【完成】HGUC ゴッグ その4 [HG]
迷彩バージョンのHGUC ゴッグが完成しました!
前回の記事でほぼ形は見えていましたが、最終の仕上げまでを施して、少し前に作ったズゴックとおそろいの仕様で完成です。
前回記事でメインの塗装は終わっていましたので、その後行ったことを順番にまとめます。
(1)スミ入れ
(2)デカール貼り
(3)ハゲチョロ塗装(銀色の塗装剥げ表現)
(4)フィルタリング
(5)ウェザリングマスターによる汚し
(6)つや消し塗装による全体の保護とツヤ調整
(1)のスミ入れは調色して濃い緑のエナメル塗料を大量に作り置きしていますので、こちらを面相筆でスミ入れに使いました。
黒鉄色やグレー部分はエナメルの黒です。
(2)のデカール貼りは、控えめに行っています。
80年代っぽいものをチョイスして貼ってみました。
また、ズゴックとの統一性も一応考慮して、部隊内ナンバーという脳内設定で、右ひざに”02”と入れてみるなど、雰囲気重視です。
(3)ハゲチョロ塗装(銀色の塗装剥げ表現)について、前回ズゴックよりも少し多めに、派手に入れています。
一応、ゴッグの方が古い機体で、部隊内ナンバーも今回は02.ズゴックは06としていたのでより古い機体です、という意味合いのつもりです。
脚、指先、凸部分といった箇所とゴッグは水中巡航モードで頭から進むので、頭頂部周辺を塗装剥げしやすいと想定して、描き込みました。
今回もハゲチョロ塗装は、エナメルのシルバーを筆でちょこちょこと描き込みました。
手順の(4)フィルタリングですが、GSIクレオスのMr.ウェザリングカラーのグランドブラウンが丁度良い色合いでしたので、割と全体に行っていますが、特に下半身と指先メインでフィルターしました。
この塗料は、ラッカーやエナメル系ではなく、油彩ベースの性質とのことでしたので、ラッカー塗料で全身を塗った後のハゲチョロをエナメルでしていたこのゴッグにじゃぶじゃぶと筆でべた塗りし、Mr.ウェザリングカラー専用薄め液をティッシュや綿棒に付けてざっと拭っていきましたところ・・・・
なんだかすっきりしてしまいました。
冷静に観察すると、ハゲチョロ塗装したエナメルがほぼキレイさっぱり落ちています
おそらくエナメルシンナーではなくても、エナメル塗料の塗膜の弱さとハゲチョロ塗装はほんの少しの塗料しか乗せていないので、薄め液で流されたのでしょう。
仕方ないので、ハゲチョロ塗装はやり直しました。
また、これからフィルタリングしようとしていた箇所は、一度この段階でプレミアムトップコートのつや消しで保護しておきました。
ネット上の、この情報をサッと調べると、エナメルは溶けないでしょう、ということを書いている記事もありますが、実験していないのでしょうね。溶けます。
次に、ズゴックでも行いましたが、泥汚れを脚元などに付けたいので、(5)ウェザリングマスターによる汚しを行いました。
綿棒にタミヤウェザリングマスターAセットのマッドを付けて塗り込みます。
その後、綿棒やティッシュで残す方向を意識しつつ、付きすぎた粉を落として完成。
最後に、ウェザリングマスターは粉なので、保護するためにプレミアムトップコートのつや消しを全体に吹き、ツヤも整えておきました。
これにて完成です!
上から。
前からだとあまり見えませんが、頭頂部のフリージーヤード部分は開口して、WAVEのオプションパーツのうちで形状の良さそうなパーツを埋め込んで(裏から接着)います。
甲してみると、膝、つま先の黒鉄色と腕などのグレー部分は微妙に色合いが変わっているので、塗り分けて良かったです。
最後に、ズゴックとの2ショット。
同じ色味での迷彩ですので、セットとしてこれで本当に意味で完成です。
当初の目的はこの2体をセットで並べたかったので満足です。
書き損ねていましたが、モノアイはゴッグもズゴックと同様にWAVEのHアイズの裏から白を塗ったものをピットマルチ2で糊づけしており、位置変更可能になっています。
ズゴックが緑が濃すぎたと思ったので、ゴッグでは黄色を多めにし最後にも黄色を塗り直したのですが、まだまだ緑が濃かったようです
HOW TO BUILD GUNDAM2にある迷彩ザクもいずれやりたいので、その時には今回の経験を活かしたと思います。
あと、ズゴックの記事では撮影し損ねていましたが、ズゴックの頭頂部にジオンマークを入れています。
ズゴックは面積がありそうで、大きめデカールを貼る位置が難しいです。
ゴッグもズゴックも爪は手間が掛かりますが、シャープになるように削り込みをして、面取りをはっきりさせるために、ヤスリ掛けとハゲチョロ塗装による協調をしています。
おそらく、この工作をしないとぼんやりした印象になると思いますので、お勧めです。面倒ですが。
左胸にズゴックと同じ、シーサーペント隊の部隊マークを入れていますが、緑地に緑の人魚なので分かりにくいことこの上ない
あとは、細かな点ですが、お腹のメガ粒子砲周りも中の丸いパーツを作り直していますので、メリハリが出ているかと思います。
以上で迷彩ゴッグの完成です。
いずれこの2体を並べたジャブロー侵攻をイメージしたジャングルのディオラマを作ってみたいものです。
今後は模型の完成品がペースダウンしそうです。
今は塗装ブース完備の家なので、塗装もスムーズに行えていましたが、5月から単身赴任をすることになりました。
赴任先はガンダムベース東京(GBT)のご近所なので、塗装する場合は、GBTに行って塗装ブースを借りても良いのかもしれませんが・・・
あそこで塗装している人っているんでしょうかね??
GBTが近いのは嬉しいですが、塗装できないのでは本末転倒ともいえ、なかなかにジレンマです。
たまに帰省するときにまとめて塗装する、など細々と続けていきますので、このブログも細々と続けてまいりますのでよろしくお願いします。
HGUC ゴッグ その3 [HG]
前回までで、HGUCゴッグの迷彩塗装は塗り終わったので、一度組み立ててみました。
若干あおりで撮影。
黒鉄色や濃いグレーの腕、関節部分のおかげで引き締まって見えます。
この状態は、全体に光沢クリアを吹いたため、テカテカしています。
これからスミイレ、デカール貼りなどを行うために、一度表面をつるつるにしておいた方が、スミが滲みませんし、デカールが白化しにくいと思います。
色のせいで、ちょっと異質な感じがしますが、狙った通りの迷彩パターンになってくれました。
先のズゴックとの組み合わせで、HOW TO BUILD GUNDAM2のジャブロー潜入シーンの再現をしたいです
背中から。
ゴッグやズゴックのように、腕などが蛇腹状になっているので、各パーツの裏まで色を塗ってあげないと、組みたてた時に、隙間からパーツの色が見えて興ざめしますので、丁寧に塗る必要があります。
この状態も一部塗り漏れが見つかったので、筆で修正しています
完成形が見えてきたので、少しモチベーションが上がります。
もうひと頑張りです!
HGUC ゴッグ その2 [HG]
HGUCズゴックが完成したので、対としてゴッグも仕上げていきます。
今回は記事で2回目ですが、工程としては塗装です。
改造も考えましたが、今回はあまり時間が無いので、後ハメ加工と細部のディティールアップに留めました。
行った工作は前回の後半に書いた程度です。
腹部のメガ粒子砲はWAVEのディティールアップパーツで装飾しています。
塗装はズゴック同様に迷彩にする前提でパーツを分けています。
写真は主に黒鉄色で塗ろうと思った部分です。
黒鉄色で塗っていると、途中で塗料が無くなってしまい、買いに行くのも手間だったので、一部のパーツだけ黒鉄色で統一し、腕や関節部分は混色でそれっぽい色を作り、変化を持たせました。
ちなみに、作った色のレシピは、
ガンダムカラーのMSグレーメタリック+焼鉄色+タイヤブラック+RLM02グレーです。
タイヤブラック、RLM02グレーを入れないと、シャープな黒っぽいメタリック色になってしまい、ジオン系に合わない感じがしましたので、タイヤブラックとRLM02グレーで色を少しくすませています。
写真の丸囲み部分は塗り分けが必要になるパーツです。
この写真の後、グレー部分をマスキングし、本体色(迷彩色)を塗ることになります。
ちなみに、黒鉄色にしたパーツはこれらです。
ソールパーツ、膝当て部分、モノアイはこの後黒を塗っていますが、塗料を出すのが面倒だったので、黒のサーフェイサーを吹いています。
迷彩を施すパーツはこれらです。
先の通り、一部グレーを残すパーツはマスキングしています。
まずは、Mr.カラー#21のミドルストーンでべた塗り。
なんとなく、ゴッグっぽい色ですね。
次に前回作った、自称ライムグリーンを迷彩パターンを意識してフリーハンドでエアブラシ吹きつけ。
今回は前回の反省としてミドルストーン部分(明るい黄色部分)の面積が多く残る様にしているつもりです。
ズゴックは少し緑が濃すぎました
次にオリーブドラブ(1)を塗装。
ぐっと迷彩っぽくなりますが、緑成分が増えるので、加減しつつ。
自分で思っている以上に塗ってしまうので、少し塗り足りないかな?くらいで丁度良いみたいです。
感覚的な話ですが。
最期に濃い緑として、Mr.カラー#129の濃緑色(中島系)です。
・・・やはり緑だらけに
今回はここで塗り方を少し変えるため、この後、ライムグリーンをもう一度面積を増やすように意識して塗り、更にミドルストーンをもう一度吹き直しています。
これによって、ミドルストーン色の部分を増やしています。
こんな感じです。
写真だとまだ緑っぽいですが、前回よりはミドルストーンを増やしてつもりです。
あまりに多くなると、今度は砂漠迷彩っぽくなるので、加減が難しいですね。
一旦塗装はほぼ完了です。
この後は、光沢スプレー吹き → スミイレ → デカール貼り → つや消し吹き → ハゲチョロ塗装
で、最期に汚し塗装を施して完成です。
この週末で仕上げられるかどうか?といった感じですが、5月になるとあまり模型が作れなくなるので、なんとか4月で決着を付けたいです。
アオシマ V.F.G マクロスΔ VF-31J ジークフリート その2 [マクロス]
V.F.G ジークフリートの素組みの記事の続きです。
続きとして、ガウォーク形態、バトロイド形態をご紹介します。
ガウォークに女の子が乗る。
この図がこのシリーズのシンボルとも言える最大の見せ場でしょう。
この構成を考えたアオシマさんは素晴らしいです。
元々ガウォークとは、このために設計されたのではないか?とさえ思ってしまうほど自然です。
後ろから。
この写真では分かりにくいですが、お尻周りの造形にこのシリーズに掛ける意気込みを感じます。
脚元はバルキリーの脚の中にフットペダルが作られ、そこに乗り込んでいるという状態で処理されていますが、非常によく考えられた構造です。
キットもバルキリーの脚が分割でき、その内部に可動するフットペダルが作り込まれています。
後ろからのその2です。
この構図でキットを飾ることが本来である、とさえ思えるくらい作り込まれています。
素体の女の子の可動域もこのポーズのためによく練り込まれ、このポーズもばっちりです。
バイクのように女の子が乗るためのハンドルパーツも付属します。
チープさは一切なく、細部やパーツの裏側までの作り込みがあるので、塗装を行えば見どころの多いキットに化けるでしょう。
真横です。
女の子の腰から上の上体をそらすポーズが自然ととることができる、という点に注目です。
あえて難を言えば、ガウォークやバトロイド形態のロボットとしての手首パーツが握りこぶししかないことでしょうか。
これくらいなら、流用か自分で作れ、という話かもしれませんが。
女の子の手首パーツを交換することで、こんな表情も出せます。
次はバトロイド形態です。
バルキリーをアーマーとして着込んだような状態になります。
昔からMSガールなどのコンテンツもありますが、その流れを汲むようでいて、意味合いがまた異なるこのバトロイド形態は見どころ満載です。
組みかえには慣れが必要ですが、それほど複雑でも無いところもポイントが高いです。
横から。
機首が折り曲がり、ランドセルのようになります。
こういったバルキリーのパーツが分割されたり、組み合わさったり、という構造上、接着ではなく差し込みで構成される部分が多いのですが、やや硬めです。
取り外しする必要のあるパーツの噛み合わせ部分をヤスリで少しだけ削っておくと、かなりスムーズに変形できるようになりました。
塗装を行うことも考えると、少し削っておくほうが良いと思います。
後ろから。
ファイターの翼などがバックパックのような羽のようなデザインとなりますが、カッコイイです。
自立しないので、やはりすーぱーふみなのベースを使用しています。
パッケージのポーズを真似してみました。
ちなみに大きさはズゴック(汚し塗装前)との比較でおおよそ分かると思いますが、案外大きいです。
MGシリーズ(1/100)くらいの大きさはあると思います。
今、なぜかAmazonでかなり安売りされていますので、買っても損は無いと思います。
Ver1.3も出ていますが、このVer1.0の最初のキットでも十分満足なキットですので、お勧めです
時間は掛かりそうですが、このキットをチマチマと作って、ガウォーク形態で飾りたいと思います。
アオシマ V.F.G マクロスΔ VF-31J ジークフリート その1 [マクロス]
4月になりました。
今期は自分にとって、環境の変化が多いのでどこまで模型作りができるのかが分かりませんが、ブログは細々と続けていきたいと思います。
さて、4月になって最初の記事です。
発売前から話題になっていて、非常に気になっていたので予約して購入していた、アオシマの新ブランドACKS(AOSHIMA CHARACTER KIT SELECTION)第一弾のV.F.G ジークフリートです。
発売(2018年4月)から日も経っているので、レビュー記事なども多く、組み立てている人も多いと思いますが、ようやく素組みだけ行った状態です
V.F.G とはVariable Fighter Girlsの略でマクロしΔのバルキリーであるジークフリートに女の子キットを組み合わせたかなり斬新なキットです。
素体の女の子自体の出来も非常に高く、大きさはフレームアームズ・ガールシリーズとほとんど同じです。
各関節も可動するので、写真のようなポージングも。
接着剤不要で色分けされたパーツを組みあげれば、このような完成状態になります。
アオシマのキットを最近組んだことは無かったのですが、バンダイキットと同じような感覚でラクラクと組み立てることができました。
パーツの組み合わせもパチッと合わさると言うよりも、スッと嵌るので非常にストレスなく組みあがります。
私のように後でバラして接着や塗装を行うのであれば、軸は少し短くカットしたり、軸を削ったりしておくと良いかも。
髪の毛も可動するようにパーツが分割されているのですが、こうしてみても多層に重なる感じが情報量を増してくれています。
非常に素晴らしいです。
手首パーツは後にVer1.3などで改良されていますが、PVC製の青色パーツのため、指先だけ肌色にするという塗装での処理が必要です。
もっとも、このまま青色でも手袋をはめているようで、別に不自然ではありませんが。
素立ちにしてみました。
お腹や胸周りでパーツ分割されているので、上半身をそらす、ひねる、といった人間っぽいポーズを自然にとることができます。
この分割によって、ガウォーク形態などの再現もできます。
キットは素体の女の子だけではなく、VF-31J ジークフリートももちろん付属します。
というか、むしろこっちが本体ですか
ファイター形態です。
下部に3mmの展示用の接続穴があるので、今回は撮影用に、すーぱーふみな付属ベースを付けています。
ファイター自体も良く出来ています。
サイズにして1/72くらいはあるのかな、と思いますがそれくらい(意外に)大きいです。
また作りもパーツ数は抑えめにも関わらず、的確な分割と接合方法で組みかえも考慮されています。
組みかえによって、ガウォーク形態、バトロイド形態への変形ができます。
写真の作業マットのマス目は1cmですので、大きさが分かると思います。
色は元々が複雑なパターンのため、整形色だけで再現することは難しいと思いますが、それなりに色は再現されています。
シールを貼れば良いのですが、私は塗装しますのでこのままにしています。
バトロイド、ガウォーク用のパーツとしてこれらのパーツが付属します。
ファイターを3つにバラして、このパーツを付けることで変形させることが可能です。
写真が多くなりますので、一旦記事をここで分けます。