としっかり接着すれば、ピンと立ることができそうです。
削り込んだ胸部などはそこそこ表面も荒れずに処理できたようです。
おさげ髪はまだ取り付けていません。
髪の毛、リボンもプライマーサーフェイサーでしっかり処理しています。
さて、ここからけば立ちを処理できさえすれば、塗装に移ることができるのですが・・・
おそらくどこかで妥協しなければ、完成できそうにありませんので、少し試行錯誤をしてみます。
ツクダホビー うる星やつら 1/12 水乃小路飛鳥 その3 [うる星やつら]
昨年10月の記事以降、手を付けていなかった訳ではありませんが、久しぶりに記事にできる程度の進捗があったので、ツクダホビーのうる星やつらシリーズの”水乃小路飛鳥”(みずのこうじ あすか)です。
前回までは、ツクダホビーのジャンボフィギュアシリーズ特有の謎の素材の成型処理に難儀していたところまででした。
ネットで調べても明確な素材名が未だに無い、というこの状況は・・・・
今のところ、ゴッドハンドの神ヤスリの#120、#240、#400の3段階でヤスリ掛けすることでほぼパーティングライン、表面処理が行えています。
また、表面の穴埋めにはタミヤの瞬着のイージーサンディングを盛り付けて、神ヤスリで均すことで今のところは無事成型できています。
というところで、こんな感じの中間写真です。
あれれ?
こうしてみると以外に良いできなんじゃないでしょうか?
思った以上にバランスのとれたプロポーションで、30数年前のガレキもまだ黎明期だった時分に発売されたキットとしては十全な内容ではないでしょうか。
後ろから。
束ねた後ろの髪はまだ付けていません。
ちなみに、役に立つかどうかわかりませんが、今回の作業でレオタードなどのモールドがぼんやりしているので彫り直しをしています。
彫り直し、と言ってもプラスチックではありませんので、通常の手段(カッター、ノミなど)ではけば立つだけでまともにラインを彫れません。
色々考えて試した結果、とりあえず今回は十和田技研のヒートペンを使用し、熱で彫ることにしました。
先端のビットは標準の針のようになっているビットで160°の低熱状態でゆっくり線を描くようになぞりつつ彫ってみました。
慣れが必要で、少し汚くなりましたが、カッターやノミでは彫れませんので、ヒートペンという回答は有りではないでしょうか。
ただし、ヒートペンだけではやはり溶けた境界線が汚くなるので、ヤスリで整えます。
それでもけば立つ部分は、タミヤセメントの流し込みタイプを塗り、けば立ちを抑えるようにしています。
今のところ、なんとかなっているような。。。
この辺りも、もう少し検証が必要そうです。
横から。
ポーズはもう少し微調整が必要でしょう。
また、この時点で胸は削って、大きさを整えています。
キットは前に出過ぎで、胸を盛り付けてみました、といった感じで不自然でした。
レオタード姿、ということを差し引いても不自然な形状だったので、おおよそ1~2mmほどを#120の神ヤスリでガリガリけずって、胸の大きさを控えめに調整しています。
ちなみに、脚、腕などの取り付けはピンバイスでこのように穴を開けています。
1mm径で十分だと思います。
この謎素材にピンバイスで穴をゴリゴリと開けていきました。
順調に進んでいたのですが・・・・
なんと!
1mmのピンバイスの先端がポッキリ逝ってしまわれました
後ろ髪に取り付け用の穴を開けていたところ、少し調整しようとやや軸をずらした瞬間に、”パキッ”というこれまでに感じたことの無い違和感が。
まさか、と思いパーツからピンバイスの先端を引きぬくと、赤マルの囲みにあるような先端が見事に折れています。。。
ピンバイスが折れるの初めて経験しました。
やはり、この謎素材は危険です
微妙な柔らかさが、ピンバイスの先端を折ってしまったようです。
まっすぐにしていれば問題無いのでしょうけど、少しでも軸をずらすとこのような結果になるということです。
ちなみに、比較すると下が折れた1mmピンバイス、上が正常な先端の1.5mmピンバイスです。
1mmの方は先端がとがってしまい、軸が中心を捉えられなくなってしまいました
ピンバイスが折れてしまったショックで少し手が止まりましたが、案外このまま素直に進めれば完成するのではないか、という予感がします。
あとの課題は、接着剤は何を使えばくっ付くのか?
塗装は食いつくのか?といった、プラモデルなら考える必要の無い課題が謎のままです。
もう少し検証しながら作業を進めていきたいと思います。
ツクダホビー うる星やつら 1/12 水乃小路飛鳥 その2 [うる星やつら]
6月13日に手を付けて以来、忘れかけていた水乃小路飛鳥のキットを引っ張り出しました。
深い理由があったわけではありませんが、、フミナやバルキリーの接着剤乾燥待ちに何かに着手しようと探したところで、このキットの存在を思い出しました。
前回はパーツの切り出しをしただけでした。
パーティングラインを消すことがデザインナイフのカンナ掛けではけば立つばかりで、一向に進む気配が無いことからやる気がそがれたことは覚えています。
とりあえず、パーツを出して並べてみました。
造形は良いのですけど、材質が・・・・
今回もなんとかならないかなぁ、とデザインナイフでバリを少しずつ削ってみましたが、切り離す際に微妙にパーツと切りくずがくっついてきれいに削れません。
少し考えましたが、けば立つと思って試していなかった、神ヤスリの#800あたりによるヤスリがけをしてみたところ・・・・
意外にも!
削りかすが、垢すりで垢が取れるような感じでどんどん出ます!
さらにパーティングラインもそこそこ消えていくことが確認できました!
少し番手を提げて、#400、#240あたりまで試してみましたが、#240くらいで粗くヤスってから#400~#800で均していくと良さそうです。
その試行結果がこちらです。
右足(画像上の左)は太もも~ひざ下までを神ヤスリでヤスったもの。
左足(画像上の右)は未加工。中央にパーティングラインがあることが分かります。
プラパーツよりは時間が掛かりますが、アサフレックス素材ではけば立ちが気になって、ヤスリがけはほとんどできませんでしたが、このツクダホビーの素材には効果有りです。
これならば、地道に均せば完成できそうです。
あとはモールドの甘さを彫り直しでは今ひとつ効率が悪く、けば立つところの改善策を見つければ・・・・
もう少し実験を繰り返してみようと思います。
ツクダホビー うる星やつら 1/12 水乃小路飛鳥 その1 [うる星やつら]
ブルマのカプセルNo.9バイクの乾燥を待つ間、仕掛のエアリス、李紅蘭、アイリスのパーティングライン消しを地道にやっています。
ただ、アサフレックスは削りにくいのと、単調作業なためにすぐに飽きてしまいます。
そんな理由から、今日は李紅蘭の右手とブーツの処理だけ、今日はエアリスの上半身のモールド彫り直しだけ、と少しずつしか作業していないので、あまりブログに書くほどの進捗もありませんが日々地道に作業は行っています。
そんな単調作業の中で、少し息抜きに違うキットも触ってみようと在庫をあさってみました。
手に付いたのはツクダホビーの1/12水乃小路飛鳥です。
このキットは一連のツクダホビーの1/12のNo.3です。
ちなみに、
No.1=エル(うる星やつら)
No.2=面倒了子(うる星やつら)
No.3=水乃小路飛鳥(うる星やつら)
No.4=朝霧陽子(幻夢戦記レダ)
No.5=時祭イヴ(メガゾーン23)
No.6=ヨニ(幻夢戦記レダ)
No.7=ラム(うる星やつら)
までは把握していますが、他にもあったのでしょうか。
アリオンやファンドラ、音無響子も1/12ではありますが材質が普通のプラスチックだったと思いますので、上記のシリーズとは少し違ったラインだったのではないかと思います。(詳細は持っていないものもあるので、また調べてみますが)
上述の1~7はいずれも通常のプラスチックではなく、PPポリプロピレン系という材質だそうで、加工や接着に難があります。
1/6シリーズ同様に、加工に難のある材質ということで困ったものです。
接着もできないわけではないのですが、少し実験してから作製しなければならないようです。
とりあえず、ランナーにパーツが付いている様子は通常キットと錯覚させますが、その手触りは異質です。
ばらしました。
パーティングラインをデザインナイフで丁寧にそぎ落としますが、その感触はアサフレックスにやや近い、といったところでしょうか。
ただ、材質がビニールっぽく、粘度がある感じがするため、デザインナイフによるカンナがけはきれいに決まらないようです。
パーツをばらし、しばらくいじったところで、ジッパー付ビニールに保存して再度箱にしまってしまいました・・・・
このキット、完成する気がしません。
割り切って、とにかく組み立てるだけならなできますが、それなりの精度をだすには、いっそレジンに置換しなければ難しいのではないかと思われます。
ネット上でも完成させている事例は少なさそうですし。
一応、仕掛として今後検討したいと思います。