不思議の海のナディア 1/5 ナディア Type2 その1 [ナディア]
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1991年、海洋堂から発売された「不思議の海のナディア」から、ボーメ氏原型のナディア Type2です。
ちなみにType1は立っているポーズのため、1/5というサイズも相まって非常に大きなキットですが、このType2も座っているとはいえ、1/5のサイズは伊達ではありません。
このキットはたぶん1992年ごろに京都の模型屋さんで普通に売っていたものを購入したように思います。
当時はガレージキット最盛期から終焉に差しかかる頃だったのだと思いますが、町の模型専門店に行けば、各メーカーのガレージキットが普通に売られていました。
ワンフェスなどに行くこともできなかったので、ガレージキットの購入はもっぱらこういった模型屋さんでした。
今からもう20数年・・・30年近く経つというのでしょうか・・・・
いきなりサフ吹きでの組み立て途中からリスタートです。
20数年前の購入時、頑張って作ろうと色々やっていた記憶はあります。
また、今この状態を見て当時ここで手が止まった理由も思いだされました。
見ての通り、ナディアを良い感じにボーメアレンジで構成されたキットです。
でも、組みたてようと思った場合、ガレージキット黎明期のようなこのキットの構成が初心者にはとてつもなく難しく、とてもキレイに完成させるイメージができませんでした。
難所としては、
・手足が二の腕、太ももといった目立つ部分で大胆に分断されていること。
・分断された右手を接着すると腰部分と密着し、塗装や仕上げが非常に難しくなること。
・左手も同様に分断されており、接着整形すると左の脚と密着するポーズのため塗装と仕上げが難しいこと。
・全体的に大きいサイズであることから、表面処理が非常に手間なこと。
こういった点からサフ吹きを途中までして放置に至っていました。
特に、両手と身体や脚との密着をどう処理するのか?が悩ましいです。
ちなみにベースはガーゴイルなどを模した遺跡のような柱にナディアが腰掛ける、という凝ったものになっています。
1パーツです。
両足は接着して整形すればなんとかなるとして。腕が問題です。
色々考えましたが手段は3パターン。
(1)普通に接着して頑張って塗装→おそらく塗装が難しくなり、キレイに腰部分や腕を塗装できない
(2)全て塗装後に腕を接合し、改めて整形の後再度部分塗装。
→一番難易度が高く、整形と塗装を上手く行う自信が無い・・・でも見に付けたいテクニックの一つ
(3)いっそ腕を後ハメできるように切り離す → 胴体側にある肩を切り離せるか?という問題
今回はとりあえず一番手戻りのできそうな(3)を途中まで試してみてから考えることにします。
普通に肩を削り取って再利用することは形状からして不可能。
そのため、複製して部分利用することを試してみたいと思います。
左肩に黒い塊を押しつけています。
これは100均で購入できる、お湯マルかその類似商品です。
ポットで沸騰させた程度の温度のお湯で柔らかくなり、常温で固まる性質を利用し、湯呑みに入れた熱湯で柔らかくし、肩に押し付けてみました。
分かりにくいですが、それなりに肩が取れたようです。
小さなパーツではやったことがありましたが、ここまで大きめなパーツの型どりは初めてです。
この型に今回はポリパテを盛り盛りします。
ポリパテを流し込み時に、調合スティックで混ぜながら、細かい部分にも流れ込むように押し込みつつ多めに流しました。
両肩同じことを行い、写真中央の黄色の塊=ポリパテで抜いた両肩パーツができました。
あとはこれを整形し、腕と接合できれば良いのですが。。。
おおよそ合わせてみたところです。
写真赤いマルの肩部分が、右下赤マルの部分です。
複製は一応成功。
整形も丁寧に行えばほぼキレイにできるとは思います。
次のハードルは胴体からこの両肩をキレイにくり抜けるのか?
くり抜いたら最後、後戻りはできない戦いが始まるのですが・・・・
さてどうしたものか。。。
もう少し悩んでみたいと思います。
ここで次の記事が20年後にならないように気を付けたいと思います
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