HGUC 1/144 ムーンガンダム その1 [HG]
珍しく出たばかりのキットを購入し、即組みたててみました。
今後が期待される、”機動戦士 MOON ガンダム”から、1/144のムーンガンダムです。
”機動戦士 MOON ガンダム”とは、アニメでも映画でもなく、月刊雑誌のガンダムエース誌上で連載されている漫画が出自のガンダムです。
ストーリーは、今やお台場のランドマークでもあるユニコーンガンダムの作者福井晴敏さん。
メカデザインはGのレコンギスタで才覚を放った形部一平さん。
漫画は依然にガンダムユニコーンを連載されていた、虎哉孝征さん。
という布陣で、ガンダム正史上でZZ~逆襲のシャアの間を埋めるお話です。
キットは、先週末9/20出荷ということで、まだ出たばかりです。
箱はムーンガンダム初出場回での1シーンですが、カラーの分だけ漫画よりもミステリアスな雰囲気を醸し出しています。
ちなみに、非常に分厚い箱で、HGUC21番目の初代ガンダム(標準的な大きさの箱)と比較すると、1.4倍程度も。
お値段もHGUCシリーズにしては破格とも思える、¥3,000という設定で、強気なのかそれだけの仕様なのか、高め設定に思えます。
もっとも、RGガンダムが発表された10年前も、1/144で¥2,500は売れるのか?
という意見も多く出ていましたが、結果は今やスタンダードな価格となっている状況です。
そう考えると、¥3,000というキットも今後は標準的になるのかもしれません。
物価の上昇もありますが
お値段に見合ったランナーぎっしり具合の一部です。
色分けも、この写真は白パーツ1枚を入れ忘れていましたが、色だけで11種類もの色分けです。
白いパーツもグレーと白の2色による色分けが、あらかじめされていることで、RGシリーズのような雰囲気があります。
印象的な箇所は、やはり背中の半月上の赤いサイコプレートです。
8個のサイコプレートをひたすら作らなければならないという、ある意味苦行
でも、同じパーツではなく、キチンと説明書を見なければ組みあがらないというなかなか作りごたえのある構成です。
私は、説明書の順番を無視して、サイコプレートから組み立てました。
モチベーションの高いうちに、面倒なパーツを組んでしまおう、という魂胆です
ちなみに背中はこう。
赤いパーツの裏は白く、サイコプレートをバラして腕にシールドのように付けることも可能です。
見ての通り、非常に大きく、アシンメトリーなデザインのため、写真のように支えなしで自立することはほぼ不可能です。
写真は背景に微妙に寄りかかってあることから、自立しているように見えるだけです
サイコプレートを外して、素のムーンガンダムです。
やや太めのデザインが新しいです。
デザイン上、サザビーの原型という設定から、ビームライフルはほぼサザビー、それ以外のパーツもサザビーを彷彿とさせます。
スネパーツ周りのデザインの複雑さは、組み立てていても、まるでRGシリーズかのようでした。
背面です。
後ろスカートがガンダムとは思えないデザインです。
頭部をガンダムタイプにしているだけで、それ以外はバルギルという機体である、という設定から、まず間違いなくバルギルも発売されるでしょうね。
全身で合わせ目が出るのは頭部くらいで、それ以外は見事なパーツ分割です。
また、色分けもほぼ完ぺき。
ちなみに、サイコプレートは半分に折り畳めば、このような形にもなります。
今後、漫画の中でどのような使われ方をするのか楽しみです。
少しアクションポーズを。
キットは大きなお月さまを背負っていることから、最初からベースが付属していますので、こういったポーズの展示も良いかもしれません。
非常にできの良いキットです。
カッコイイので、丁寧に、でもサクッと作っていきたいと思います。
【完成】1/7 病院阪黒猫 きみとぼくの壊れた世界 その6 [西尾維新]
西尾維新さんの小説である、世界シリーズ”きみとぼくの壊れた世界”から、病院坂黒猫の1/7キットが完成しました
早かったような、思ったより時間が掛かったような・・・
何箇所か最後の最後に反省も出てしまいましたが
ともかく、一旦はこれで良しとし、完成記事としてアップします。
正面です。
両脚に真鍮線でベースと接続していますので、かなり安定しています。
視線はやや左前方ですので、視線にあわせて上半身のアップ。
胸の名前は手間が掛かりましたが、キチンと書いて良い味が出ていると思います。
左腕がやや後ろ向きになってしまっていますが、実際には真横あたりにくるのが正解のようです。
ここは固定していないので飾るときには直しますが、写真が失敗しています
これはこれで良いので、そのままにしました
視線に合わせた全身。
グルりと一周を写します。
ストッキングと運動靴の塗り分けが思いのほかシビアでした。
色の落差が大きいので、もう少しスジ彫りを深く掘りなおせば良かったと反省。
写真だとあまり分からないですが(分からないように写していますが)髪の毛が前後で挟みこむタイプで、その接合部分が左手の位置と干渉し、隙間が目立ってしまいました。
ここも事前のすり合わせが不十分だった影響で、反省です。
また、最後に無理やり瞬間接着剤を流しこんだところ、少しはみ出て、拭き取った箇所が白化して泣きそうでした
真後ろです。
ブルマと脚の接合は合いが良いキットだったこともあり、隙間なくキレイにできました
ここって案外気になるポイントですので、ぴったりくっつくと嬉しくなります。
斜め後ろ。
真横から。
やや後ろに反っているポーズですが、正面からの堂々としてポージングが黒猫さんらしいです。
この角度はわざわざ見る角度ではありませんね
一応、写真として一周を写しました。
決めポーズ的にややあおりで。
ただ、左袖部分に髪の毛が干渉した際に、色が少しこすれて付いてしまっています・・・
下手に直すと悪化しそうで放置。
ここも失敗で、反省しています
もう少しあおってみると・・・脚が長いです!
胸が強調されて黒猫さんのアイデンティティが表現されているかと思います。
ややあおり気味のアップです。
唇はエナメルの白+クリアーレッド+オレンジで、肌色に近いピンクを作ってほんのり乗せてみましたが、ややくどいような適切なような・・・
高校生でお化粧もしていないようなキャラなので、いっそ塗らなかった方が良かったのかも
と、ここも反省の一つです。
過去作製したキットでは、ブログ記事の一番最初のサクラ大戦の真宮寺サクラも口紅が濃すぎた、と後で反省しています。
女の子キャラの唇の塗装は加減と色味が難しいです。
最後に上から。
黒猫さんくらいのキャラだと、こういった角度からの顔の方が可愛らしいのかもしれませんね。
以上、イベント限定キットだったので、完成事例も少ないと思いましたので、完成できて良かったです。
こういったキットがまだまだあるので、頑張って作って完成品をアップできればと思います。
プラモデルは完成見本がパッケージにもあるので、完成状態が残っていますが、イベントキットなどはインターネット上でも簡単には完成写真が無いものが多いように思います。
そういったキットの完成体を見たいので、手持ちのガレージキットは優先的に作っていっています。
さて、次は何が完成に辿りつけるでしょうか???
仕掛キットの山を順番に崩しつつ、積みプラの山も崩していきたいです。
1/7 病院阪黒猫 きみとぼくの壊れた世界 その5 [西尾維新]
出張などで模型をいじる時間が持てていませんでした。
ようやく週末になったので黒猫さんの続きを進めます。
前回までは、体操服のゼッケン部分で名前を書く白地の布部分をマスキングしたところで、終わっていましたので、塗装を行いました。
体側服の白とは違い、布を貼ってある、ということだと思いますので、白は白でも色味を変化させています。
体操服部分は、水色下地のホワイト100%でしたが、この布地は、紫が良い感じで下地になっているので、グランプリホワイトで塗装です。
グランプリホワイトは、ホワイトと比較し気持ちグレー味のある白です。
で、塗装した後、若干のリタッチをして・・・問題の「病院阪」の名前を書きました。
まずは面相筆で習字をするように書いてみましたが、なんだか違う・・・
ということで、一度は書きましたがエナメルシンナーで全て消してリトライ。
その結果がコチラ。
小説の表紙、挿絵(”たんてい編”の冒頭のP122のイラスト)を参考にしてみました。
黒猫さんが自分で書いた文字、なのかどうなのか。
そういったイメージで”書く”のではなく”描く”という方向で名前入れをしてみました。
トライ&エラーでこの文字3文字書くだけで1時間半ほど掛かってます
さて、胴体は一応の決着が付いたものの最後に肝心要のアイペイントが残っています。
まず、顔のベースはこれ。
ベースホワイト→白目をマスクして残して肌色→マスキングを取った
という状態です。
まず自分として作業しやすい右目のまつ毛な輪郭を描きました。
右利きなので、右目の方が描きやすい気がします。
イラストやネット上の他の方が仕上げられた画像を参考にやや太めに輪郭を描いています。
右目を基準に左目と瞼のシワをエナメルのフラットブラックで。
目らしくなりつつあります。
後でも良かったのですが、眉毛もこのタイミングで描きました。
エナメルのブルー+フラットブラックを7:3くらいで混色したものを使っています。
色が髪の毛に近くなるようにしています。
さて、ここが重要なポイントで目線を決めます。
黒目の輪郭をエナメルブラックで描きます。
大きな目ですね。
小説の表紙イラストを参考に・・・クリアーレッドのみで重ね方で若干濃淡を付けています。
クリアーレッドを筆塗りですので、ムラもありますが、こんなところでしょう。
ちなみに、ここまでのアイペイントのそれぞれの写真の撮影時点で缶スプレーのラッカー系光沢クリアーをサッと吹いてセーブ(保護)しています。
次の瞳孔を描くところをここ数日検討していました。
実はこの黒猫さんの黒目の中の瞳孔が普通のキャラとは違い、なぜか十字です。
今まで気にしていませんでしたが、イラストをよ~~~く観察すると、十字です。
筆で塗るにはシャープさや正確さを出すことが難しいと判断し、今回はデカールを使用します。
といっても、十字の瞳孔に入るサイズ(だいたい2.5mm径が必要なサイズ)がありません。
仕方ないので、保有デカールの余りなどを漁ったところ、以前に作製したハセガワバルキリーのデカールの余りに使えそうなものを発見!
黒の数字の1と7です。
直線部分が3mmほどあったので、デザインナイフでそれぞれ2.5mmほどの”1”になるように加工。
この小さなデカールをクロスさせて貼り、十字にしようと思います。
結果がコレです
左目が若干曲がってしまいましたが、このサイズだとほとんど分からないので、良しとしました
ま、模型作りは諦めたところが完成という格言もありますし。
小さい上に古いデカールなので、ピンセット、爪楊枝でそ~~っと瞳において、写真に写っているマークセッターを面相筆で極少量を付けてデカールを定着させています。
十分乾燥の後、再度ラッカーの光沢スプレーで保護してから、最後に白い反射を描き込んで完成できると思います。
アイペインが終われば、スミ入れを一部行って、唇や爪といった細部の塗装で完成です。
もう一息です!
1/7 病院阪黒猫 きみとぼくの壊れた世界 その4 [西尾維新]
この週末は家の用事で模型作りができていませんでした。
そのため、ブログの更新も止まっていましたが、多少は手を動かしています。
そんな中で優先的に行っていたのは、病院坂黒猫さんの塗装です。
前回までで6割くらいのおおまかな塗装はできていますが、靴下、上履き、上着の塗装が残務でした。
まずは、靴下、上履き、を塗っています。
合わせて、上着の塗装のためにゼッケンのしたに着ている白いシャツの塗装も行うので、袖を腕パーツの肌色部分をマスキングして塗りました。
色レシピとしては、
白のシャツ=水色で影を塗ってから、白で全体塗装
靴下=ジャーマングレー
上履き=ジャーマングレーの影を残しつつ白
ただ、靴底も塗り分けようと思っているので、まだ未完です。
靴下を塗ってから、靴下のグレーをマスキングして上履きを塗っています。
その時に、マスキングは十分行ったつもりが一部漏れがあって、グレー部分に白が・・・
幸い面積は小さいので、ヤスリで削ってグレーを塗り直しを後で行う必要が出てきました。
マスキングはやり過ぎくらいで丁度良いのかもしれません。
次に、上着の白を塗った状態をマスキングします。
全体的に白になっています。
ここへゼッケン(紫)を塗る準備として、影を塗っていきました。
影=パープル+黒で、7:3くらいで黒に近い紫を影を意識して吹いています。
当然バストトップや服のシワの盛り上がり部分などは白を残すようにしています。
次に紫です。
写真だと割と見えないのですが・・・一応濃淡を意識して塗っています。
紫=パープル をそのまま使用。
小説表紙はもう少し赤紫ですが、普通にゼッケンだと割と普通の紫乃方が既製品っぽいので、あえてそのままの紫を塗っています。
十分に紫が乾いてから(一晩放置)、胸の名札部分をガルグレーあたりの明るい白に近い色で塗る予定です。
本日は時間が無いので、マスキングまで。
次は、名札を白っぽい色で塗って、「病院坂」と入れれば完成。
ですが、「病院坂」の文字をどうするのか悩み中です。。。
習字のごとく筆で書く?
それとも、自作デカールを作製?
習字かなぁ・・といったところで、本日終了です。
ツクダホビー うる星やつら 1/12 マジシャンラム その2 [うる星やつら]
うる星やつらのラムちゃんのキット「マジシャンラム」の製作を進めています。
元々うつ星やつらは大好きですので、モチベーションが違います
前回は素組みではなく、いきなりポリパテを盛り付けた写真でしたが、少し胸の形状を改めて、太ももなども大まかにヤスってみたので、一度サーフェイサーを吹きました。
胸は服のディティールを無視して盛り付けていますので、後で服を彫り直します。
ボタンなど、細部も後で作り直しです。
この角度でだいたいパッケージ裏の完成見本と同じです。
並べると、胸の大きさがキットだといささか小さすぎで、パッケージの絵と比較してもボリューム不足です。
全体的に特徴はよく捉えていますが、ここが今ひとつ。
以前に作った飛鳥も胸部は似たような感じでしたが、取って付けたような形状ですので、ここは修正したいところですね。
横から。
胸の形状は大きすぎても小さすぎても、なので、他の出来のいいガレージキットなどを参考にしながら、盛ったり削ったりを繰り返します。
胸を盛り付けると脇の下とのラインを上手く繋げてあげなければ、不自然になってしまいますが、いかんせんこのツクダホビーのキットは謎素材でできているので、そういった加工がめちゃめちゃやりにくいです。
いっそレジンに置換したほうが・・・
後ろから。
背部には影響がありません。
若干太ももを太らせているくらいです。
ここから盛ったり削ったりをまた4~5回くらい繰り返せば、形状が固まるのかもしれませんがまだまだ掛かりそうです。