盾の勇者の成り上がり から POP UP PARADE ラフタリアの続きです。
今回は完成品フィギュアということで、レビューのつもりはありませんので、少し手を加えていきます。
と言っても、加工すると大掛かりになりますので、ポイントを絞って次の3点にしたいと思います。
(1)はみ出し箇所などの修正
(2)顔などの仕上げ塗装
(3)台座をジオラマ風へ加工
(1)はみ出し箇所などの修正
写真はリペイント後になってしまっているのですが、胸当ての下にあるヒモの編み上げ模様とその周辺、ベルト部分の2箇所が結構塗装モレとはみ出しが気になりました。
エナメルのサンドイエロー+ブラウンなどで似たような色を作り、筆塗りで修正しています。
また、ヒモ部分はフラットブラックで側面などの塗りモレもリタッチ。
細かな箇所ですが、安価な完成品やプライズ物はこういったところが塗りが不十分ですので、リタッチで完成度アップを目指します。
他に、個体差だと思いますが、金色の塗料が服の赤い部分に点となって付いていたり、首元のリボンの色がかすれていたり、と言う部分もワインレッドのような色を作ってリタッチしました。
こちらは、ちなみにラッカー塗料で筆塗りしました。
マルーン+艦底色+灰色9号+白+サンドイエロー、を様子を見ながら混ぜて近い色を作ってみました。
なお、リタッチ後はツヤの調整もありますので、全体にプレミアムトップコートつや消しを吹いています。
ついでに気になった剣です。
こんな感じでヤスリで平坦に削っています。
塗装がはげましたので、GSIクレオスのスーパーチタン2で塗り直しました。
金色部分は剣をマスキングして、9番ゴールドでこちらも塗り直しておきました。
(2)顔などの仕上げ塗装
こちらは素の状態です。
顔が似ていない、という人もいるようですが、気になったのは眼の窪みがちょっと目立つ、口元が線、凹凸が感じられない(素材の影響ですが・・)というところです。
本来はエアブラシ塗装で凹凸というか陰影を入れたいのですが、PVC完成品をばらすのは手間なので今回そこまでは行わないことにしました。
まず、瞳はUVジェルクリアRを盛り付けて、いつものガレージキット仕上げと同じ処理をしました。
口元は、エナメルのクリアー+クリアーレッド+クリアーオレンジで口紅色を作り、筆で下唇だけにほんのりと唇を描き込みました。
あまりくっきり入れるとたらこ唇のようになったり、印象が変わり過ぎますので、パッと見で分からない程度にしました。
次に陰影を入れるために、タミヤのウェザリングマスターGとHを使用
頬に赤みを入れ、顎周りに影を入れたのですが、影は分かりにくいですね。。。
ついでに、髪の毛などにもこのウェアzリングマスターで陰影をかる~~くいれておきました。
(3)台座をジオラマ風へ加工
です。
まず付属の台座n周囲をマスキングテープで囲み、堤防を作ります。
ジオラマ風にするのですが、今回は超お手軽で済ませますので、まずこちらを用意しました。
DIYショップ購入のバークチップ(商品名はコンテナガード S粒)。
土を再現するために、タミヤの情景テクスチャーペイント土 です。
このテクスチャーペイントを塗って地面を作り、バークチップで盛りや平原の落ちている木のようなものを再現してみよう、という想定です。
ラフタリアの足元にマスキングテープで養生して台座に繋げた状態にしておき、その周辺に自然に土があるようにテクスチャーペイントを筆などで塗りたくりました。
それほど厚塗りする必要はないですが、そこそこぼこぼこさせておいた方が、見た目リアルなので、様子を見ながら盛りつけました。
使ったのは100均で買った筆、スプーン、綿棒、爪楊枝。
これらで良い感じの地面を盛りつけしてみました。
なお、今回の台座は最初から梨地加工のようなざらざらした表面だったので、特になにもせずテクスチャーペイントを塗りましたが、もし気になるようならヤスリで荒らして木工ボンドを塗っておけば良いでしょう。
次にバークチップを適当な大きさに砕いて、テクスチャーペイントが乾かないうちに埋め込みました。
この状態で念のため木工ボンドを水で溶き、バークチップをコーティングしつつ、地面との接地部分にも接着しておきました。
乾燥ブースで2時間ほど乾燥させればこんな感じで固まりました!
茶色一色の地面では寂しいので、この状態から、同じくテクスチャーペイントの草、砂、も使って、もうちょっと表情を付けていこうと思います。
このあたりもやり過ぎるとなんだかよく分からなくなりますので、ほどほどに草が生えている、森の地面というイメージで作ってみました。
もう一度乾燥器に放り込んで完成です。
では、次回は完成状態のご紹介となりますので、続く・・・