風の谷のナウシカ 1/12 休息 その5 [ナウシカ]
前回に続き、ツクダホビーの1/12 風の谷のナウシカの「休息」の塗装編です。
髪の毛、杖をブラウン系で塗っていたので、ついでにブーツも塗っておきました。
下半身は太もも部分が白いズボンなので、ここはあらかじめ白サフの上から白、クリアーブルーでシャドー吹きを行っておきました。
その上で、白く残す太もも部分などをマスキングしてから、ブーツの塗装です。
ブーツは、ウッドブラウンで全体を塗ってから、レッドブラウンとクリアーブラックでシャドー部分を入れて、革ブーツをイメージしたそれらしい塗り、を試みました。
この後、ブーツ部分をマスキングし、残った部分は明るめの水色のような青で塗装。
※この辺りの写真忘れていました
ベルト周りと小物も塗装します。
剣とバッグはそれぞれ細かくマスキングしつつ塗装です。
剣部分はレッドブラウンにクリアーブラックでシャドー。
その後、柄や先端が金属のようですので、過去クラッシャージョウのファイター1&2を塗った時に作った黒鉄色+シルバーのような色で塗装。
バッグはスーパーミニプラのレッグタイプを緑で塗った際の緑がイメージに近かったので、そちらを再利用。
ベルトも同様に緑、黒鉄色のようなシルバーで塗装。
ちなみに、ベルトバックル部分の丸い突起上のモールド×4個は、キットもモールドはぼんやりしていたので削り取ってヤスリで均し、市販のレジン製リベットモールドパーツを削いで貼り付けて再現。
この後、ベルト部分だけをマスクし、服の青を塗っています。
服の明るい水色のような青を塗った写真が撮れていませんでしたが、明るい水色を塗った後、写真のように明るい水色をまずくして少し濃いめの水色を塗装。
ナウシカの水色は2色ですので、ここはしっかりと塗り分けます。
なお、明るい水色=インディブルー+白+ミディアムグレー
濃い水色=明るい水色+コバルトブルー+色の源のシアンで調整 といった感じで作っています。
グレーを混ぜることで、少しトーンの落ちた劇中のような水色を目指しました。
このような感じで青を全体に塗装。
これでほぼ全身の塗装が出来た状態となりました。
なお、左の方にある割り箸にまいたテープに付いている丸いパーツは各所の丸いディティール再現用のHアイズです。
テトを黄色(黄色+白+セールカラーで混色)で全塗装し、細かなパーツも含めてここでクリアーで保護しておきました。
この後、テトは茶色の縞部分をエナメルのダークブラウン筆塗り、首周りの白い部分も同じくエナメルの白+タンで塗装しています。
テトの目はシルバーを筆塗り後に、クリアー保護してからエナメルのクリアーグリーン筆塗りで再現しました。
ツヤ調整も終えた小物達。
杖、鞄、剣、それぞれ細かいですが、塗り分けて仕上げています。
下半身を組んでみました。
くるぶしの丸いパーツはHアイズを塗装後に貼り付けて再現することで、シャープな仕上がりになりました。
細かい部分ですが、こういうところのメリハリを付けてあげることで情報量が増えると思いますので、頑張りました。
最後にアイペイントです。
クリアーコートでテカテカになった顔にエナメルのダークブラウンでアイラインを描きます。
ついでに、イアリング部分もシルバーで下地塗装しました。
ぼんやりしたモールドですがキットの瞳はモールドが入っています。
今回、あえてこのぼんやりモールドは残したまま仕上げていき、この段階でモールドをなぞる様にエナメル黒で瞳を描きます。
なお、こういうときはやはりアニメの絵を参考にした方がイメージをつかみやすいと思いますので、今回は当時のロマンアルバム「風の谷のナウシカ」を読みながら描きました。
瞳をダークブラウンで塗装し、一応グラデーションを掛ける、白目部分の影、眉毛をダークブラウンで塗装、瞳のハイライトをエナメルの白で描き込み・・・・
と細かな塗装が完了した状態です。
他に、イアリングをクリアーレッド、唇をクリアー+クリアーレッド+クリアーオレンジ、チークをタミヤのウェザリングマスターで軽く入れています。
ちなみにですが、唇塗装は下唇だけを塗るつもりで塗ると比較的アニメっぽい雰囲気で仕上がるようです。
上唇まで塗るのは、やや濃いめの口紅を再現したいときくらいにしています。
さて、これでほぼ全塗装工程が完了です。(まだコーティングが終わってませんが・・・)
次回、完成編です!
風の谷のナウシカ 1/12 休息 その4 [ナウシカ]
前回記事からは、ほぼ1年経過してしまいましたが・・・ツクダホビーの1/12 風の谷のナウシカの「休息」の記事の続きです。
この1年、何もしていなかった訳ではありません。
古いレジンキットだったため、表面処理やディティールの作り直し、彫り直しをチマチマと(気が向いた時に)行っている間に1年が・・・
そのため、途中経過は撮影していなかった部分も結構ありますが、前回までは工作や塗装の利便性を考えて、パーツの分断やディティールを意図的に削り取っている、というところまででした。
削ったディティールは、袖とくるぶしの丸い部分。
これはいずれもWAVEのオプションパーツHアイズを使って作り直した方がキレイに仕上がると判断したからです。
そういった工作を行い、気泡を埋め、サフを吹き、見つけた気泡はまた瞬着パテで埋め・・・の繰り返しでしたが、写真にするとこのような状態です。
一通りのヤスリ掛けと表面処理の繰り返しが終わった状態で、これからサフ吹きです。
これでほぼ全パーツですね。(一部のHアイズでの作り直しなどの細部を除く)
サフは仕上げに向けて、全体を白色サフにしました。
肌部分はこのように真っ白にしておく方が、ラスキウスが乗りやすいですし、白目も白サフを流用したいからです。
写真では、白目部分はマスキングテープとマスキングゾルで覆った状態ですね。
次は肌色をラスキウスで塗ります。
こんな感じで、ラスキウスのホワイトピーチの後、クリアーペールレッドでシャドー吹き。
最近、オーソドックスな肌色の場合はこの組み合わせしか使ってませんが、良い色になります。
次に、肌色部分を丁寧にマスキング。
これでもか、というくらいマスキングゾルとテープで多い、漏れが内容に最新の注意を払います。
髪の毛と肌が一体なので、より一層の注意が必要ですね。
昔のキットは髪が一体、というケースが多かったですね・・・
髪の毛はラスキウス・アウラの栗色です。
アニメの茶色髪の毛キャラはだいたいこの栗色がハマると思いますが、ついでに杖もこれで塗っておきました。
杖は1パーツですが、塗り分け部分で切断し、持ち手となる真鍮線を通して塗装しました。
塗り分けとパーツ保持ができて、一石二鳥です。
クリアーブラウンをクリアーで3倍くらいに割ったもので、シャドー吹き。
前回のクラリスとほぼ同じですが、クラリスの時よりやや明るめにした感じです。
何度か調子を見ながらシャドー吹きを行い、こんな感じで完成。
まだツヤ有り状態なので、仕上がり予定よりも若干暗くて、トーンも強めに見えますが、仕上げのつや消しコートなどでこの辺りも良い感じになるはずです。
マスクを外して・・・・マスキング漏れがなくて成功!
いつも、この瞬間は緊張します。
白目部分もマスキングを剥がし、アイペイントに向けてクリアーコートをした状態。
髪の毛と肌の境界線は、ファンテックのフィギュアエンクレーバーで彫り直しておきましたが、効果絶大です。
35年くらい昔のキットであることと、当時の精度のお陰でお世辞にもシャープとは言えないキットモールドでしたので、やはり彫り直しておくべきでしょう。
以上、塗装の途中ですが一旦ここまでとします。
次回はアイペイントや全体の塗装編となります。