バンダイ うる星やつら キラメキラムちゃん その6 [うる星やつら]
キラメキラムちゃんを作っています。
なかなか完成しませんが、旧キットならではの手が掛かるけど、懸けただけの効果がある歯ごたえのあるキットです。
前回までで、髪の毛パーツ、身体と顔パーツの整形がほぼ終わりました。
というよりも、終わったことにすることにした、という表現が正確です。
もっとアニメ版や原作版の顔にしたい、という思いもあるものの、それをするならポリパテの塊から顔を削り出すことになりそうですし、キットを作る意味も半減してしまうと思いますので、あくまでキットベースの改造の範囲でこの整形で区切りを付けました。
この引き際を決められなければ、旧キットは永遠に完成しないでしょうね
今回の工作範囲は腕パーツの接着~整形、脚パーツの取り付け位置の確定、ベース作製です。
腕を接着しました。
腕を付けるためには、脚パーツの取り付け角度や位置を先に確定する必要がありました。
そのため、脚パーツの整形をキチンと行い、トラジマブーツの彫り込みなども行っています。
その上で胴体に2mmの穴を開け、脚に1mmの真鍮線を差し込みました。
胴体側のだいたいこの辺かな~?という位置に、ピンバイスで2mmの穴を開けます。
この2mmの穴に瞬着を(今回ははみ出しを考慮し、ガイアノーツの肌色カラーパテ)爪楊枝で押し込みますが、穴をふさぐ目的では無いので、穴の8割くらいまでの量にします。
次に、脚パーツに1mmの真鍮線を軸用に差し込み、その真鍮線にタミヤの瓶入りの瞬着硬化剤を塗って、位置決めしつつ一気に差し込みます。
(この段階で、瞬着が穴の8割くらいで無い場合は、瞬着があふれてパーツ同士が接着されて終了します)
10秒くらい、挿したままずれないように押さえておけば、硬化してくれますので、後は脚パーツを引き抜けば、正確な軸打ちの完成です。
胴体と脚は最後にプラモデル用の接着剤で接着しますが、軸打ちしておく方が、より位置が正確になることと、強度が上がります。
仮組もしやすいですしね。
腕は同じ方法で真鍮線を通し、タミヤの流し込み接着剤で接着。
乾燥が早いので、1時間後くらいに隙間をガイアノーツの肌色カラーパテで埋め、硬化剤で固定。
そこまでした状態が上の写真です。
両肩が瞬着で隙間埋めされているので、整形します。
周囲も含めて、神ヤスリやその他ヤスリの#120~#800を段階的に使用して、整形しました。
腕を接着してしまうと、トラジマビキニの脇下あたりが塗りにくくなるものの、ラムちゃんのデザイン上は仕方ありません。
次に、髪の毛も仕上げを想定して工作します。
ツノの取り付け位置を決め、ピンバイスで穴を開け、ツノがキレイに収まる様にゴッドハンドのスピンブレードで底面が平らな穴にしました。
ちなみに、キット付属のツノは約2.5mmの直径です。
そのため、2.5mmの穴にしていますが、上部は3mmのピンバイスで少し穴を広げ、入れやすくしました。
でも、このキット付属のツノはややとがり過ぎな感じがします。
プラ棒あたりで作り直した方が良いか?
ちょっと検討です。
ベースパーツを作ります。
接着箇所を接着し、バリや断面(側面)の表面が荒れているようですので、各種ヤスリで均しました。
いかにも80年代のデザインです
今回はキットをできるだけ活かしたいので、このパーツはそのまま使います。
ベースパーツの土台にあたる、写真の左の丸いパーツですが、星型パーツを上にのせ、ラムちゃんを乗せてみたところ、軽いのでひっくり返りそうです。
心配だったので、重しをつけて、安定感を高めます。
写真は板鉛を適当に折り曲げて、瞬着を適当に流して硬化剤をこれまた適当に拭きかけて状態です。
ベース裏なので、適当すぎ
後でポリパテで大雑把に埋めて、一応補強しつつ、見栄えを少し良くしておこうと思います。
鉛を入れたことで、適度な重みがついて安定しました。
ちなみに、板鉛は釣り具屋さんでルアーなどのコーナーに売っています。
安いので、一つ持っていると便利です。
本日はここまで。
サフ吹きをもう一度行い、その段階で問題なければ塗装です
バンダイ うる星やつら キラメキラムちゃん その5 [うる星やつら]
バンダイのキラメキラムちゃんの続きです。
ヤスリで顔や髪の毛を削ったり、ポリパテを盛ったり、サフ吹きをしたり、を定期的に繰り返しています。
ちょっと削っては、ポリパテを盛り、また削る。
ポリパテの気泡が見つかれば、タミヤのイージーサンディングの瞬着で気泡を埋めてヤスってサフ吹き、という繰り返しです。
何度かこの作業を繰り返すことで、見た目上はキレイに均すことができた、と思いましたので、洗浄してサフ吹きをしてみました。
肌色になる顔などは白いサフ、髪の毛パーツは全体をヤスリ掛けして、表面の凹凸をならして500番のサフ吹きをしてみたところです。
ようやく、鼻を高くするために持ったポリパテが頬のあたりのラインと自然につながってきてくれました。
髪の毛もボリュームアップもそこそこ形になってきたので、前回写真と比べると、ようやく完成形が見えてきました。
ただし、顔をもっと好みの造形にしたかったのですが、キットベースであることと、私の技術とセンスが圧倒的に不足していますので、このくらいで顔は完成にしてもいいかな・・・と考えています。
改めて見ると、身体に比べて顔がやや大きめ、という点がそもそも直すべき点なのかもしれません。
もうすでにこれで顔が可愛くなってきたのかどうかが分からなくなってきました
一度、仕上げて色塗りをして、結果を見てみたくなります。
両腕、両足パーツも仮接合し、全体のバランスを見てみました。
完成すると、だいたいこのポーズになるはずです。
顔を完成とみなした段階で、両腕は接着し、接合箇所を整形する必要があります。
脚は幸いトラ縞ビキニで接合箇所がごまかせますので、事前の接着は腕だけで済みます。
さて、顔をどこで妥協するのかが完成するかどうかの分水嶺となりました。
【完成】ツクダホビー うる星やつら 1/12 マジシャンラム その7 [うる星やつら]
ツクダホビーのマジシャンラムが完成しました
手を付け始めてから、4か月ほど経ったと思いますが、他の仕掛キットが放置されていることから考えると完成しただけ良かったです
顔アップでアピールカットです。
アップで見ると、塗装や仕上げの粗が目立ってしまうのですが・・・
胸のボリュームアップと服の作り直しで、メリハリが出た上半身になったと思います。
キットのままだと、流石に造形として古すぎるというか、今の目で見るとつらい部分がありますし、何より謎素材のために、服と肌の境界線がほとんど分かりません。
それでは、ラムちゃんの全身をぐるりと一周でご紹介させて頂きます。
正面。
ベースには2mmの真鍮線で固定しています。
せっかくピカピカに仕上げた星型ベースにピンバイスで穴を開けるのは勇気が要りましたが
写真によっては、接着したパーツ間の隙間が目立ってしまいます。
これでも調整したのですが、このツクダホビーシリーズに多く採用されている、謎の素材は密着させること自体が困難で・・・
何かもっと上手なやり方があるのかもしれませんが、まだ模索中です。
髪の毛のグラデーション塗装がよく見えるカットです。
ストッキングの塗装も効果的に塗れたと思いますが如何でしょうか。
後ろから。
太ももがボリュームアップされていますが、キットとポリパテの接合部分はなだらかにつながってくれ、違和感は無いと思います。
バニーガールじゃないので、尻尾は無いですよ。
あまり前からは見えませんが、右手は後ろの髪に添えられています。
一応、爪もエナメルのピンクでササッと塗ってみました。
あくまでこだわりですね
横からです。
視線は合っていませんが、ラムちゃんの全身像が見やすい角度です。
キット裏の完成写真(その2、で紹介しています)とほぼ同じ角度ですが、その2のキット完成見本と比較し胸と太もものボリュームアップが効果的だと思います。
このキット、面倒ではありますが、この2箇所だけはボリュームアップすることで格段に完成度が向上すると思います。(といっても、このキットを今後完成させる人が、果たして何人いるのか・・・)
胸周りのボリュームが分かるカットですが、キットと比較しなければ分かりにくいですよね・・・
瞳には前回記事で書いた通り、ガイアノーツのWジェルグル―を持っています。
うるうるとした瞳になったいることが分かるカットだったので、アップにしてみました。
このWジェルグルーはフィギュアの仕上げには効果的です。
ちなみに、このキットの顔は無改造です。
30年以上前のキットですが、非常にラムちゃんの特徴を良く捉えており、造形も破たんなく良いできです。
バンダイのラムちゃんもこのレベルの顔であれば助かったのですが・・・
髪の毛の塗装は工夫してみましたので、何枚か撮りました。
上から見ると、割と不規則な感じに濃い緑を残していることが分かります。
今後もラムちゃんを作る機会があると思いますが、髪の毛の色は今後の研究課題です。
今回サイズも小さいので、このような表現にしてみました。
全体を通して、ツクダホビーの謎素材に最後まで手を焼きましたが、反省はあるものの完成できて良かったです。
パーツ同士の接合が上手く出来ていない箇所がありお恥ずかしい限りですが、せっかく完成できた(と自分で決めた)ので、公開にしました。
今後、ツクダホビーのこのシリーズはエルや朝霧陽子といった、マイナーキャラを完成させていきたいので、その際にはもう少し上手に接合していければと思います。
何はともあれ、このブログ初めてのラムちゃんの完成品であり、今年最初の完成品です。
ツクダホビー うる星やつら 1/12 マジシャンラム その6 [うる星やつら]
年が明け、仕事も始まったことから今週はブログ更新ができていませんでした。
今回の年末年始は9連休と長めだったこともあり、なかなか身体が仕事に順応しなくて調子が今ひとつでしたが、模型作りは細々と日々続けていますので、この一週間の作業のうち、マジシャンラムに関する内容をまとめます。
前回までで、髪の毛のベースになる濃い緑の塗装、星型ベースの下地処理までができていましたので、このあたりの続きを行っています。
まず、星型ベースは完成しました!
結局色はこのように、キラキラの青色です!
手順は飛ばしていますが、星型ベースをグレーサーフェイサーで下地処理までが終わった後、黒色サーフェイサーで真っ黒にしました。
その黒色を下地色として、Mr.クリスタルカラーのサファイアブルーを十分に発色するまで、エアブラシで10回近く重ね塗りを繰り返しました。
その後、サファイアブルーだけでもキラキラしてキレイなのですが、今ひとつ単調に感じたので、同じくMr.クリスタルカラーのトルマリングリーンをエッジ部分を中心に拭き重ね、グラデーションを付けてみました。
トルマリングリーンを使う事で、Mr.クリスタルカラーの同系色によるアクセントになったかと思います。
次に髪の毛の濃淡について、今回は濃い緑で全体を塗っていますので、濃い緑を残す部分をマスキングゾルの筆塗りで対応しました。
模様を描くように面相筆や平筆でマスキングゾルを塗り込みます。
この際、2016年に発売されたうる星やつらのパーフェクトカラーエディション(上・下があります)のカラー画稿を参考にして模様を描くように、マスキングゾルを塗りました。
頭の中で、ラムちゃんの髪の毛の模様のイメージを十分に思い描き、いっきにマスキングゾルで塗っています。
その後、髪の明るい部分も同様にパーフェクトカラーエディションの漫画のカラー画稿をイメージソースにして、明るい緑、黄緑、などで5色程度の色調の異なる緑で髪の毛を彩ってみました。
写真はマスキングゾルを貼った状態なので、まだ模様が見えませんが・・・
あと、帽子も一部、濃い赤色で線を入れてあげた方がよさそうだったので、モンザレッド+黒で暗い赤を作って塗り分けを行っています。
顔パーツに一体されている前髪も先の後頭部パーツ同様に5色の緑で塗った後、ラムちゃんのアイデンティティである、ツノを塗るためにマスキングしてツノを音無響子さんのエプロン用に使ったクリームイエローでエアブラシ塗装しました。
各種マスキングを剥がすとこのように。
だいぶん、らしく、なってきました。
白目部分にこれからアイペイントを行います。
まず、全体は光沢のクリアースプレーでコーティングしてから、エナメル黒でまつ毛を上下ともに描きました。
相変わらずこの作業は時間が掛かりました。
眉毛、口内も塗ったので、2時間近く掛かってたかもしれません。
妥協と納得の中間地点で、眉毛は確定とし、再びクリアースプレーでコーティング。
先のクリアースプレーコーティングを、ラッカー系のMr.スーパークリアーUVカットでサッと行ったつもりでしたが、厚塗りになった箇所があったようで、エナメルで描いた眉毛の一部が溶けてしまったので、そのリカバリーを行っています
やはり、水性でなければエナメル塗料が溶けてしまいます・・・
これまでは注意して、薄く吹いていたので大丈夫でしたが、今回はミスりました
リカバリー後(溶けたエナメル黒を面相筆で描き直し)、黒目をエナメルの黒で書き込んでいます。
反省を踏まえ、この段階のコーティングはプレミアムトップコート半光沢(水性)でしました。
本当は光沢でしたかったのですが、手持ちが無かったので半光沢を使用。
半光沢だと、エナメル塗料を筆塗りする際に、ざらつくのでは?と心配していましたが、特に問題無く、コーティング後の塗装ができました。
エナメルのクリアブルーで黒目を書き込みました。
濃淡も付けてみました。
その後、白エナメルで白い光沢部分を描き目は完成。
ついでに、ラムちゃんの特徴である、アイラインを水色(エナメルのクリアーブルー+白)で筆塗りしています。
これでほぼ完成。
この後、プレミアムトップコートつや消しで他の箇所とつやを合わせています。
これで完成、としたいところですが、もう少し顔にはこだわりで手を加えます。
最終的には、これで完成。
作業として、ガイアノーツのUVジェルグルーで瞳をコーティングし、立体感のある透明な瞳にしています。
また、頬にチークを入れています。
チークはタミヤウェザリングマスターHセットのアイボリーを使用。
ちなみに、ガイアノーツのUVジェルグルーを爪楊枝で盛りつけていますが、写真では分かりにくいですね。
他のサイトでも工作者はその違いに満足するのですが、写真で見る人には伝わらないようです。
この写真もそうですが、実物だとやはり段違いで、目の立体感が増加しますのでお勧め工作です。
髪の毛を組み合わせた写真です。
髪の毛のグラデーション塗装はこんな感じです。
割とイメージ通りに塗ることができたと思っています。
原作の漫画の絵を見ると分かりますが、あくまで平面前提の模様になっているため、これまでラムちゃんを立体化してきた人たちは皆さん色々と苦労してきたようです。
この模様を立体物に落とし込むにあたり、過去の雑誌のラムちゃんの記事や完成品フィギュアなどを色々研究しましたが、中には単色メタリック塗装による自然の影を応用するケース、緑一色で塗るケース(figmaがこのパターン)、と模様自体を塗り分けない場合もありますが、立体ではそれほど不自然にはなりません。
ですが、やはりラムちゃんの髪の毛の模様は描きたいと思い、今回はこういった再現を試みました。
この辺りは、今後ガレージキットを完成させていく際の、一つの課題です。
さて、もう一つのこだわりが、脚の塗装の追加です。
素足に見えるような塗装を行っていましたし、パッケージ写真などでも素足のようですが、マジシャンの服装にはストッキングが有った方が良いと思いました。
何度か、蛇足になるのでは?と迷いましたが、最終的には以前のレイファンで習得したストッキング塗装を行っています。
今回のストッキングの塗装は、Mr.クリアカラーGXのクリアブラウンをそのまま使用しました。
(前回のレイファンのストッキング色は濃すぎたので)
まずは、写真のように影というか濃い色になる部分(素肌から浮いている部分、だと思います)に塗っています。
次に左の足は全体に調子を見ながらクリアブラウンを吹いた状態です。
これで片足が出来たので、このできた脚を参考にしながら、もう一方の脚にもクリアブラウンを慎重に拭き重ねます。
クリアブラウンを吹き重ねるだけのため、後戻りができない点に注意です。
色の濃さに差がでないように、両脚を見比べながら慎重に塗装しました。
この週末は三連休ですので、組立も含めて完成できるように頑張ります。
バンダイ うる星やつら キラメキラムちゃん その4 [うる星やつら]
ツクダホビーのラムちゃんが完成が見えてきましたが、こちらのラムちゃんも今年こそ完成させるべく、作製しています。
前回で、頭部と髪の毛パーツの後ハメ化を実施しました。
当初はキットをできるだけそのままで完成させるように進めるつもりでしたが、改めて思うに、キラメキラムちゃんをもう一度作るか?と自分に問いかけると答えは、おそらくNOではないものの、限りなくNO。
このキットを2度も3度も作り直すのか、といえばそうそう簡単にはそんな時間も取れないと思うと、今回でそれなりにやりたいことはやっておくべきかと思いました。
こういった葛藤を経て(大げさ)、顔~髪の毛は改修することにします。
分かりにくいですが、目を鉛筆で塗っています。
また目の縁も鉛筆で塗っています。
これは、鉛筆のラインで目の輪郭を整形する予定の線を描きました。
顔が気になる、と言っても改めて検討したところ、
(1)あご~喉のライン(改修済み)
(2)目がつり目すぎ、まつ毛などもモールドされているためやや太すぎ
(3)口元が笑顔だがやや硬い
(4)鼻が低い。これによって、横から見た顔が平面。
と思いましたので、これらを全て手を入れます。
まず、(2)の目は鉛筆に沿って彫り直しました。
やや目が丸くなっています。
また、目の周りのまつ毛モールドはポリパテで埋めました。
次に(3)は口角を彫り込み、やや大きくしています(分かりにくいですが)。
(4)が一番大変で、とりあえずポリパテを鼻に盛ってみましたが、何か違います
その後も盛ったり削ったりしましたが、一度細かな傷を埋めるついでに顔だけ、白サフを筆塗りしてみました。
なんだか不気味です
また、髪の毛も前髪がボリューム不足に思えましたので、ポリパテを適当に盛りました。
これは今後削って整形していきます。
ある程度顔と前髪の成型を進めてきた写真です。
また写真では分かりにくいですが、服と身体の境界線があいまいなので、キサゲとカッター、スピンブレードで彫り直しています。
スピンブレードは細くて切れの良い彫刻刀として使えますので、こういった作業でも非常に役立ちます。
さて、顔、髪の毛の整形を頑張っていこうと思います。
ここが出来れば、ほぼ完成なのですが、顔が難しいですね。
ツクダホビー うる星やつら 1/12 マジシャンラム その5 [うる星やつら]
ツクダホビーのマジシャンラムの続きです。
前回、白サフ吹きまでを行っていましたので、この年末年始の休暇を最大限に活かそうと、塗装を行うことにしました。
顔以外はほぼ塗装が終わった状態です。
ここ数日で肌色、赤、白の順番で塗装を進めていました。
前回の音無響子さんの肌色で、テスト的に使用したラスキウスを今回も使用しています。
響子さんよりも肌色の露出が多いので、ラスキウスの肌色が映えるのではないか、と思います。
なお、ラスキウス色の組み合わせとしては、
ベース=CL01 ホワイトピーチ
上掛け=CL04 クリアーペールオレンジ
で行ってみました。
前回の響子さんは上掛けをクリアーペールレッドで行った結果、やや若くて血色の良い肌色になったので、今回はより明るめだと推測されるクリアーペールオレンジを使用しました。
比較すると、レッドに比べてオレンジの場合はパッケージ写真などのアニメ調の明るい肌色、という感じがしました。
個人的に好みはレッドの上掛けかな、というところですが、キャラクタによって使い分け、でしょうね。
なお、今回胸をボリュームアップし服を作り直しています。
塗装してしまうと改造の結果が分からないので、キットパーツとの比較写真です。
左のキットの胸は前方に突出した感じで、不自然に思われましたので、横にもボリュームを持たせて(パッケージの絵がそういったイメージになっていました)います。
これでもまだ不自然なのですが、多少はよく見えるかな?というところです。
今後の勉強が必要です
少し斜めから見ることで、胸のボリューム感が異なっており、服も立体的になっているかと思います。
なお、塗装レシピとして、
赤=あずき色で影、モンザレッドでメイン
白=水色で影を塗り、全体をクールホワイト。更にパールホワイトを厚めに上掛けしています。
ちなみにキットはもう一体持っていますので、参考までにランナー状態写真です。
ランナーにはバリが凄いですが、パーツ自体もおおらかな構成で、表面処理が大変でした
顔、および髪の毛です。
顔は肌色塗装時に、白目をマスキングするのを忘れていましたので、改めて白目を残してマスキングし、エアブラシでクールホワイトにしています。
髪の毛はまず、過去に作り置きしていた緑にキャラクターブルーを混ぜ、ラムちゃんの髪の毛の色(少し青みがかったような緑)を作りました。
ここからが問題です。
ラムちゃんの髪の毛は、不思議な影?の付き方をしており、様々なブログや雑誌写真なども参考に検討しましたが、皆さん悩まれているようです
ちなみに手元にあったラムちゃんの完成品として、Q-posketのラムちゃんがありましたので、色検討に改めて観察しました。
写真の赤マル部分が問題の影です。
この濃い緑を再現するために、まずは全体に暗めの緑を塗りましたが、それ以外の明るい緑をどうやって塗るのか?ですね。
濃い緑をどうやって残すのか?とも言えます。
マスキングで再現しようと思います。
さて、本体は完成に近づきつつありますが、ベースはキット付属のものでは貧弱なので、作りかけの星型ベースの進捗です。
4回ほど、ポリパテと瞬着コーティング>ヤスリ掛け>サーフェイサー、という工程を繰り返し、ようやくそれなりに見栄えがするようになりました。
もう少し磨いて、ベースとして塗装しようと思います。
何色が良いか、迷うところです。
ツクダホビー うる星やつら 1/12 マジシャンラム その4 [うる星やつら]
2018年の残務がいつくもありますが、ツクダホビーのマジシャンラムは早期に完成させたいと思い、この年末年始はコツコツと進めております。
マジシャンラムは一部をポリパテなどでボリュームアップする改造中でした。
ボリュームアップは両太もも、胸の3箇所です。
太ももは形状がシンプルなので、すんなりとまとまりましたが、胸は服との兼ね合いもあったことから試行錯誤で時間が掛かっています。
胸の大きさ、形状はほぼできた、と思ったのでタキシード服の復元をします。
キットの服のディティールはポリパテで胸を大きくした時点で埋めてしまいましたので、服を作り直します。
グレーのサーフェイサーを吹いたパーツに、シャープペンシルで大まかに服の形状を描きました。
この補助線をベースに服を再生します。
服は色々考えましたが、今回はプラペーパー(0.1mm)とポリパテで再生することにします。
プラペーパーの細切りを補助線に合わせて、段差を意識しつつ接着します。
接着剤はいつものハイグレード模型用セメダインです。
胸の起伏、中央の服の重なりに意識しつつプラペーパーを貼りました。
プラペーパーと身体の境界線が自然につながる様に、段差をポリパテで埋めます。
なだらかにつながる様に、ヤスリ掛けをした状態です。
段差の微妙な凹凸を埋めつつ、様子を見るために、#1000の瓶入り白サーフェイサーを筆塗り。
ついでにポケットもプラペーパーの細切りで再現しますが、0.1mm厚でも厚く感じたのでヤスリで更に半分くらいに厚みを調整しました。
この後、何度か盛ったり削ったり、を繰り返し、ようやく身体と服が整いましたので、サーフェイサーを全体に吹き、白一色にします。
なお、服にはこのタイミングでボタン5個を復元しています。
WAVEの1mmのリベットパーツをハイグレード模型用セメダインの点付けで接着し、それらしくしています。
これで本体パーツはいよいよ塗装待ちとなりました。
さて、このあたりでベースを考えてみました。
キットにはスポットライトの足元部分をイメージした丸い簡易ベースが付属しますが、とても心もとなく、貧相に感じたので別途用意することにしました。
うる星やつら、ラムちゃん、と言えばやはり星がイメージされます。
星の形を立体で作製しようと思うと、案外難しいんですよね。
コンパスで製図すれば書けますが、立体となるとプラ版に書いた星を積層する、という結構手間が掛かりそうに思えました。
こういった時、手頃なものが無いかなぁ・・とよく100均を散策しますが、今回は割とズバリなサイズの星型商品を発見しました!
いつも見てはいますが、年末ごろ、特にクリスマスシーズン前後には星型商品が多くなるように思いますので、こういった形状を探す場合はこの時期ですね。
こういった星型の壁掛けフックで、この裏面にはアメリカ国旗をイメージした絵が描かれている商品でした。
フック、壁からぶら下げる金具のネジをばらします。
木製パーツでした。
そのままだと表面処理が難しいので、0.5mmのプラ版を適当に現物合わせで瞬着で貼り付けていきます。
現物合わせで適当に貼ってはニッパーやナイフで切って前面をプラ版で囲みました。
先端や貼り合わせ箇所には隙間も多い状態ですが気にしません。
次に隙間にはポリパテと瞬着を充填し、埋めつつ形状を整形していきます。
現在、この星型ベースをサフ吹き、ヤスリ掛け、ポリパテ、という工程で整形中です。
ラムちゃんの塗装が終わったころに、このベースも完成できるように進めます。
バンダイ うる星やつら キラメキラムちゃん その3 [うる星やつら]
久しぶりに、バンダイのキラメキラムちゃんです。
前回のこのキット製作記事からのブランクが半年ほど空いてしまいましたが、この間は何もしていなかったのではなく、進め方を考えてはいじって中断、考えては頓挫、の繰り返しで作業レベルではほとんど進捗が無かったため、記事にできていませんでした。
最近、音無響子さんを作製している流れで、うる星やつらのラムちゃんも完成させたくなってきました。
改めてこのキットをどのように作っていくのか、を考えてみたところ、少し作業に進捗が見られましたので記事にしたいと思います。
今回主に手を加えたのは、頭部周りです。
このキットの一番の課題であり、見せ場でもある顔部分をいじってみました。
まず、髪の毛は後ろ髪、前髪がそれぞれ前後2パーツ構成なので、接着します。
本来、前髪パーツは前後2パーツで顔を挟み込んでしまうので、接着すると顔パーツが入らなくなるため、昔のキットのよくあった組みたてて塗装、という構成です。
これでは塗装が大変ですし、顔の修正もやりにくいので、後ハメ化しました。
ちなみに、上の写真時点で、頭部と身体も首で分割されていますので、接着してから、合わせ目消しをした状態です。
首の接着をどの段階で行うか?も悩みどころですが、結局合わせ目が目立ちますので、最初の段階で接着してしまって、合わせ目は早い段階で消した方が良いと判断しました。
頭部と前髪を後ハメ化するには、写真の丸部分(後頭部)を大胆に切りとれば良いです。
横から見ると・・・
後頭部がバッサリ無くなっています。
言うのは簡単ですが、キットの後頭部を切り取るのは結構大変でした。
鉛筆で切りとり線を書き、目立てヤスリなどで補助線を入れて、ハイパーカットソーで8割くらい切断したところで、ニッパーを使って無理やりバキバキ切りとりました。
バンダイのラムちゃんシリーズ4つは、いずれも後頭部の作りが同じなので、他のキットを作る場合にもこの工作は有効です。
ついでに、顎の下も二重あごのようにお肉がついたような造形だったので、特殊形状の丸ヤスリでゴリゴリ削り取って、顎ラインをシェープアップ。
これで印象は少し良くなった、と思っています。
こんな感じで少し斜めに頭をひねりながらはめ込めば、前髪パーツに納まる様になりました
ただし、この作業の最中かどうかは分かりませんが、耳の先端がとがっているのですが、その先端部分が欠けてしまいました
キットの耳はとがり過ぎだったので、削り落して、レジンのかけらを瞬着でくっつけて、再生していますが、プラパーツの破片でも同じことができます。
その後、前髪と後ろ髪を接着し、組み合わせてみました。
ラムちゃんっぽくなってきました。
後ろ髪と前髪の間は、タミヤの白フタ接着剤をたっぷり漬けて、溶かしながら隙間を埋めたのですが、それでもできた隙間は、瞬着のイージーサンディングで埋めつつ、なだらかになるように修正しています。
写真で前髪が白っぽくなっているのは、#240のヤスリでヤスっているからです。
この後、前髪のボリューム不足が気になりましたので、エポキシパテ辺りで形状修正していこうと思います。
クリスマス目前の三連休に、キラメキラムちゃんを真剣に作っているのは、おそらく世界中で私くらいだと思いますが、せっかくの休みですから手を進めたいと思います。
ツクダホビー うる星やつら 1/12 マジシャンラム その3 [うる星やつら]
ツクダホビーのマジシャンラムの続きです。
前回、全体にサーフェイサー吹きをしていますが、胸と太もものポリパテ盛りをした箇所とキット面との凹凸が激しいので、盛ったり削ったりのフェーズに入りました。
改造箇所を削ったり・・・盛りつけたり・・・
ここから終わりの無い戦いに入ります
主に改造箇所をヤスリ掛けしていますが、全体的に表面のざらつきやパーティングライン周辺をヤスリ掛けしなおしていますので、サフ吹きは全体に改めて行いました。
肌色は下地がグレーサフだと暗くなるので、この段階から白色の下地を作っていきます。
顔と髪の毛だけはとりあえず、タミヤのホワイトサフにしておきました。
ツノはまだ作り直そうと思っていますが、一旦全体の雰囲気を捉えるために、下地は整えていきます。
全体をサーフェイサーでコーティングしてしまえば、ツクダホビーの謎素材もなんとかなってくれるのですが、ここに至るまでが大変でした。
この段階でサフ吹きしたキットを組み立てて、モチベーション維持をしたいt思います
胸と身体の境界線などにまだ凹凸が目立ちます。
服のモールドを入れ直す必要もありますので、まだ先は長そう・・・
ぼちぼち進めてまいります。
ツクダホビー うる星やつら 1/12 マジシャンラム その2 [うる星やつら]
うる星やつらのラムちゃんのキット「マジシャンラム」の製作を進めています。
元々うつ星やつらは大好きですので、モチベーションが違います
前回は素組みではなく、いきなりポリパテを盛り付けた写真でしたが、少し胸の形状を改めて、太ももなども大まかにヤスってみたので、一度サーフェイサーを吹きました。
胸は服のディティールを無視して盛り付けていますので、後で服を彫り直します。
ボタンなど、細部も後で作り直しです。
この角度でだいたいパッケージ裏の完成見本と同じです。
並べると、胸の大きさがキットだといささか小さすぎで、パッケージの絵と比較してもボリューム不足です。
全体的に特徴はよく捉えていますが、ここが今ひとつ。
以前に作った飛鳥も胸部は似たような感じでしたが、取って付けたような形状ですので、ここは修正したいところですね。
横から。
胸の形状は大きすぎても小さすぎても、なので、他の出来のいいガレージキットなどを参考にしながら、盛ったり削ったりを繰り返します。
胸を盛り付けると脇の下とのラインを上手く繋げてあげなければ、不自然になってしまいますが、いかんせんこのツクダホビーのキットは謎素材でできているので、そういった加工がめちゃめちゃやりにくいです。
いっそレジンに置換したほうが・・・
後ろから。
背部には影響がありません。
若干太ももを太らせているくらいです。
ここから盛ったり削ったりをまた4~5回くらい繰り返せば、形状が固まるのかもしれませんがまだまだ掛かりそうです。