MAX FACTORYのオリジナルシリーズ”ゴッズ・オーダー”の第一弾ユリ・ゴッドバスターの塗装編です。

キットは武器以外は組みやすいので、普通に組み立てる分にはあまり苦労しないと思いますが・・・

売りである大剣はスライド機構などにより長槍に変形するという凝った造りが災いして、非常に組み立てが分かりにくかったです・・・

説明書の通りに組み立てたつもりでも、老眼が入っている目には紛らわしい構造だと思います。

素組み時点では、どうやら間違った向きで組んでいたようで、回転しないなぁ・・・などと思ってました#59142;


何が言いたいかというと、大剣パーツの組み立ては説明書を良く読んで丁寧に組み立てましょう、ということですw


さて、パーツのゲート処理、合わせ目消しなどが全て終わったら洗浄し十分に乾燥させましょう。

このキットはシルバーの武装パーツが特徴なので、そういったパーツには黒下地で塗装するのが吉です。



ついでに黒っぽいバックパック類や大剣などの武装も全てガイアノーツの黒サフをエアブラシ吹きしています。

イメージとして、バックパック=黒鉄色、武器=白、鎧=シルバー、にしたいのですが、裏面なども見え隠れするため、一旦黒で染め上げておきました。




白く塗る武器を黒下地にする理由は、キットの白のままだと透けてしまうので、スカートなどの白と同化してしまいそうだと思った、と言う点もあります。

そのため、パーツ裏も黒くして、透けを防ぐようにしています。



シルバーにする鎧部分も全て黒サフですね。

シルバー、ゴールドなどの下地を黒にする理由は光の反射をキレイに出すことで、シルバー、ゴールドなどメタリック系の発色を良くするためです。

難しいことはともなく、金属色のパーツは黒サフで整えておけばだいたい上手くいくはずですw




靴パーツも不足するため、革っぽくみえるように茶系で塗装、

主にマホガニーで塗装し、クリアーブラウンで陰影とテカリを入れています。

靴底部分は今回は黒サフそのまま、としました。

しっとりしたつや消し黒は革靴の底部分にも使えます。




バックパックは黒鉄色・・と思っていましたが、ガンダムカラーのMSグレー連邦系が丁度良い色味だったのでこちらを使用。

バックに見えるように、一部パーツをゴールドにすることでアクセントを入れて見ました。




大剣の白はこんな感じで、ややうっすらと黒立ち上げ風にしています。

これにより、武器の凹凸を強調しつつ、スミイレは無しで済ませて見ました。

また写真中央に見える半円形パーツは中が両面ともに金色のようです。(キットでは片面のみ金色が別パーツ化)

このパーツはまず、黒サフ状態で先に全体金色を塗りました。

その後、半円形にサークルカッターでマスキングテープをくり抜き、半円マスキングテープでマスクしてから白を塗っています。

こういう細かなところをキチンと塗ってあげると情報量が増えると思うので頑張ります。

ちなみにこの白は服の白とは差別化したかったので、ガンダムカラーのMSホワイトをそのまま使っています。

ちょっとグレーがかった渋みのある白で重宝します。


ということで、武器パーツはこんな感じに。


組み上げ直前のパーツ状態ですが、部分的にゴールドをマスキングして塗ってあげる方が良い箇所もありました。

写真右下の樽のようなパーツがそうですね。

ちょっと面倒ですが、完成後にはゴールドがキラッと見えるので、ここは頑張りたいところです。

また、白パーツは白の後にホワイトパールを3~4回重ね吹きしておきました。

これも質感を服と差別化を図るためです。


武器を組んでみました。


静止画では分かりにくいですが、武器に吹いたホワイトパールは効果的です。

武器の中央?あたりの半円パーツ手前には、4面にカバーが付きます。

こういったパーツの裏側も黒サフを吹いておけば、そのまま裏面の影が自然と入ってくれます。




特徴的なシルバー部です。

色々なシルバーがありますが、Mr.カラーのNo.8シルバーが粒子も細かく、非常にキレイなシルバーになってくれると思います。

ちょっと重めのシルバーにはぴったりの銀色です。

シルバー部分は下地の黒サフの効果もあり、スミイレなどは無しで十分見栄えすると思ったので、これで完成です。



シルバーの羽はこのような仕上がりに・・・・


若干羽はヒケもあったので、事前にヤスっておきました。

シルバーを吹くと、そういうヒケも目立つので表面処理をおこなっておけば、仕上がりはしっとりした表面になってくれると思います。




シルバーの脚を組んでみました。

一部パーツはゴールドで塗っておくことでワンポイントになるかなぁ~と・・・・

シルバー一色も単調かなぁ、とアレンジしてみました。

マスキング無しで変化がつけられれば、と試験的な試みです。

そういえば、ヒール部分も合わせ目が出る上に、シルバーパーツなので合わせ目はしっかり消しておく方が良い部分だと思いました。




次はユリ本体ですが・・・


髪の毛は塗装前の写真のみ・・・

この後、整形色のブロンドカラーがキレイなので、それを活かすべくダークブラウンでシャドー入れ。

今回はシンプルにこれだけで済ませて見ました。




白、グレーパーツ群です。

こちらの写真も塗装前であまり意味は無いのですが・・・・

白=グランプリホワイト

グレー=灰色9号

です。

特に、グレーの灰色9号は成型色とほぼ同じでした。

グランプリホワイトはツヤがあるので、後でツヤは整えます。

灰色9号は服のシャドー入れ、スカートの裏にも使用しましたが、便利な色です。




肌色パーツは合わせ目を消した跡が少し気になるので、いつものラスキウスのホワイトピーチを部分塗装。

その後は、ペールクリアーレッド+ペールクリアーオレンジのブレンドした色でシャドーを入れています。

完全乾燥後は、スムースパールコート、の定番塗装でまとめました。


これで基本塗装はほぼ終わりです。

もう少し部分塗装やデカールワークが残っていますので、次回塗装の後篇となります。









模型・プラモデルランキング