1/144 ウイングガンダムゼロ その1 [旧キット]
2023年を締めくくるにあたり、仕掛キットの整理をしています。
その中で発掘された、旧キットのウイングガンダムゼロを仕上げてしまいたいと思います。
1995年放送のガンダムWに搭乗する、主役ガンダムの後継機。
今回のキットは放映当時に発売された、旧キットの1/144 ウイングガンダムゼロです。
この1/144キットは2000年の再販のタイミングでフィギュア付きキットも出ていますが、今回は初版のMSだけのキットです。
いつもは素組みを掲載するところですが、28年前から手を付けていたためサフ吹きして箱に入った状態を発掘したためそのあたりの写真は割愛とさせていただきます。
代わりに初版の1/144 ウイングゼロの箱のご紹介です。
2000年の再販行こうは、アニメ絵からCGのようなパッケージに変更になっているので、このパッケージでの再販はもしかするともう無いのかも・・・?
なお、内箱の底面にはこのような広告のようなプラリーガー養成講座というバンダイの販促のようなものが載っていました。
ガンダムマーカーはこの頃から脈々と受け継がれていますね。
素組みの写真はありませんが、説明書にある写真を参考として掲載。
全体的に、足が太くて短めなことが当時から気になっていました。
変形が売りだったこともあり、かかとにバーニアが付いている状態でMS形態にもなってしまう、という割り切った構成だったりする点も特徴かも。
今ではあまり考えられない構成ですが、設定よりもギミック優先という当時ならではのキットでした。
こういった、当時でも気になったところを色々弄っていたことは覚えています。
サフ吹きの状態をみて覚えている範囲では。。。
(1)太ももの幅増しと延長
(2)膝関節がポリむき出しのため、プラ版で関節新造
(3)股関節作り直し
(4)足首の幅詰め
(5)かかとのバーニアを撤去しかかとをポリパテで新造
(6)ツインバスターライフルの持ち手作り直し(でも、これはちょっと失敗・・・)
(7)シールド裏の埋め立て
(8)胸の緑パーツのクリア化
(9)肩内部のバーニアモールド再現
(10)二の腕延長
(11)膝モールドの作り直し(開口しプラ版化)
(12)スネパーツ幅詰め
(13)腹部延長
(14)手首はポリパテ削り出し
と・・・・かなり弄っていました。
主に下半身中心ですが、最後の組み上げで関節の保持力が不足していた点でモチベーションが挫かれたように思います。
今回あらためて問題点を検証したところ、股関節に真鍮線の軸打ちを入れていますが、この軸打ちがしっかり接着できていなかったようでした。
28年ぶりに箱から出して、こういった当時中途半端な工作をしていた箇所を補強しつつも、もう塗装だけして完成させてしまうことにしました。
すでにHGACのキットなんかもありますし、今更このキットにこれ以上こだわるのもなぁ。。。という事情もあります
ということで、全パーツを黒サフで下地作りをした後にまずは黒立ち上げで白を塗りました。
黒サフで裏側なんかにも影が入る様にしておくことで、見た目の印象も良くなります。
旧キットだけあって、各所でマスキングが必須です。
特に4枚のバインダーとシールドは1パーツに複数の色がのっているので大変です
今回、青はコバルトブルーっぽい明るめの青にしました。
たしか、以前にMGウイングのEWバージョンを塗装した時のものだと思います。
黄色もマスキングで仕上げ、だいたい塗ることができた状態です。
でも、この羽んはまだ細部の塗装が残っていますので、まだまだ頑張りが必要な状態です・・・さすが旧キット。。。
シールド、つま先なんかもマスキング地獄。
こういっためんどくさい点も、28年放置していた一因だったように思います
でも、ここまできて今更やらないという選択肢はありません!
気合いでこの後もマスキング!
なんだかんだで頑張って塗りました。
この写真では左の胴体(青)と両肩のバルカンカバー(白)は別パーツの組み合わせで構成されていますが、それ以外のパーツの色はマスキングによる塗り分けです
だいたい塗り分けが終わったパーツ群です。
こちらも細部の筆塗りも終え、トップコート待ちですね。
この後、デカール貼りもしておきます。
控えめにデカール貼りをしておきました。
ツインバスターライフルは設定通りの色分け(黄色ライン)をするにはあまりにパーツ構成が厳しいので、今回は見なかったことにしました
左下のH型のパーツ2個は膝関節をプラ版で新造したものです。
当時はこういうパーツを自作して、ポリパーツ隠しをするしかなかった、という時代でしたね。。。
ということで、塗装終了です。
次回完成品をご紹介し、28年寝かしたゼロを成仏させたいと思います。