デビルサマナー ソウルハッカーズ 1/8 ネミッサ その2 [女神転生]
少し立て込んでいましたので、更新ができていませんでしたが、模型作りはその間もできていましたので、振り返りつつ、まとめたいと思います。
前回記事に続き、デビルサマナーソウルハッカーズよりネミッサです。
今回は前回の仮組みから見えてきたポイントを工作します。
両腕は胴体の横にシンプルに横に付けるだけです。
そのため、今回の真鍮線のための軸打ちは、パーツを先に接着してから行ってみます!
まず、腕を胴体に瞬着による点付けで仮付けしておき、肩部分から腕パーツを貫通させるようにピンバイスで穴を開けてしまいます。
腕パーツの外側に穴を開けてしまいますが、気にせずに大胆に行っても大丈夫。
ただ、この手法は開口部分が簡単に埋められるようなキットでなければ、修復が大変ですので、キットに合わせた工作が必要です。
両腕を胴体に2mmの真鍮線で付けることができました!
真鍮線は思いっきり貫通していますが、お陰でずれることなく、頑丈な軸打ちができました。
腕を外し、はみ出た真鍮線をカットして必要な長さだけを残します。
こういった作業がガレキ作りには多いので、WAVEの金属用ニッパーが便利です。
次に真鍮線を通すために腕の外側にできた”穴”を埋めていきます。
写真の赤マル部分です。
今回は2mmの穴ですので、瞬着パテで埋めて、硬化促進スプレーで固めてヤスリ掛け。
ついでに真鍮線も瞬着硬化で頑丈に固定されるので一石二鳥です。
脚部はシンプルに左右で1パーツずつというシンプル構成ですが、ゆえに足首がズボンのすそにそのままついている状態です。
写真右パーツがキットのままで左足です。
写真左の赤マルにあるように、ズボンのすそ部分を内側に彫って、少し立体的にしてみます。
ラッパズボンという感じですね。古い。
また、左足が軸足になりますので、かかとに展示ベースに固定する軸をこの段階で開けています。
塗装などの際の持ち手にもなりますので、深めに穴を開けました。
この後、両足のすそを彫り込んで、立体的にしています。
模型用の彫刻等などで地道に彫り込むだけです。
左腕、右足のそれぞれに大きな気泡がありましたので、デザインナイフで大きく抉ってしまいます。
気泡を地道に埋めても良いのですが、パーツ内部に大きな気泡が見えている場合、いっそのこと抉って、レジンブロックを適当に削って作ったパーツを写真赤マルのように瞬着で付けてしまった方が、早くてキレイに処理できます。
この後、ナイフで大まかに削った後、神ヤスリの#120>#320>#400>#600と順番に整形していきました。
今回は主にパーツの整形などを中心に行いました。
このキットはイベント品ですので、手流しだと思います。
そのため、パーツ精度はそれなりのため、彫り直しや削り込みなど、パーツ本来(と思われる)姿になるように地道に処理していくことになります。
デビルサマナー ソウルハッカーズ 1/8 ネミッサ その1 [女神転生]
相変わらず色々仕掛中ですが、並行作業の一つとして、今回は「デビルサマナー ソウルハッカーズ」よりネミッサのガレージキットを作っていきます。
キットは、昔イベントで販売されていたガレージキットのため、おそらく手流しでしょう。
白虎かなめ氏原型のキットで、デビルサマナー ソウルハッカーズ関連のキットは非常に珍しのではないでしょうか。
完成見本はこの写真のみですが、ネミッサを白虎かなめ氏独特のアレンジで非常にグラマラスに仕上がっていると思います。
女神転生シリーズは、初代ファミコンの時代に最初の女神転生がナムコから発売されて以降、スーパーファミコンにハードが移ってからは、アトラスからシリーズが続々とリリースされており、次の最新作、女神転生ⅤはNintendo Switchで開発というアナウンスが2年前にされて以来、発売が待ち遠しい限りです。
ゲームとしては、一連のシリーズ全体を通し、独特の世界観と悪魔合体という当時としては画期的アイデアでファンを獲得しており、RPGの代表であるドラクエ、FFと並ぶシリーズものとして続いている作品といっても過言ではないでしょう。
このゲームはデビルサマナーシリーズの第二弾として、1997年にセガサターンで発売されました。
当時はまだインターネットが出始めたばかりであったにも関わらず、時代の先を見通した斬新な世界観だったことを思い出します。
なお、このネミッサは主人公の幼馴染に憑依する銀髪の悪魔として登場し、ゲームのキーパーソンとなっていきます。
パーツは全8パーツとシンプル。
写真では大まかにゲート処理だけをしていますが、ほぼキットのまま。
ネミッサの派手な衣装を更に強調する造形で、ネミッサの魅力がとてもキレイに造形されています!
パーツも少ないので、瞬着やペッタンゴムで仮組みしてみました。
さっくとと組みあがりますし、パーツの合いもまぁまぁかな?
右足が少し後ろに位置するようにセットしなければならず、太ももの付け根の周辺があいまいな感じです。
このあたりのすり合わせを行う必要がありましたので、今後重点的にいじっていくことになります。
それ以外の箇所は比較的問題なさそうです。
シンプルながら、ネミッサをよく捉えた造形です。
凹凸のメリハリの効いたアレンジです!
やはり太ももの付け根がネックですね。
変な隙間が気になります・・・
削りつつ、すり合わせつつで様子を見ながら調整が必要そうです。
1/8ですが、思ったより小柄なキットです。
しかしながら、イベントキットなので、気泡や表面処理を地道に行う必要があります。
顔のアップ。
顔は非常に良い意味でアレンジが効いています。
シンプルながらも頭頂部の合わせ目が気にならないようなパーツ分割もされているので、表面処理が終われば案外すんなり完成できそうです。
せっかくのネミッサのキットですので、キレイに仕上げていきたいものです。