砂浜ジオラマの作製 [工具]
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今回はキット製作記事では無く、前回記事”アルトリア・ペンドラゴン”用に作った砂浜ジオラマの作り方をまとめます。
あ、ちなみに本日からトレフェスオンライン4ですね。
11:00開場で、お目当てのキットは数秒で売り切れたようで、終了しました。。。。
Twitter見てても、全体的に人気キットは秒殺だったようです。残念。。。
さて、気を取り直して、砂浜の完成状態はこちら。
こんな感じの砂浜を作っていきます!
まずはベースはアッセンブル・ヒロインズ付属のこちら。
シンプルなプラスチック製の白い台座ですね。
キット付属のものは表面がツルツルなので、念のため#240のヤスリで荒らしておきました。
この後木工ボンドなどを使っていきますので、木工ボンドや砂の定着のため、の荒らし作業です。
次に用意したモノをご紹介。
100均(ダイソー)で購入した、クリアーレジン。
様々な色がありますが、クリアーとクリアーブルーを買ってきました。
他にも買って試してみましたが、この2色が南国の海には似合うと思います。
次に必須ではありませんが、100均で良さそうなものを見つけたので使ってみようと思います。
セリアで購入した小さな貝殻の詰め合わせ。
こういうものって見つけた時に買っておくほうがいいですよね。
なので、100均では使えそうなものを目にした時はとりあえず買うようにしています
木工ボンドと白い砂。あとペットボトルに入れた水。
サンシンズカラーサンドの鉛白色の微細粒Cタイプの200gのものを購入。
このカラーサンドにたどりつくまでに、なんとか100均や近場ですぐに入手できるもので、と考えて・・・
・100均の白いカラーサンド
・鉄道模型用のバラスト(ライトグレーなど)
も試しましたが、いずれも南国の白浜というイメージにはなりませんでした・・・・
購入した100均カラーサンドは粒が大きめでキラキラしていまして・・・
使い方によっては面白い展示ベースなんかができるんじゃないか、と思います。
いずれ、別の用途で使ってみたいと思います。
次に、鉄道模型用のバラストは粒子が大きめということと、やや暗めのものしかありませんでした。
(たまたま見つけたものがそうだっただけで、使えるバラストもあるのかな?)
南国というよりも日本にの砂浜、というような・・・ちょっと違うかなぁ・・・と
ちなみに、バラストで作った砂浜テストはこちら。
海というよりも砂漠には合いそうですね。
これはこれで砂漠ジオラマには十分使えそうです。
他に揃えた部材としては、近所の文房具店で買ってきたアクリルガッシュ、ジェルメディウムです。
あとは、水、食器洗い用の中性洗剤、ですね。
ここからは作業です。
まずは紙コップ(左下)に木工ボンドをぎゅぎゅ~~っとやや多め(写真のスプーンで7~8杯くらい?)に適当に出し、ほぼ同量の水を入れ、洗剤を適当に数滴投入。
これは洗剤に含まれる界面活性剤により、砂とボンドと水を良い感じに混ぜ合わせてくれるそうです。
おまじないと思って入れましょう。
泡立たない程度にゆっくりと混ぜて、木工ボンド水を作ります。
右上のコップには白い砂が入っています。
砂はベースに一度適当に盛ってみて、分量をおおよそ割り出しました。
砂がかなり細かい(0.03~0.15mm)ので、下に紙を敷いて、マスクを付けて作業した方が安全です。
砂はベースから下敷きの紙にこぼしてから、コップに移し替えれば、適量が測りとれます。
砂と木工ボンド水を混ぜ合わせます。
水が多いので、このように乳白色の水分がコップの上に貯まりますが、この水は木工ボンドなので扱いに注意。
下手にこぼしたりすると、意図しないところが固まりますので・・・
多すぎた水分はティッシュに吸わせて水分量を調整し、とろとろの砂ペーストを作ります。
スプーンで砂をすくって、ベースにべちゃっと投下。
なお、ベースは円錐を途中で切断したような側面なので、ちょっとマスクしにくいのですが、適当な長さに切ったマスキングテープを複数用意して土手を作っておきます。
これをしないと、断面から砂がこぼれおちますし、汚れます。
全体にボンドで溶いた砂を敷き詰め、ついでにこのタイミングで貝殻を埋め込んでおきました。
ボンドが乾くと貝殻も固着してくれるはずです。
また、海面位置はあらかじめイメージしておき、砂浜から海面に向けて坂になるように砂ペーストを塗っていきました。
このベースの場合、アルトリア・ペンドラゴンの足の形に合わせた接続部分がありますので、砂できれいに囲んで足が砂に密着するような盛り付けとしています。
砂ペーストを盛り付けるこのタイミングでそういった調整も行いました。
少しくらい砂が足跡型のはめ込み市に入ってしまっても、綿棒で拭っておけばOKです。
このまま自然乾燥の場合(季節と温度と湿度で変わると思いますが)、24時間程度放置で良いと思います。
今回は急いでいたので、乾燥ブースに放り込んで、2時間チン!
丁度いいくらいの固まり具合になりました。
ここで砂浜の基本は完成したので、次に海を作ります。
予め海になる部分は砂浜より低く砂を盛りましたので、境界線よりも海側にアクリルガッシュの水色とエメラルドグリーンを塗ります。
適当な筆で良いと思いますので、使い捨てくらいのつもりで筆塗りしました。
アクリルガッシュ1:水9、くらいの溶き具合で砂にしみ込ませる様に色を置いていく感じです。
深いところに青、全体はエメラルドグリーンで南国の海っぽくなるようにしました。
塗った状態がこちら。
かき氷みたいですね
アクリルガッシュの乾燥も自然乾燥なら半日ほど待ちたいところですが、やはり急いでいますので、乾燥ブースで1時間ほどチンしました。
色が乾いてから、クリアーレジンをチューブから直接投入!
深いところにクリアーブルー、砂浜との境界部分にクリアー、となるように適当にむにゅっと盛り付け、爪楊枝で砂浜にかぶさる様に、また高さ(海の盛り上がり具合)や2色の混ざり具合が”良い感じ”になるように、ちょんちょんと調整。
このタイミングで気泡もつぶしていきましたが・・・・・
結果的に、乾燥中に砂の中から出てきたであろう空気が気泡になってしまい、そこそこ気泡が入った海になってしまいました
クリアーレジンが硬化した状態です。
気泡が結構ありますが・・・・
この後、波を入れて誤魔化します!
なお、UVクリアーレジンなので、日光にさらしておけば15分程度で完全硬化します。
今回は、夜中に作業していたので、UVライトで無理やり硬化させていました。
しかしながら、なかなかライトだけでは硬化しきらないようでしたので、結局翌朝、朝日に当てて硬化させました。
作業する時間も考えた方が良いですね
レジンが硬化したので、マスキングテープはもう不要!
剥がしてみると、砂もレジンも良い感じに固まってくれていました!
上記写真では波を再現すべく、ジェルメディウム(画材店で売っています)をスプーンで塗っています。
全体に塗るのではなく、海と砂浜の境界線にスプーンの先端でちょんちょんと塗っています。
これは、砂浜に波が掛かっている様子をイメージをしつつ、です。
海面全体に塗ってしまうと、荒い海面になり日本海のようになってしまうかもしれません。
やや調子に乗って盛り過ぎています・・・
この後、綿棒で適宜拭い取り調整しました。
なお、海面全体に塗ると南国の海というよりも、日本海などになるかもしれません。。。
盛りつけ具合は、緩急を付けた方が良いと思います。
次に、砂に近い部分が泡立つようにしたいので、ジェルメディウムにアクリルガッシュの白を混ぜて(メディウム:白=9:1くらい?)泡に見えるように、スプーンの先端でちょんちょんと塗布します。
ジェルメディウムと白は完全に混ざらない方が、自然な感じになると思いました。
ただ、元々ジェルメディウムが白いので、なかなか混ざり具合や乾燥後の状態がイメージしにくいかもしれません
事前に実験してみると良いでしょうね。
塗りつけた状態です。
これはまだ乾燥前なので、ちょっと白すぎで日本海の荒波のようですね・・・・
白波にしたジェルメディウムも盛り過ぎてしまいましたので綿棒で拭いました。
スプーンの先端と爪楊枝でちょんちょんと波を描きます。
面白くて、ついついジェルメディウムを多く盛ってしまいますので、ご注意を
ちょっと少ないかな~くらいがちょうど良いのかもしれません。
綿棒で盛り過ぎたジェルメディウムを拭ってから、乾燥ブースで90分ほど乾燥させた状態です。
まだ少し乾ききっていないようでしたが、おおよそこんな感じで完成です!
南国の白い砂浜のジオラマかビネットに見えれば成功ですが、如何でしょうか?
少しの工夫で魅力的な展示ベースを作ることができますので、是非お試しください。
手に入りにくい素材は、白い砂、ジェルメディウムくらいだと思いますが、この2つさえ入手できれば簡単に作ることができます!
では、以上、砂浜ジオラマの作り方、でした。
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UVレジンは色の数が豊富になってきて色々使えそうな場面が増えましたね
飛行機の翼の翼端灯に青と赤が使えやしないかと買ってきています。
by 青い森のヨッチン (2021-08-07 22:39)
飛行機の尾翼灯だと、UVレジンの点付けか少しずつ太らせる、などなかなか繊細なコントロールが必要そうですが、ハマるとキレイに出来そうですね。固めてからカットする,も有りかもしれませんね。
by lanch (2021-09-10 18:57)