防振り 機械神 その6 [防振り]
防振りの機械神の続きです。
基本塗装が終わったので、組みあげられる部分を順次組みあげている途中経過です。
塗膜を剥がさない様に丁寧に組み上げていくこの工程は、案外時間が掛かります。
組み立て説明書では、そこそこ接着剤による組み上げが指定されていますが、塗膜によって接着剤なしでもしっかり組みあがる状態になっています。
ちなみに・・・・非常にかさばるキットでもあるので、将来的にショーケースから片付ける際に、バラせなくなるのは困ります。
そういったことも踏まえて、できるだけ接着剤は使わない様にしています。
このキットに限らず、キットを作る際は将来的に片付けることも想定に入れ、仕上げるようにしています。
両側に付けるバインダーのようなシールドのようなパーツ。
表面のディティールを活かすように、黒立ち上げを強めにいれています。
裏面は黒サフを残すようにして、影になる部分が暗くなるよう、意識しています。
こうすることで、全体的にメリハリの付いた印象になると思います。
また、こちらのシールドを支えるシリンダー部分もフレーム色やシルバーなどをマスキングを交えて塗り分けしています、
これはひと手間ではありましたが、思った以上に見栄えが良くなった気がします。
こちらは中央部分の本体パーツ。
主に背面部分にあたります。
先述のギアも無事挟み込むことができています。
こちらのパーツはこの後、両サイドにさらにカバーが覆いかぶさっていくことでより巨大化していきます。
腰アーマーの背面スカートパーツです。
こちらも丁度良いところでパーツ分割されていましたので、アンティークゴールドで一部塗り分けています。
写真を撮って気づきましたが、アンティークゴールド部分の(写真上で)上部がバーニアっぽいモールドなので、ここはスミ入れのようにしておく方が良さそうですね。
こちらのパーツも整形の為に切り離していたパーツなどを付けて、パーツ単位で組み上げていきます。
予定としては、大まかな組み上げを下後にクリアーコートをしようと思っています。
パーツ毎にクリアコートすると、パーツが多くて大変なので大まかに組み上げてからまとめてクリアコートする・・・という予定です。
こちらは両腕に付ける武装パーツ後部に取り付ける部品です。
エンジンのような形状をしていましたので、こちらも分割されたパーツの一部をアンティークゴールドにすることでワンポイントを入れておきました。
腰アーマーと膝に付けるパーツは元々赤いラインが塗装済みでしたが、全塗装によって赤ラインが消えていました。
なんとなくエナメルカラー筆塗りで済ませられるんじゃないか、と気楽に考えていたのですが、やはりムラになるのが気になります。
そこで、普通にラインを残すようにマスキングし、エアブラシでメタリックパンツァーレッドで塗りました。
できるだけマスキングはしたくない(面倒なのでw)のですが、やはり適材適所でやるべき箇所はマスキングした方が早くてキレイですね。
巨大な砲身3丁です。
両腕のパーツはそれぞれアクセントになる色が入ったことで、ちょっとゴテゴテ感が増したのではないかと思います。
全体的に控えめなメタリック塗装をしていますが、こういった曲面パーツだとメタリックならではの光沢が入ってくれていると思います。
ギラギラしたメタリック、、、ではなく、落ち着いた感じの色味になったようで一応は成功かな・・・
本体をほぼ組み上げました。
これだけみると、カニか何かみたいな・・・・
上部コンテナ背面のバーニアのような箇所など、フレーム色で塗り分けた効果があったと思います。
こういったパーツはちょっとメカっぽくするくらいが丁度良いです。
久々にメイプルを引っ張り出してきましたw
機械神を脱いだメイプル・・・・と言うところでしょうか。
装着させる前に、全体のツヤを整えたり、スミ入れの最終チェックが必要です。
せっかくのメカなのでデカールも貼ってみたいような・・・・サイズ感からして不要かな?
でもワンポイント入れた方が面白いかも、、、というあたりをもう少し迷って仕上げたいと思います。
完成間近ではありますが、さてどうしたものか。。。
次回は流石に完成編の予定です!
防振り 機械神 その5 [防振り]
防振りの機械神の続きです。
大振りなキットですが、形状やモールドなんかはアニメのパースが効いた機械神を上手にプラモデル化しているので、普通に組み立てても満足いくキットです。
アニメでもほぼ単色なので、ある意味設定通りの色分けが成型色でも再現されています。
とはいえ、機械神がプラモデル化されるなんてことは一昔前では考えられないようなチョイスだと思いますので、キット化に感謝しつつせっかくなので若干アレンジを加えて楽しんでみよう、という趣旨で進めています。
前回までで、大まかなパーツの塗装を進めたところまで、でした。
今回はそれらを組みあげつつ、完成に近付いている進捗をまとめていきます。
まずはこちら。
何のパーツか?と言われると説明に困るのですが、両サイドに着くパーツです
素組みだと下記の赤マル囲み部分パーツですね。
設定、キットともにミディアムブルー単色パーツではありますが、アンティークゴールドを使ってみたくて塗り分けを行っています。
ついでにスカート後ろ部分に凹モールドがあったので、そちらもマスキングで塗り分け、アンティークゴールドでワンポイントを入れています。
それぞれマスキングの手間はありますが、ちょっとしたアクセントにはなったと思っています。
こちらは脚パーツですね。
脚パーツは赤い部分だけ色分けされていますが、つま先を後ハメにしてフレーム色で塗ってます。
これはこれでガンダムチックな配色になったと思いますので、そういう点では意図通りです。
あとは、全体的なミディアムブルー箇所も(ふわっと)黒立ち上げしていますので、メリハリのある塗面になっているのではないか、と自分の中では結構気に行っています。
こちらは左手につく砲身パーツ。
小さなギア部分は主にマスキングゾルで丁寧にマスキングして、ギア部分とそれ以外の色の違いを塗装で表現しています。
あとは、このパーツはバラのような模様(メイプルの胸にもある模様)が塗装済みパーツとして再現されていましたが・・・・全塗装するにあたって、塗装済み部分の色が浮いてしまっていた(サフ吹きしても分かるレベルでした)ので、一度#240~#800の神ヤスリで印刷済み箇所を削り落して表面をならしています。
また、先端の凹部分はキットではくぼんでいるだけ、ですが、アニメ本編や設定画を見ると全く違いました。
ちなみに、キット素組みだとこんな感じです。
ここ以外は、違和感なくアニメ劇中の機械神が再現されているのに、なぜなんでしょうね・・・?
アニメ本編や設定画を良く見ると、注射針のようなモールドになっていますので、これを真鍮線+WAVEのサポートパーツで再現しました。
ちなみに、直径1cmの半円パーツ+Uバーニアの筒状のものを組み合わせてお手軽に再現することができました。
こちらは両肩上部に着くコンテナパーツです。
こちらも黒立ち上げによる陰影を強めています。
メカメカしいパーツの一つなので、こういったメカっぽい塗装が映えますね。
こちらは中央後部にあたる、大きなギアとそれを保持して尻尾のような位置づけになるパーツを後ハメにしています。
しかしながら、塗装後に組み上げしようとしたところでちょっと焦りました。。。
というのも、写真状左のパーツにギア中央部に差し込む軸パーツがあるのですが、ギアが分厚く左のパーツに接着整形した屋根のようなパーツが有る限りギアを差し込むことができない、ということにこの段階で気づきました
ちょっと焦りましたが、割と簡単に解決できました。
上記写真のように左パーツのギアに刺さる軸パーツを根元でギアがハマるように少し残してノコギリなどで切断。
切断した軸は再利用しますので、残しておきます(写真右下の筒状部品です)
その後、左の切断した筒状の軸パーツを右の軸受け凸パーツに被せます。
これだけで、ギアを挟み込んで保持すること成功できました。
こういうすり合わせは、仮組み時点でもっと厳密にしておくべきだった・・・・と、後で気づくことがたまにありますので、もっと注意しなければなりません。
反省
防振り 機械神 その4 [防振り]
お久しぶりの更新となりますが、マイペースで作っています。
今回は防振りの機械神の続きです。
シーズン2のアニメは途中で中断してしまっていたようで、しばらく忘れてしまっていましたが無事放映されたようですね。
シーズン2完結を期に、機械神の作製を再開しました。
前回までで全塗装を前提とした工作、表面処理、合わせ目消しなどが終わっていました。
一度全パーツを超音波洗浄機と歯ブラシで洗浄し、塗装待ちの状態で止まっていましたので、今回は塗装から再開します。
キットは見ての通り、ミディアムブルーのような成型色、一部赤と透明パーツで大まかには3色です。
アニメでも設定画も含めて、機械神はこのミディアムブルーのようなグレーのような単色になっていますが、これだけの大型キットを単色でべた塗りするのはちょっと勿体ない。
そのため、主にフレームパーツ(のように解釈したパーツ)と外装パーツに分類し塗り分けを行う方針としました。
とはいえ、あまりに奇抜な色に塗りかえるのはちょっと違う気がしたので、パッと見た印象は変わらない様に仕上げようと思います。
多くのパーツがモナカ割のため、ここまでの工作で接着と合わせ目消しを行っています。
そのため、一度サーフェイサーで下地を整えました。
アニメ本編のギラギラした機械神を再現したく、全体的にメタリック系で塗ることにしましたので、サーフェイサーはガイアノーツの黒サフで均質化しました。
ついでに、やや黒立ち上げをすることで、単調にならないようにしてみたいと思います。
こちらは主にフレーム系として色変更する予定のパーツ群です。
塗装前にパーツ単位で塗り分ける色を決めて、持ち手を付けておきます。
たまに、この段階で振り分けを間違えて塗り直しになってしまうので注意深くどの色にしたいのか?で振り分けを行っていきました。
今回の塗装でやってみたいこと、としてこの2色を使ってみようという実験も兼ねています。
左はガイアノーツのガリアンカラーから、メタリックパンツァーレッド。
右は、先日のCarat2で購入してきたガットワークスのイベント限定色である、アンティークゴールドです。
メタリックパンツァーレッドは中身を見た限りでは、結構鮮やかな赤にしか見えません。
エアブラシで塗装するとどうなるのか?を見て見たいと思います。
アンティークゴールドは、イベントでしか販売していないそうですが、ガットワークスの方が言うには何で使えば良いのか分からないのでイベントでしかまだ売れない、とか・・・w
大瓶なので、色々試してみたいと思いますが、色味としてはシャンパンゴールドのつや消し、という感じです。
防振りの世界観(ファンタジー世界)には合うんじゃないかな?と思ったのでワンポイントで使ってみたいと思います。
まずはメタリックパンツァーレッド。
最初、塗り始めた時は単なる赤か?と思いましたが・・・徐々にこの色の真価に気づきました。
写真ではちょっと分かりにくいのかもしれませんが、とてもきめ細かい繊細なメタリックレッドです。
Mr.カラーのメタリック系とは全く別のつややかなメタリック。
非常に面白い赤で気に入りました!
これ、Vガンダムのソールパーツなんかに使うとカッコイイかも・・・・と色々と使ってみたいと思いました。
とにかくキレイな赤です。
こちらはフレームっぽい部分と思われるパーツです。
色は黒鉄色っぽいシルバーにしました。
黒鉄色+シルバー・・・・だったと思います。
多分以前にクラッシャージョウのファイター1に使ったエンジン色を整えたもの、だったと思います
大きなギアは完成見本でもダークアースのようなグレーになっていますが、今回はこのフレーム色にしました。
全体のミディアムブルーのような色は、ちょっと複雑な混色をしています。
メタリックブラック+メタリックパープル+パープル+メタリックブルーを5:3:1:1くらいで混ぜ、白でやや明るくなるように調整しています。
そのため、全体的にメタリックですがしっとりした色味になったと思います。
この色を黒立ち上げっぽく塗装することで、情報量を増やすようにしてみました。
巨大な砲身?は中央にあるゲージのようなモールドがエネルギーチャージ量表示のようにしか見えなかったので、塗り分けて見ました。
マスキングテープでマスクし、シルバー下地でクリアーオレンジを上掛けしてメタリックオレンジのワンポイントとしています。
全体でもこの色はここだけにしておいたので、ちょっと目立つかな?と色を変えて見ました。
他、剣パーツ、シリンダーの中部分はシルバー。
シリンダーパーツの基部はフレーム色で塗り分けておきました。
こういう細かいところを塗り分けると、情報量増になると思います。
ということで、今回は大まかに色塗りしたところまでです。
次回はこれらのパーツの細部仕上げと組み上げ、を進めていきます。
続く・・・・
合体 アトランジャー穂鷹アトリ同梱セット その1 [合体シリーズ]
気づけば4月です。
すでに日本企業的には期が変わりましたね。
電車では新人さんらしきスーツ姿が街中に目立つのも、コロナ禍の終焉を感じさせます。
そんな時節の中ですが、全く無関係にマイペースで常に複数のキットを並行作業しています。
おかげで、未完成のキット記事が続きますが、今回はアオシマが2021年に発売した新・合体シリーズの第一弾、合体 アトランジャー穂鷹アトリ同梱セットです。
穂鷹アトリがメインのような気もしますが、やはりメインはアトランジャー。
おそらく今の30代よりも若い人にはピンとこない名前だと思いますが、一定の世代以上にはアレか・・・と色々と思い返されるプラモデルではないでしょうか。
アオシマから今風にアレンジされ、ついでに美少女プラモと融合。
新・合体シリーズとして1975年の登場以来46年ぶりの復活となりました。
かなり小さな頃に、ちょっと触ったことがある程度のシリーズですが、ロボット状態のプラモデルは触った覚えがなく、これは何のプラモデルだろう、と首の付いたキットを弄っていたように思います。
全身像は一応覚えてはいましたが、こんなカッコ良かったっけ・・・
と、過去キットをググると、アレンジが凄いことに気づくことができますね
普通にロボットキットとして良くできています。
パーツ分割、色分け、変形合体が可能な組みかえ方法など。。。
アトランジャーをある意味同人的に現代アレンジを効かせた快作と思います。
ただ・・・このキットのアクの強さもあってか、値引率高めで入手は容易というのがアレですが・・・
シールド、脚の赤ラインなども全てパーツ分割。
細部まで良く考えられた構成です。
脚の後ろは、なんだかターンエーのような、ブレンパワードのようなスリットがカッコイイ。
オリジナルってどんなでしたっけ・・・
背中の翼はもっと大きくてもいいくらいですが、アトリに合体させることも考慮されてのサイズでしょうね。
頭身高めのマッチョなプロポーションで、アトリとの対比が良いですね。
各所の羽のような黄色のパーツも丁寧にモールドされています。
昔のキットがどんなモールドだったのかの記憶はもうありませんが、この辺りも今風のアレンジでしょう。
これだけで5000円、と言う感じのキットかもしれませんが、単品ではキット販売としては厳しいでしょう・・・
というアオシマさんの判断で合体可能な美プラとしてアトリも付属(と勝手に推測)。
穂鷹アトリ単体です。
こちらもなんだか神秘的な衣装の女の子キット。
デザインは今時の美プラとして十分単体でも通用すると思います。
大きさは結構小さめで、今度既存のFAGなんかと並べて撮影してみますが、小ぶりながらも細かなパーツ分割で色分けがほぼ再現されています。
パッと見た感じで塗り分けした方が良さそうなポイントはスネあてくらいかもしれません。
ばらせるように作ったためか、スネあての黄色いパーツがポロリしやすく、2回ほど無くしそうになりました
かなり小さいパーツなので要注意です。
まだこれからも工作するので、洗浄工程で無くしそうでコワイです。。。
後ろから見ると、お尻が何も履いていないようにすら見えます。
実際はシールを貼らなければ裸同然なのでさもあらんw
手首、表情パーツは差し替えもバリエーション豊富。
あざといポーズも難無くこなせます
普通にカワイイ美プラだと思うのですが、市場では余り気味なのが不思議です。
手足なんかを素体にすれば、単品で発売しても売れると思うんですけどね。
穂高アトリが結構気にいったので、少々ポーズをとらせてみましたが、良いですね。このキット。
丁寧に塗装してあげれば、もっと見栄えすると思います。
グラデーションなどもバリバリかけて仕上げたいですね。
ということで、アトランジャーwith穂高アトリでした。
変形合体が売りですが、全塗装すると怖くて分解できないだろうな・・・
と思いつつ、全塗装で仕上げます。